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特許拒絶査定不服審判

2023-017100

折り畳み可能な表示装置

審判番号
2023-017100
法域
特許
審判種別
拒絶査定不服審判(拒絶査定不服の審決)
出願番号
特願2021-514576
請求日
2023年10月10日
審決日
2025年01月29日
公報発行日
2025年07月25日
結論
請求不成立
当事者
  • 【請求人】武漢華星光電半導体顕示技術有限公司
  • 【請求人代理人】弁理士法人IP-FOCUS
審判長/審判官
  • 審判長 岡田 吉美
  • 審判官 喜々津 徳胤
  • 審判官 谷垣 圭二
分類
P18 .121-Z (G09F)
条文(本文から自動抽出・参考)
特許法第29条
データ出所
審決公報(XML)

事件の表示

特願2021-514576「折り畳み可能な表示装置」拒絶査定不服審判事件〔令和 3年11月25日国際公開、WO2021/232533、令和 4年 8月22日特許出願公表、特表2022-536882〕について、次のとおり審決する。

結論

結 論 本件審判の請求は、成り立たない。

理由

理 由 第1 手続の経緯 本願は、2020年(令和2年)6月24日を国際出願日とする外国語特許出願であって(パリ条約による優先権主張 令和2年5月19日 中国)、その手続の経緯の概略は、次のとおりである。なお、令和2年5月19日を以下「優先日」という。 令和3年 3月16日 :翻訳文の提出 令和4年 8月31日付け:拒絶理由通知書 同年12月 1日 :意見書、手続補正書の提出 令和5年 1月31日 :拒絶理由通知書(最後) 同年 3月17日 :意見書、手続補正書の提出 同年 6月 9日付け:補正の却下の決定 同日付け:拒絶査定(以下「原査定」という。) (同月13日 :原査定の謄本の送達) 同年10月10日 :審判請求書、手続補正書の提出 第2 本願発明について 1 本願発明の認定 本願の請求項1~13に係る発明は、令和6年10月10日に提出された手続補正書により補正された請求項1~13に記載された事項により特定されるとおりのものであるところ、請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は次の事項により特定されるとおりである。 「【請求項1】 折り畳み可能な表示装置を折り畳み状態及び展開状態にする前枠及び底枠アセンブリを含む折り畳み可能な表示装置であって、 前記前枠と前記底枠アセンブリとの間に設けられる表示パネルと、 前記表示パネルと前記底枠アセンブリとの間に設けられる支持板と、をさらに含み、 前記支持板は、仮想の折り曲げ軸線を含む折り曲げ領域であって複数の開孔が設けられる折り曲げ領域と、前記折り曲げ領域の両側に位置する非折り曲げ領域とを含み、 前記開孔は、前記折り曲げ軸線と重なり合い又は平行する仮想の第1長軸と、前記折り曲げ軸線と垂直する仮想の第1短軸と、を含み、前記第1長軸方向における両側内壁間の距離が前記第1長軸の方向に沿って前記開孔の両端から中間に向かって漸次減少し、 前記支持板には、離間して配列される複数の折り曲げ開口がさらに設けられ、 前記折り曲げ開口は、前記折り曲げ領域の対向する両側境界が前記折り曲げ軸線方向に沿ってそれぞれ前記折り曲げ領域内に延伸するように形成され、 前記折り曲げ開口は、同一列に位置する前記開孔の第1長軸の方向と重なり合う仮想の第2長軸と、前記第2長軸と垂直する仮想の第2短軸と、を含み、前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口の両端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少され、 前記折り曲げ軸線と垂直する方向に沿って、同一側に位置する隣接する前記折り曲げ開口間には、奇数列の前記開孔が間隔を置いて形成され、 前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の距離は、前記折り曲げ領域の境界が前記第2短軸において前記折り曲げ開口に隣接する前記開孔との間の距離よりも小さく、前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の領域には前記開孔が設けられていない、 折り畳み可能な表示装置。」 2 本願発明の分説と参考図 検討の便宜に供するため、本願発明の構成を次に示すとおり、構成Xと構成Aから構成Iまでに分説する。また、参考図として、本願の【図1】~【図4】に符号の名称を追記したものを掲載する。 <本願発明の分説> (構成A) 折り畳み可能な表示装置を折り畳み状態及び展開状態にする前枠及び底枠アセンブリを含む折り畳み可能な表示装置であって、 (構成B) 前記前枠と前記底枠アセンブリとの間に設けられる表示パネルと、 前記表示パネルと前記底枠アセンブリとの間に設けられる支持板と、をさらに含み、 (構成C) 前記支持板は、仮想の折り曲げ軸線を含む折り曲げ領域であって複数の開孔が設けられる折り曲げ領域と、前記折り曲げ領域の両側に位置する非折り曲げ領域とを含み、 (構成D) 前記開孔は、前記折り曲げ軸線と重なり合い又は平行する仮想の第1長軸と、前記折り曲げ軸線と垂直する仮想の第1短軸と、を含み、前記第1長軸方向における両側内壁間の距離が前記第1長軸の方向に沿って前記開孔の両端から中間に向かって漸次減少し、 (構成E) 前記支持板には、離間して配列される複数の折り曲げ開口がさらに設けられ、 (構成F) 前記折り曲げ開口は、前記折り曲げ領域の対向する両側境界が前記折り曲げ軸線方向に沿ってそれぞれ前記折り曲げ領域内に延伸するように形成され、 (構成G) 前記折り曲げ開口は、同一列に位置する前記開孔の第1長軸の方向と重なり合う仮想の第2長軸と、前記第2長軸と垂直する仮想の第2短軸と、を含み、前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口の両端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少され、 (構成H) 前記折り曲げ軸線と垂直する方向に沿って、同一側に位置する隣接する前記折り曲げ開口間には、奇数列の前記開孔が間隔を置いて形成され、 (構成I) 前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の距離は、前記折り曲げ領域の境界が前記第2短軸において前記折り曲げ開口に隣接する前記開孔との間の距離よりも小さく、前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の領域には前記開孔が設けられていない、 (構成X) 折り畳み可能な表示装置。 <参考図> 【図1】(符号の説明を加筆) [図:0001424081000001.jpg] 【図2】(符号の説明を加筆) [図:0001424081000002.jpg] 【図3】(符号の説明を加筆) [図:0001424081000003.jpg] 【図4】(符号の説明を加筆) [図:0001424081000004.jpg] 3 課題・作用効果等に関連する明細書の発明の詳細な説明の記載 本願明細書の発明の詳細な説明及び図面の記載のうち、発明が解決しようとする課題、作用効果、用語の説明及び具体的な開示等に関連する記載の一部を抜粋すると、次の記載がある。なお、下線は合議体による。 「【0001】 本発明は、表示技術分野に関し、特に折り畳み可能な表示装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 表示技術の発展に伴い、表示パネルに対する消費者のニーズはますます多様化し、個性化する。折り畳み可能な表示装置は、折り曲げ可能で携帯に便利であるなどの利点を有し、消費者に人気がある。 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 従来の折り畳み可能な表示装置の繰り返し折り畳みや展開によるうねり(waviness)や折り目の問題を緩和するためには、表示パネルの裏側に、全面的に覆う金属片と表示パネルの非折り曲げ領域のみを覆う支持板とをそれぞれ貼り付ける必要があり、これでは組立の難易度や生産コストが増大するだけでなく、支持板が全面的に覆っていないため、表示パネルの折り曲げ領域に段差が発生し、表示装置の平坦性が低下する。 【0004】 以上により、従来の折り畳み可能な表示装置は、平坦性が悪く、組立が困難であるなどの問題が存在する。したがって、この欠点を改善するために折り畳み可能な表示装置を提供する必要がある。」 「【発明の効果】 【0026】 本開示の実施例によれば、折り畳み可能な表示装置が提供される。支持板の折り曲げ領域に第1長軸方向における両側内壁間の開孔距離が第1長軸方向に沿って開孔の両端から中間に漸次減少する複数の開孔を設けることにより、折り畳み可能な表示装置の折り曲げ過程において、開孔の中間距離が短い部分が引っ張られて広くなりやすく、良好な延伸性能及び変形復元能力を有するため、支持板は、折り曲げ過程における表示パネルの長さの変化に同期して引っ張られて延長及び復元することができ、それにより、支持板と表示パネルとの間の応力及び相対転位量が小さくなり、表示パネルにおける膜層分離のリスクが低減されると同時に、一体化された支持板は、表示装置の平坦性を向上させるために表示パネルの各部分に良好な支持を提供することができるため、表示パネルと前枠及び底枠アセンブリとの組立や組み合わせに便利であり、組立の難易度が低減される。」 「【0034】 図3に示すように、図3は、図2における詳細部分Aを示す概略図である。折り曲げ領域41には、仮想の第1長軸a1と第1短軸b1とを含む複数の開孔43が形成される。折り曲げ軸線410に位置する開孔43の第1長軸a1は、折り曲げ軸線410と重なり合い、他の部分の開孔43の第1長軸a1の方向は、折り曲げ軸線410の方向と平行し、第1短軸b1の方向は、折り曲げ軸線410の方向と垂直する。支持板4における開孔43の正投影図案は、第1長軸a1及び第1短軸b1に対してそれぞれ対称的であってもよい。 【0035】 開孔43は、第1長軸a1の方向における両側壁間の距離が第1長軸a1の方向に沿って、開孔43の両端から中間(すなわち、第1短軸b1が位置する位置)に向かって漸次減少し、図3に示すように、開孔の両端側壁間の距離が大きく、中間の距離が細い「ドッグボーン」形状を形成する。開孔43は、支持板4が折り曲げによって引っ張られる過程において、両側の引張応力の影響を受けて中間の細い部分が引っ張られて広くなるため、支持板4は優れた延伸性能を有することになる。折り畳み可能な表示装置の折り曲げ過程において、支持板4は、表示パネル3の長さの変化に同期して引っ張られて延長することができ、表示パネル3の長さが変化する空間を与え、折り曲げ時の支持板4の応力を分散して小さくすることができ、それにより、表示パネル3に対する押圧応力がそれに応じて低減されるとともに、支持板4と表示パネル3との間の相対ずれ量が小さくなり、支持板4と表示パネル3及び表示パネル3における膜層とが分離するリスクが低減される。」 「【0041】 図4に示すように、図4は、図2における詳細部分Bを示す概略図である。前記支持板4には、離間して配列される複数の折り曲げ開口44がさらに設けられ、前記折り曲げ開口44は、前記折り曲げ領域41の対向する両側境界が前記折り曲げ軸線410方向に沿ってそれぞれ前記折り曲げ領域41内に延伸するように形成される。折り曲げ開口44の開口方向は、開孔43の第1長軸a1の方向と同じ又は逆である。 【0042】 具体的には、前記折り曲げ開口44は、同一列に位置する前記開孔43の第1長軸a1の方向と重なり合う仮想の第2長軸a2と、第2長軸a2と垂直する仮想の第2短軸b2と、を含む。折り曲げ開口44は、第2長軸a2の方向における両側内壁間の距離が第2長軸a2の方向に沿って前記折り曲げ開口44の両端から中間(すなわち、第2短軸箇所)に向かって漸次減少し、すなわち、折り曲げ開口44の前記折り曲げ領域41の境界から離間する一端から前記第2短軸b2箇所まで、折り曲げ開口44の両側内壁間の距離が漸次減少し、前記第2短軸b2箇所から前記折り曲げ開口44の折り曲げ領域41の境界に位置する開口箇所まで、両側内壁の距離が漸次増加することにより、支持板4の延伸性能を向上させ、折り曲げ過程において折り曲げ領域41の両側により表示パネル3に発生する押圧応力を小さくしつつ、折り曲げ過程において支持板4の折り曲げ領域41の両側境界が変形して両側から折り曲げ領域41の内側に凹むように変形することによる内縮量を小さくすることができる。それにより、支持板4の折り曲げ領域41の両側境界における表示パネル3に対する支持効果が向上するとともに、両側の内縮量に起因する折り曲げ領域41の両側境界における対応する表示パネル3が支持板4により支持されないことによる折り目が解消される。 【0043】 さらに、図5(当審注:「図5」は「図4」の誤記であると認められる。)に示すように、前記折り曲げ軸線410と垂直する方向に沿って、折り曲げ領域41の同一側に位置する隣接する前記折り曲げ開口44間には、一列の前記開孔43が間隔を置いて形成され、前記折り曲げ開口44に隣接する一列の開孔において両端に位置する前記開孔43と折り曲げ領域41の両側境界との距離L1は、第2短軸b2と折り曲げ領域41の境界との間の距離L3よりも大きいため、折り曲げ開口44の第2短軸b2から境界開口箇所までの部分の両側に開孔43が設けられておらず、これにより折り曲げ領域41の両側境界における折り曲げ開口44の周囲に開孔43が設けられていない部分の面積が大きくなり、これにより支持板4の折り曲げ領域41の両側境界の強度が大きくなるとともに、支持板4の耐折り曲げ性能が向上し、折り曲げ過程において折り曲げ領域41の両側境界が集中応力により破断する状況の発生が防止される。もちろん、いくつかの実施例において、同一側に位置する隣接する前記折り曲げ開口間には、三列又は五列などの奇数列の前記開孔が間隔を置いて形成されてもよく、同様に良好な耐折り曲げ性能が得られるが、ここでは限定されない。」 第3 原査定の拒絶の理由 原査定における本願発明についての拒絶の理由(進歩性の欠如)の概要は、次のとおりである。 (進歩性の欠如) 本願発明は、優先日前に発行された下記の引用文献1及び3に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法29条2項の規定により特許を受けることができない。 記 引用文献1:米国特許出願公開第2018/0097197号明細書 引用文献3:特開2020-003794号公報 第4 各引用文献に記載された事項及び引用発明等の認定 1 引用文献1に記載された事項及び引用発明の認定 (1) 引用文献1の記載事項 原査定の拒絶の理由において引用された優先日前に発行された文献である米国特許出願公開第2018/0097197号明細書(以下「引用文献1」という。)には、次の事項が記載されている。括弧内に示す日本語訳は合議体において作成した。また、下線は合議体が付したものであり、後記(3)における引用発明の認定に直接用いる記載を示す。 ア Claim 1 「1. A flexible display device having a first region, a second region, and a third region defined between the first region and the second region and bendable with respect to a center axis extending along a first direction on the third region, comprising: a flexible display panel; and a back cover disposed on a non-displaying side of the flexible display panel and having a plurality of opening patterns provided in the third region, wherein the plurality of opening patterns include: a plurality of first opening patterns arranged in odd-numbered columns along the first direction; and a plurality of second opening patterns arranged in even-numbered columns along the first direction, wherein each of the opening patterns includes: a first portion having a width becoming smaller in a second direction as the first portion progresses along the first direction and the second direction vertically intersecting the first direction; and a second portion extending from the first portion and having a width becoming greater in the second direction as the second portion progresses along the first direction, wherein the first portion of the first opening patterns adjacent to the second portion of the second opening patterns along the second direction, and wherein the second portion of the first opening patterns arranged in the odd-numbered columns adjacent to the first portion of the second opening patterns.」 ([請求項1] 第1領域、第2領域及び前記第1領域と前記第2領域の間に定義される第3領域を有し、前記第3領域上で第1方向に沿って延びる中心軸に対して折り曲げ可能なフレキシブル表示装置であって、 フレキシブル表示パネルと、 前記フレキシブル表示パネルの非表示面側に配置され、前記第3領域に設けられた複数の開口パターンを有するバックカバーとを含み、 前記複数の開口パターンは、 前記第1方向に沿って奇数番目の列に配列された複数の第1開口パターンと 前記第1方向に沿って偶数番目の列に配列された複数の第2開口パターンを含み、 前記各開口パターンは、 前記第1方向に沿って進むにつれて、前記第1方向と垂直に交差する第2方向における幅が小さくなる第1部分と、 前記第1部分から延在し、前記第1方向に沿って進むにつれて前記第2方向の幅が大きくなる第2部分を含み、 前記第1開口パターンの前記第1部分は、前記第2方向に沿って前記第2開口パターンの前記第2部分と隣接し、 前記奇数番目の列に配置された前記第1開口パターンの前記第2部分は、前記第2開口パターンの前記第1部分に隣接する、 フレキシブル表示装置。) イ BACKGROUND 「 BACKGROUND Field of the Disclosure [0002] The present disclosure relates to a display device, and more particularly to a flexible display device. ( 背景 本開示の属する技術分野 [0002] 本開示は、表示装置に関し、より詳細にはフレキシブル表示装置に関する。) Description of the Background …(中略)… [0006] Recently, a flexible display device has been commercialized. The flexible display device can reproduce input images on a screen of a display panel on which a plastic OLED is formed. The plastic OLED is formed on a flexible plastic substrate. The flexible display device can be implemented in various designs, and has advantages in portability and durability. The flexible display device can be implemented in various forms such as a bendable display device, a foldable display device, and a rollable display device. Such a flexible display device can be applied not only to a mobile device such as a smart phone and a tablet PC but also to a television (TV), an automobile display, and a wearable device, and the application field thereof is expanding. ( 背景の説明 …(中略)… [0006] 近年、フレキシブル表示装置が商品化されている。フレキシブル表示装置は、プラスチックOLEDが形成された表示パネルの画面に入力映像を再生することができる。プラスチックOLEDは、可撓性プラスチック基板上に形成される。フレキシブル表示装置は、多様なデザインで具現することができ、携帯性及び耐久性に優れている。フレキシブル表示装置は、折り曲げ可能な(bendable)表示装置、折り畳み可能な(foldable)表示装置、丸めることが可能な(rollable)表示装置などの様々な形態で実現することができる。このようなフレキシブル表示装置は、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル機器だけでなく、テレビ(TV)、自動車用表示器、ウェアラブルデバイスなどにも適用することができ、その応用分野が拡大している。) 「[0007] A flexible display panel of the flexible display device can be bent or unbent as needed. In order to facilitate the bending or unbending operation and to provide design aesthetics, the flexible display panel preferably has a thin thickness and low self-weight. However, as the flexible display panel becomes thinner and lighter, physical durability is inevitably lowered. Accordingly, the flexible display panel can be easily damaged by an external force provided, which lowers reliability of a product and stability of a product. Therefore, efforts are needed to improve it.」 ([0007] フレキシブル表示装置の可撓性を有する表示パネルは、必要に応じて曲げたり、伸ばしたりすることができる。フレキシブル表示パネルは、曲げたり伸ばしたりする操作を容易にし、デザインの美しさを提供するために、薄い厚さ及び低い自重を有することが好ましい。しかし、フレキシブル表示パネルの薄型化及び軽量化に伴い、物理的耐久性が低下するという問題がある。こうして、フレキシブル表示パネルは外力によって容易に破損され得るものとなり、製品の信頼性及び製品の安定性を低下させる。したがって、それを向上するための努力が必要である。) ウ SUMMARY 「 SUMMARY [0008] Accordingly, the present disclosure is to provide a flexible display device having a back cover for supporting a flexible display panel, thereby improving physical durability of the flexible display panel.」 ([0008] 本開示は、フレキシブル表示パネルを支持するバックカバーを備え、これによりフレキシブル表示パネルの物理的耐久性を向上するフレキシブル表示装置を提供する。) エ 段落[0038]~[0040]、[FIG. 4] 「[0038] FIGS. 4A to 4C are views illustrating examples of use of a flexible display device according to an aspect of the disclosure.」 ([0038] 図4Aから図4Cは、本開示の一態様によるフレキシブル表示装置の使用例を示す図である。) 「[FIG. 4] [図:0001424081000005.jpg] 」 「[0039] Referring to FIG. 4, a flexible display panel 100 includes a display area in which an input image is implemented. A user can recognize information output from the flexible display panel 100 through the display area. A front surface of the flexible display panel 100 refers to one surface of the flexible display panel 100 in which the display area is defined. Conversely, a back surface of the flexible display panel 100 refers to one surface of the flexible display panel 100 in a direction opposite to the front surface thereof, in which the user can not recognize the display area. ([0039] 図4を参照すると、フレキシブル表示パネル100は、入力映像が現される表示領域を含む。使用者は、表示領域を介してフレキシブル表示パネル100から出力される情報を認識することができる。フレキシブル表示パネル100の前面とは、表示領域が定義されたフレキシブル表示パネル100の一つの面を意味する。一方、フレキシブル表示パネル100の背面とは、フレキシブル表示パネル100の前面と反対側のユーザーが表示領域を認識できない面を意味する。) [0040] The flexible display panel 100 may be bent. That is, the flexible display panel 100 may be easily and repeatedly subjected to bending (or folding, rolling, winding) operations or unbending (or unfolding, unrolling, unwinding) operations by being given a predetermined flexibility. The flexible display panel 100 may be bent (inner bending) in a front surface direction of the flexible display panel 100 and may be bent (outer bending) in a back surface direction of the flexible display panel 100. Hereinafter, for convenience of explanation, an instance of that the flexible display panel 100 is bent in the back surface direction will be described as an example, unless otherwise specified.」 ([0040] フレキシブル表示パネル100は曲げられ得る。すなわち、フレキシブル表示パネル100は、所定の柔軟性を付与されることによって、折り曲げる(又は、折り畳む、丸める、巻き上げる)動作又は伸ばす(又は、折り畳みを解除する、丸めることを解除する、巻き戻す)動作を容易に繰り返し行うことができる。フレキシブル表示パネル100は、フレキシブル表示パネル100の前面方向に折り曲げられても(内側折り曲げ)、フレキシブル表示パネル100の背面方向に折り曲げられても(外側折り曲げ)よい。以下では、説明の便宜上、特に言及しない限り、フレキシブル表示パネル100が背面方向に折り曲げられた場合を例に挙げて説明する。) オ 段落[0041]~[0044]、[FIG. 5] 「[0041] FIGS. 5A to 9 are views illustrating a structure of a flexible display device according to an aspect of the disclosure. ([0041] 図5A~図9は、本開示の一態様によるフレキシブル表示装置の構造を示す図である。) [0042] Referring to FIGS. 5A and 5B, the flexible display device according to an aspect of the disclosure includes a flexible display panel 100 and a back cover 200 provided on a back surface of the flexible display panel 100.」 ([0042] 図5A及び図5Bを参照すると、本開示の一態様によるフレキシブル表示装置は、フレキシブル表示パネル100とフレキシブル表示パネル100の背面に設けられたバックカバー200を含む。) 「[FIG. 5] [図:0001424081000006.jpg] 」 「[0043] The flexible display panel 100 may be bent or unbent to maintain a first state and a second state. The first state may refer to the unbent state (or flat state) of the flexible display panel 100. The second state may refer to the bent state of the flexible display panel 100. For a state change from the first state to the second state, the flexible display panel 100 may be bent with respect to a virtual center axis CX extending along a first direction (for example, a y-axis direction). The virtual center axis CX may be a center of rotation. The first direction may be defined as a width direction of the flexible display panel 100. A second direction (for example, an x-axis direction) may be defined as a longitudinal direction of the flexible display panel 100. A third direction (for example, a z-axis direction) may be defined as a thickness direction of the flexible display panel 100. ([0043] フレキシブル表示パネル100は、第1状態及び第2状態を維持するために曲げられたり伸ばされたりする。第1状態は、フレキシブル表示パネル100が伸ばされた状態(又は平面状態)を意味する。第2状態は、フレキシブル表示パネル100が曲げられた状態を意味する。第1状態から第2状態への状態変化のために、フレキシブル表示パネル100は、第1方向(例えばy軸方向)に沿って延びる仮想の中心軸CXに対して折り曲げられる。仮想中心軸CXは、回転中心であってもよい。第1方向は、フレキシブル表示パネル100の幅方向と定義され得る。第2方向(例えばx軸方向)は、フレキシブル表示パネル100の長手方向と定義され得る。第3方向(例えばz軸方向)は、フレキシブル表示パネル100の厚さ方向と定義され得る。) [0044] The state change of the flexible display panel 100 may be caused by a physical external force directly provided by a user. For example, the user can grasp one end of the flexible display panel 100 and apply force to the flexible display panel 100 to implement the state change of the flexible display panel 100. Alternatively, the state change of the flexible display panel 100 may be controlled through a controller in response to a predetermined specific signal. That is, the state change of the flexible display panel 100 can be controlled by a selected driving device, a selected driving circuit, and the like.」 ([0044] フレキシブル表示パネル100の状態変化は、ユーザーから直接的に提供される物理的な外力によって引き起こされ得る。例えば、ユーザーは、フレキシブル表示パネル100の一端を把持してフレキシブル表示パネル100に力を加えることで、フレキシブル表示パネル100の状態変化を実現することができる。又は、所定の特定信号に応答して制御部を介してフレキシブル表示パネル100の状態変化を制御することができる。すなわち、選択された駆動素子及び駆動回路等によって、フレキシブル表示パネル100の状態変化を制御することができる。) カ 段落[0049]~[0054] 「[0049] The back cover 200 supports a lower surface of the flexible display panel 100 and reinforces rigidity of the flexible display panel 100. The aspect of the disclosure further improves physical durability of the flexible display panel 100 by further including the back cover 200. The back cover 200 may include a lightweight and high-strength material. For example, the back cover 200 may be formed of one of glass fiber reinforced plastics (GFRP), carbon fiber reinforced plastics (CFRP), aluminum, or plastic. However, the aspect of the disclosure is not limited thereto. Size and shape of the back cover 200 can be appropriately selected within a range that does not restrain or restrict a free deformation of the flexible display panel 100. ([0049] バックカバー200は、フレキシブル表示パネル100の下面を支持し、フレキシブル表示パネル100の剛性を補強する。本開示のこの態様は、バックカバー200を更に含むことによってフレキシブル表示パネル100の物理的耐久性を更に向上する。バックカバー200は、軽量で高強度の材料を含むことができる。例えば、バックカバー200は、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、アルミニウム又はプラスチックのうちいずれか一つで形成され得る。しかし、本開示の態様はそれらに限定されない。バックカバー200の大きさ及び形状は、フレキシブル表示パネル100の自由な変形を抑制又は制限しない範囲内で適切に選択することができる。) [0050] The back cover 200 is fixed to the back surface of the flexible display panel 100. That is, the back cover 200 and the flexible display panel 100 are fixed so that mutual movement is restrained and restricted. The back cover 200 may have a planar shape and an area corresponding to the flexible display panel 100. The planar shape and area of the back cover 200 can be selected within a range that does not restrain or restrict the free deformation of the flexible display panel 100. ([0050] バックカバー200は、フレキシブル表示パネル100の背面に固定される。すなわち、バックカバー200とフレキシブル表示パネル100は固定され、相互の動きが抑制・制限される。バックカバー200は、フレキシブル表示パネル100に対応する平面形状及び面積を有し得る。バックカバー200の平面形状及び面積は、フレキシブル表示パネル100の自由変形を抑制又は制限しない範囲内で選択することができる。) [0051] The flexible display device according to an aspect of the disclosure includes a first region R1, a second region R2, and a third region R3. The first region R1 and the second region R2 are regions in which the flexible display panel 100 and the back cover 200 remain flat regardless of the state change. The third region R3 may be defined between the first region R1 and the second region R2. The third region R3 is a region in which the flexible display panel 100 and the back cover 200 are bent or unbent in response to the state change. The flexible display panel 100 and the back cover 200 of the third region R3 maintain a flat state in the first state and a bent state in the second state. The third region R3 of the flexible display panel 100 is supported by the back cover 200 so that it can maintain a constant curvature in the second state. ([0051] 本開示の一態様によるフレキシブル表示装置は、第1領域R1、第2領域R2及び第3領域R3を含む。第1領域R1及び第2領域R2は、状態が変化してもフレキシブル表示パネル100及びバックカバー200が平坦に維持される領域である。第3領域R3は、第1領域R1と第2領域R2の間に定義され得る。第3領域R3は、フレキシブル表示パネル100及びバックカバー200が状態の変化に応じて曲げられたり伸ばされたりする領域である。第3領域R3のフレキシブル表示パネル100及びバックカバー200は、第1状態では平らな状態を維持し、第2状態では曲げられた状態を維持する。フレキシブル表示パネル100の第3領域R3は、バックカバー200によって支持され、第2状態で一定の曲率を維持する。) …(中略)… [0054] The third region R3 of the back cover 200 may be deformed due to concentration of stress when the state of the flexible display panel 100 is changed. In order to solve this problem, it is possible to consider a method including a material having high rigidity, but in this instance, it is difficult to secure flexibility. Accordingly, in order to reduce the stress provided to the third region R3 of the back cover 200 when the state of the flexible display panel 100 is changed, the aspect of the disclosure forms an opening pattern OP having a predetermined opening area in the third region R3. Of course, although a thickness of the back cover 200 can be reduced to reduce the stress, in this instance, it is difficult to maintain smoothness (or flatness) of the flexible display panel 100 in the first state, and it is difficult to secure a required predetermined rigidity.」 ([0054] バックカバー200の第3領域R3は、フレキシブル表示パネル100の状態変化するとき、応力の集中によって変形され得る。この問題を解決するために、剛性の高い材料を用いる方法が考えられるが、この場合、柔軟性を確保することが困難である。したがって、本開示の態様は、フレキシブル表示パネル100の状態が変化するとき、バックカバー200の第3領域R3に加えられる応力を減少させるために、第3領域R3に所定の開口面積を有する開口パターンOPを形成する。もちろん、応力を減少させるためにバックカバー200の厚さを薄くすることもできるが、この場合、第1状態でフレキシブル表示パネル100の平滑度(又は平面度)を維持することが難しく、必要な所定の剛性を確保することが難しい。) キ 段落[0055]~[0059]、[FIG. 6]、[FIG. 7] 「[0055] Referring to FIGS. 6 and 7, the third region R3 of the back cover 200 includes a plurality of opening patterns OP. Opening areas of the opening patterns OP can be appropriately selected in consideration of securing a predetermined rigidity for supporting the flexible display panel 100 and a degree of stress that can be concentrated in the third region R3 of the back cover 200. That is, when the opening areas of the opening patterns OP are relatively great, it is difficult to secure the predetermined rigidity for supporting the flexible display panel 100. On the other hand, when the opening areas of the opening patterns OP are relatively small, stress is concentrated on the third region R3 of the back cover 200, plastic deformation or breakage may occur in a connection portion between adjacent opening patterns OP. The aspect of the disclosure discloses an opening pattern OP having a new shape that can effectively reduce the stress that can be concentrated on the third region R3 without widening the opening areas excessively, and its arrangement relationship. ([0055] 図6及び図7を参照すると、バックカバー200の第3領域R3は、複数の開口パターンOPを含む。開口パターンOPの開口面積は、フレキシブル表示パネル100を支持するための所定の剛性を確保すること及びバックカバー200の第3領域R3に集中させることができる応力の程度を考慮して適切に選択することができる。すなわち、開口パターンOPの開口面積が相対的に大きい場合、フレキシブル表示パネル100を支持するための所定の剛性を確保することが難しい。他方、開口パターンOPの開口面積が相対的に小さい場合、バックカバー200の第3領域R3に応力が集中し、隣接した開口パターンOP間の連結部分に塑性変形又は破損が発生し得る。本開示の態様は、開口面積を過度に広げることなく、第3領域R3に集中し得る応力を効果的に低減することができる新たな形状の開口パターンOP及びその配置関係を開示する。) [0056] The opening pattern OP includes a first portion P1 and a second portion P2 extending along the first direction. As the first portion P1 progresses along the first direction, a width in the second direction becomes smaller. As shown in the figure, the width of the first portion P1 may vary non-linearly (or in a curve form) along the first direction. Alternatively, the width of the first portion P1 may vary linearly (or in a straight line form) along the first direction. ([0056] 開口パターンOPは、第1方向に沿って延在する第1部分P1及び第2部分P2を含む。第1部分P1が第1方向に沿って進むにつれて、第2方向の幅が小さくなる。図示されたように、第1部分P1の幅は、第1方向に沿って非線形的に(又は曲線形態で)変化し得る。あるいは、第1部分P1の幅は、第1方向に沿って直線的に(又は直線状に)変化し得る。) [0057] As the second portion P2 progresses along the first direction, a width in the second direction becomes greater. As shown in the figure, the width of the second portion P2 may vary non-linearly (or in a curve form) along the first direction. Alternatively, the width of the second portion P2 may vary linearly (or in a straight line form) along the first direction. ([0057] 第2の部分P2が第1の方向に沿って進むにつれて、第2の方向における幅は大きくなる。図示されたように、第2部分P2の幅は第1方向に沿って非線形に(又は曲線形態で)変化し得る。あるいは、第2部分P2の幅は、第1方向に沿って直線的に(又は直線状に)変化し得る。) [0058] The first portion P1 and the second portion P2 may be implemented such that their widths vary in either non-linear form or linear form. The width of either one of the first portion P1 and the second portion P2 may vary non-linearly and the other may vary linearly. A length of the first portion P1 in the first direction may be equal to or different from a length of the second portion P2 in the first direction. ([0058] 第1部分P1及び第2部分P2は、その幅が非線形又は線形に変化するように具現され得る。第1部分P1及び第2部分P2のいずれか一方の幅が非線形に変化し、他方の幅が線形に変化し得る。第1部分P1の第1方向の長さは、第1方向における第2部分P2の長さと同じであり得るし、異なり得る。) [0059] Since a connecting portion of the first portion P1 and the second portion P2 has a narrower width than the other portions, the opening pattern OP may be referred to as a large mortar shape, a double-headed drum shape, or a sandglass shape. Assuming a virtual first center line CL1 crossing a center of the opening pattern OP along the first direction, a pattern on the left side and a pattern on the right side based on the first center line CL1 may have a line symmetry with respect to the first center line CL1. Assuming a virtual second center line CL2 crossing a center of the opening pattern OP along the second direction, a pattern on the upper side and a pattern on the lower side based on the second center line CL2 may have a line symmetry with respect to the second center line CL2.」 [0059] 第1部分P1と第2部分P2との接続部分は、他の部分よりも狭い幅を有するので、開口パターンOPは、大きなすり鉢状、双頭ドラム状又は砂時計状と呼ばれ得る。開口パターンOPの中心と第1方向に沿って交差する仮想の第1中心線CL1を仮定すると、第1中心線CL1を基準として左側のパターンと右側のパターンは、第1中心線CL1に対して線対称であり得る。開口パターンOPの中心と第2方向に沿って交差する仮想の第2中心線CL2を仮定すると、第2中心線CL2を基準とした上側のパターンと下側のパターンは、第2中心線CL2に対して線対称であり得る。) 「[FIG. 6] [図:0001424081000007.jpg] 」 「[FIG. 7] [図:0001424081000008.jpg] 」 ク 段落[0060]~[0062]、[FIG. 8] 「[0060] Referring further to FIG. 8, the third region R3 of the back cover 200 includes odd-numbered columns in which opening patterns OP are arranged along the first direction and even-numbered columns in which the opening patterns OP are arranged along the first direction. For example, the third region R3 of the back cover 200 includes a first opening pattern OP1 and a second opening pattern OP2 arranged in the odd-numbered columns and spaced a predetermined interval apart along the first direction. The third region R3 of the back cover 200 includes a third opening pattern OP3 and a fourth opening pattern OP4 arranged in the even-numbered columns and spaced a predetermined interval apart along the first direction. The first opening pattern OP1 and the third opening pattern OP3 are spaced a predetermined interval apart along the second direction. The second opening pattern OP2 and the third opening pattern OP3 are spaced a predetermined interval apart along the second direction. The second opening pattern OP2 and the fourth opening pattern OP4 are spaced a predetermined interval apart along the second direction. The first opening pattern OP1, the second opening pattern OP2, the third opening pattern OP3 and the fourth opening pattern OP4 each includes a first portion P1_1, P2_1, P3_1 and P4_1 and a second portion P1_2, P2_2, P3_2 and P4_2. ([0060] 図8を更に参照すると、バックカバー200の第3領域R3は、開口パターンOPが第1方向に沿って配列された奇数番目の列と、開口パターンOPが第1方向に沿って配列された偶数番目の列とを含む。例えば、バックカバー200の第3領域R3は、奇数番目の列に配置され、第1方向に沿って所定間隔離隔された第1開口パターンOP1及び第2開口パターンOP2を含む。バックカバー200の第3領域R3は、偶数番目の列に配置され、第1方向に沿って所定間隔離隔された第3開口パターンOP3及び第4開口パターンOP4を含む。第1開口パターンOP1と第3開口パターンOP3は、第2方向に沿って所定間隔離隔されている。第2開口パターンOP2と第3開口パターンOP3は、第2方向に沿って所定間隔離隔されている。第2開口パターンOP2と第4開口パターンOP4は、第2方向に沿って所定間隔離隔されている。第1開口パターンOP1、第2開口パターンOP2、第3開口パターンOP3及び第4開口パターンOP4は、それぞれ第1部分P1_1、P2_1、P3_1及びP4_1と、第2部分P1_2、P2_2、P3_2及びP4_2を含む。) [0061] The second portion P1_2 of the first opening pattern OP1 is arranged to be adjacent to the first portion P3_1 of the third opening pattern OP3 along the second direction at a predetermined interval. The first portion P2_1 of the second opening pattern OP2 is arranged to be adjacent to the second portion P3_2 of the third opening pattern OP3 along the second direction at a predetermined interval. The second portion P2_2 of the second opening pattern OP2 is arranged to be adjacent to the first portion P4_1 of the fourth opening pattern OP4 along the second direction at a predetermined interval. The first portion P1 and the second portion P2 of the opening patterns OP are arranged alternately along the second direction. ([0061] 第1開口パターンOP1の第2部分P1_2は、第3開口パターンOP3の第1部分P3_1と第2方向に沿って所定間隔で隣接するように配置されている。第2開口パターンOP2の第1部分P2_1は、第3開口パターンOP3の第2部分P3_2と第2方向に沿って所定間隔で隣接するように配置されている。第2開口パターンOP2の第2部分P2_2は、第4開口パターンOP4の第1部分P4_1と第2方向に沿って所定間隔で隣接するように配置されている。開口パターンOPの第1部分P1と第2部分P2は、第2方向に沿って交互に配置されている。) [0062] That is, the first portion P1 of the opening patterns OP located in the odd-numbered column is arranged to be adjacent to the second portion P2 of the opening patterns OP located in the even-numbered column along the second direction. The second portion P2 of the opening patterns OP located in the odd-numbered column is arranged to be adjacent to the first portion P1 of the opening patterns OP located in the even-numbered column along the second direction. Accordingly, when viewed on a plane defined by the first direction and the second direction, the opening patterns OP located in the odd-numbered column and the opening patterns OP located in the even-numbered column may be arranged in a zigzag shape along the second direction.」 ([0062] すなわち、奇数番目の列に位置する開口パターンOPの第1部分P1は、偶数番目の列に位置する開口パターンOPの第2部分P2と第2方向に沿って隣接するように配置されている。奇数番目の列に位置する開口パターンOPの第2部分P2は、偶数番目の列に位置する開口パターンOPの第1部分P1と第2方向に沿って隣接するように配置されている。したがって、第1方向及び第2方向によって定義される平面で見たとき、奇数番目の列に位置する開口パターンOPと偶数番目の列に位置する開口パターンOPは、第2方向に沿ってジグザグ状に配列されている。) 「[FIG. 8] [図:0001424081000009.jpg] 」 ケ 段落[0064]~[0067]、[FIG. 10] 「[0064] FIGS. 10A and 10B are a view illustrating another shape of an opening pattern. ([0064] 図10は、開口パターンの他の形状を示す図である。) [0065] Referring to FIG. 10, an edge of at least one of upper and lower ends of an opening pattern OP may be chamfered to have a curved shape. The upper and lower ends respectively refer to both ends in the first direction when viewed on a plane defined by the first direction and the second direction. ([0065] 図10を参照すると、開口パターンOPの上端及び下端のうち少なくとも一つの端部のエッジは曲面を有するように面取りされ得る。なお、上端及び下端とは、第1方向及び第2方向によって規定される平面で見たときの第1方向における両端をいう。) [0066] Also in this instance, the opening pattern OP includes a first portion P1 and a second portion P2 extending along the first direction. As the first portion P1 progresses along the first direction, a width in the second direction becomes smaller. As shown in the figure, the width of the first portion P1 may vary non-linearly (or in a curve form) along the first direction. Alternatively, the width of the first portion P1 may vary linearly (or in a straight line form) along the first direction. ([0066] この場合も、開口パターンOPは、第1方向に沿って延在する第1部分P1及び第2部分P2を含む。第1部分P1が第1方向に沿って進むにつれて、第2方向の幅が小さくなる。図示されたように、第1部分P1の幅は、第1方向に沿って非線形に(又は曲線形態で)に変化し得る。あるいは、第1部分P1の幅は、第1方向に沿って直線的に(又は直線状に)変化し得る。) [0067] As the second portion P2 progresses along the first direction, a width in the second direction becomes greater. As shown in the figure, the width of the second portion P2 may vary non-linearly (or in a curve form) along the first direction. Alternatively, the width of the second portion P2 may vary linearly (or in a straight line form) along the first direction.」 ([0067] 第2部分P2は、第1方向に沿って進むにつれて、第2方向の幅が大きくなる。図示されたように、第2部分P2の幅は、第1方向に沿って非線形に(又は曲線形態で)変化し得る。あるいは、第2部分P2の幅は、第1方向に沿って直線的に(又は直線状に)変化し得る。) 「[FIG. 10] [図:0001424081000010.jpg] 」 コ 段落[0068]~[0071]、[FIG. 11]、[FIG. 12] 「[0068] FIGS. 11A to 13 are views illustrating an effect of the disclosure through comparative experiments. ([0068] 図11A~図13は、比較実験による本発明の効果を説明する図である。) [0069] FIG. 11A illustrates an opening pattern OPc according to a comparative example 1. The opening pattern OPc according to the comparative example 1 has a constant width. When the flexible display panel 100 changes from the first state to the second state, each of first connection portions LNc1 is under tensile stress. The first connection portion LNc1 refers to a pattern remaining between adjacent opening patterns OPc in the first direction. Therefore, plastic deformation and breakage are likely to occur in the first connection portion LNc1 because stress provided to the third region R3 of the back cover 200 is concentrated on the first connection portion LNc1 depending on a state change. ([0069] 図11Aは、比較例1に係る開口パターンOPcを示している。比較例1による開口パターンOPcは、一定の幅を有する。フレキシブル表示パネル100が第1状態から第2状態に変化するとき、各第1連結部LNc1は引張応力を受ける。第1接続部LNc1は、第1方向において隣り合う開口パターンOPcの間に残るパターンをいう。したがって、バックカバー200の第3領域R3にかかる応力が第1接続部LNc1に状態変化に依存して集中し、第1接続部LNc1に塑性変形や破損が生じやすい。) [0070] FIG. 11B illustrates an opening pattern OP according to an aspect of the present disclosure. The opening pattern OP according to an aspect includes a first portion and a second portion having a variable width. When the flexible display panel changes from the first state to the second state, a first_1 connection portion LN1_1 and a first_2 connection portion LN1_2 connected to both sides of a second connection portion LN2 are shifted in different directions without being in position. At the same time, the second connection portion LN2 is distorted. The second connection portion LN2 refers to a pattern remaining between adjacent opening patterns OP in the second direction. The first_1 connection portion LN1_1 and the first_2 connection portion LN1_2 refer to a pattern remaining between adjacent opening patterns OP in the first direction. Therefore, the aspect of the disclosure can minimize plastic deformation and fracture of the first_1 connection portion LN1_1 and the first_2 connection portion LN1_2 because stress provided to the third region R3 of the back cover 200 is not concentrated on the first_1 and the first_2 connection portion LN1_1 and LN1_2 and can be dispersed to the second connection portion LN2. ([0070] 図11Bは、本開示の一態様による開口パターンOPを示す。一態様による開口パターンOPは、可変幅を有する第1部分及び第2部分を含む。フレキシブル表示パネルが第1状態から第2状態に変化するとき、第2連結部LN2の両側に連結された第1_1連結部LN1_1及び第1_2連結部LN1_2は、所定の位置にあるのでは無く、互いに異なる方向にずらされる。同時に、第2接続部LN2が歪む。第2連結部LN2は、第2方向に隣接した開口パターンOPの間に残るパターンを意味する。第1_1連結部LN1_1及び第1_2連結部LN1_2は、第1方向に隣接した開口パターンOPの間に残るパターンを意味する。したがって、バックカバー200の第3領域R3に加えられる応力が第1_1及び第1_2連結部LN1_1、LN1_2に集中せず、第2連結部LN2に分散されるので、本開示の態様は、第1_1連結部LN1_1及び第1_2連結部LN1_2の塑性変形及び破断を最小化することができる。) [0071] FIG. 12 illustrates simulation results of comparative example 1 and an aspect of the present disclosure which are tested under the same conditions except for shapes of opening patterns OPc and OP. As a result, when a state changes, it was shown seen that stress of 1.49 GPa acts on the third region R3 of the back cover 200 in the comparative example 1, and stress of 0.83 GPa acts on the third region R3 of the back cover 200 in the aspect 1. As shown from the simulation results, the stress acting on the third region R3 of the back cover 200 can be reduced in an aspect of the disclosure.」 ([0071] 図12は、開口パターンOPcとOPの形状以外は同じ条件で試験した比較例1と本開示の一態様のシミュレーション結果を示す図である。その結果、状態が変化すると、比較例1においてはバックカバー200の第3領域R3に1.49 GPaの応力が作用し、態様1においてはバックカバー200の第3領域R3に0.83 GPaの応力が作用することが示された。シミュレーション結果に示されるように、本開示の一態様においては、バックカバー200の第3領域R3に作用する応力を低減することができる。) 「[FIG. 11] [図:0001424081000011.jpg] 」 「[FIG. 12] [図:0001424081000012.jpg] 」 (2) 引用文献1の記載から認定した事項 ア 認定事項1 引用文献1の[0006]に「フレキシブル表示装置は、折り曲げ可能な(bendable)表示装置、折り畳み可能な(foldable)表示装置、丸めることが可能な(rollable)表示装置などの様々な形態で実現することができる。」と記載されているように、「折り畳み可能な(foldable)表示装置」は、「フレキシブル表示装置」の典型であることは技術常識であるから、当業者は、引用文献1の実施態様における「フレキシブル表示装置」として「折り畳み可能な(foldable)表示装置」を認識することができる(以下「認定事項1」という。)。 イ 認定事項2 引用文献1において、「フレキシブル表示パネル100は、第1方向(例えばy軸方向)に沿って延びる仮想の中心軸CXに対して折り曲げられ」([0043])、「第3領域R3は、フレキシブル表示パネル100及びバックカバー200が状態の変化に応じて曲げられたり伸ばされたりする領域であ[る]」こと([0051])を踏まえて、図5、図6に示される「CX」を見ると、「バックカバー200」の「第3領域R3」が、「仮想の中心軸CX」を含むこと(以下「認定事項2」という。)が読み取れる。 ウ 認定事項3 引用文献1において、図10及び11Bに示された態様は、図6~図9に示された態様と、開口パターンOPの形状、すなわち、開口パターンOPの上端及び下端の端部のエッジが曲面を有するように面取りされた点のみが異なるから、図10及び11Bに示された態様については、開口パターンOPの形状を除き、図6~図9に示された態様と同一の技術事項を備えること(以下「認定事項3」という。)が認識できる。 エ 認定事項4 引用文献1の図10及び図11Bから、次の事項(以下「認定事項4」という。)が見て取れる。 偶数番目の列の開口パターンOPのうち、y軸方向の両端部においては、開口パターンOPは略半分となっており、奇数番目の列の開口パターンOPは、両端部で切れている開口パターンは存在しないこと。 [図:0001424081000013.jpg] (3) 引用発明の認定 前記(2)で認定した前記認定事項3の点に留意しつつ、前記(1)で摘記した引用文献1の記載事項及び前記(2)で認定した認定事項1、認定事項2及び認定事項4を総合すると、引用文献1には、図10及び11Bに係る発明として、次の発明(以下「引用発明」という。)が記載されていると認められる。 なお、理解を容易にするため「第1の方向」と当該「第1の方向」と直交する「第2の方向」は、それぞれ「y軸方向」及び「x軸方向」に読み替えている。 <引用発明> 第1領域、第2領域及び前記第1領域と前記第2領域の間に定義される第3領域を有し、前記第3領域上でy軸方向に沿って延びる中心軸に対して折り曲げ可能で折り畳み可能なフレキシブル表示装置であって、 フレキシブル表示パネルと、 前記フレキシブル表示パネルの非表示面側に配置され、前記第3領域に設けられた複数の開口パターンを有するバックカバーとを含み、 前記複数の開口パターンは、 y軸方向に沿って奇数番目の列に配列された複数の第1開口パターンと y軸方向に沿って偶数番目の列に配列された複数の第2開口パターンを含み、 前記各開口パターンは、 y軸方向に沿って進むにつれて、x軸方向における幅が小さくなる第1部分と、 前記第1部分から延在し、y軸方向に沿って進むにつれてx軸方向の幅が大きくなる第2部分を含み、 前記第1開口パターンの前記第1部分は、x軸方向に沿って前記第2開口パターンの前記第2部分と隣接し、 前記奇数番目の列に配置された前記第1開口パターンの前記第2部分は、前記第2開口パターンの前記第1部分に隣接するものであり、([請求項1]、「認定事項1」) フレキシブル表示パネル100と、フレキシブル表示パネル100の背面に設けられたバックカバー200を含み、([0042]) フレキシブル表示パネル100は、第1状態及び第2状態を維持するために曲げられたり伸ばされたりするものであって、第1状態は、フレキシブル表示パネル100が伸ばされた状態(又は平面状態)を意味し、第2状態は、フレキシブル表示パネル100が曲げられた状態を意味し、第1状態から第2状態への状態変化のために、フレキシブル表示パネル100は、フレキシブル表示パネル100の幅方向であるy軸方向に沿って延びる仮想の中心軸CXに対して折り曲げられるものであり、([0043]) 第1領域R1及び第2領域R2は、状態が変化してもフレキシブル表示パネル100及びバックカバー200が平坦に維持される領域であり、([0051]) 第3領域R3は、フレキシブル表示パネル100及びバックカバー200が状態の変化に応じて曲げられたり伸ばされたりする領域であり、([0051]) 第3領域R3は、仮想の中心軸CXを含み、(「認定事項2」) フレキシブル表示パネル100の状態が変化するとき、バックカバー200の第3領域R3に加えられる応力を減少させるために、バックカバー200の第3領域R3に所定の開口面積を有する開口パターンOPを形成したものであり、([0054]) 開口パターンOPは、端部のエッジが曲面を有するように面取りされた、大きなすり鉢状、双頭ドラム状又は砂時計状と呼ばれ得る図10Bの形状となっており、([0065]、[0059]、図10B) 開口パターンOPは、y軸方向に沿って延在する第1部分P1及び第2部分P2を含み、 第1部分P1はy軸方向に沿って進むにつれて、x軸方向の幅が小さくなり、([0066]、図10) 第2部分P2はy軸方向に沿って進むにつれて、x軸方向の幅が大きくなるものであり、([0067]、図10) 開口パターンOPは、開口パターンOPの中心とy軸方向に沿って交差する仮想の第1中心線CL1を基準として左側のパターンと右側のパターンは、第1中心線CL1に対して線対称であり、([0059]、図7) 開口パターンOPは、開口パターンOPの中心とx軸方向に沿って交差する仮想の第2中心線CL2を基準とした上側のパターンと下側のパターンは、第2中心線CL2に対して線対称であり、([0059]、図7) バックカバー200の第3領域R3は、開口パターンOPがy軸方向に沿って配列された奇数番目の列と、開口パターンOPがy軸方向に沿って配列された偶数番目の列を含み、([0060]、図8) 奇数番目の列に、y軸方向に沿って所定間隔離隔された第1開口パターンOP1及び第2開口パターンOP2が配置され、偶数番目の列に、y軸方向に沿って所定間隔離隔された第3開口パターンOP3及び第4開口パターンOP4が配置され、([0060]、図8) 奇数番目の列に位置する開口パターンOPの第1部分P1は、偶数番目の列に位置する開口パターンOPの第2部分P2とx軸方向に沿って隣接するように配置されており、([0062]、図8) 偶数番目の列の開口パターンOPのうち、y軸方向の両端部においては、開口パターンOPは略半分となっており、奇数番目の列の開口パターンOPは、両端部で切れている開口パターンは存在しない、(「認定事項4」) 折り畳み可能なフレキシブル表示装置(「認定事項1」)。 [図:0001424081000014.jpg] 2 引用文献3の記載事項及び引用文献3技術事項の認定 (1) 引用文献3の記載事項 原査定の拒絶の理由において引用された優先日前に発行された文献である特開2020-003794号公報(以下「引用文献3」という。)には、次の事項が記載されている。下線は合議体が付したものである。 ア 【請求項1】~【請求項3】 「【請求項1】 表示パネルと、 前記表示パネルの一面に取り付けられ、複数の開口部が配置されたバックカバーとを含み、 前記複数の開口部は、前記表示パネルに重畳し、 前記複数の開口部のそれぞれは、隣り合う行の開口部に対して互いに交互に配置された、表示装置。 【請求項2】 前記バックカバー及び前記表示パネルを収納するハウジング部と、 前記バックカバー及び前記表示パネルを前記ハウジング部の外部または前記ハウジング部の内部に移動させる駆動部とをさらに含み、 前記駆動部は、 前記バックカバー及び前記表示パネルをワインディング(winding)またはアンワインディング(unwinding)させるローラ部と、 前記ローラ部と同期化して、前記バックカバー及び前記表示パネルを上下方向に移動させる昇降部とを含む、請求項1に記載の表示装置。 【請求項3】 前記バックカバーは、 前記バックカバーの上側の第1支持領域と、 前記バックカバーの下側で前記ローラ部と締結する第2支持領域と、 前記第1支持領域と前記第2支持領域との間の延性領域とを含み、 前記複数の開口部は、前記延性領域に配置される、請求項2に記載の表示装置。」 イ 【0001】 「【0001】 本発明は、表示装置に関し、さらに詳しくは、巻取り状態であっても画像表示が可能なローラブル(rollable)表示装置に関する。」 ウ 【0053】 「【0053】 表示パネル120は、使用者に映像を表示するためのパネルである。表示パネル120は、映像を表示する表示素子と、表示素子を駆動する駆動素子と、表示素子及び駆動素子に各種の信号を伝達する配線などを配置できる。表示素子を、表示パネル120の種類によって異なって定義でき、例えば、表示パネル120が有機発光表示パネルの場合、表示素子を、アノード、有機発光層及びカソードを含む有機発光素子とできる。例えば、表示パネル120が液晶表示パネルの場合、表示素子を液晶表示素子とできる。以下では、表示パネル120が有機発光表示パネルであると仮定するが、表示パネル120が有機発光表示パネルに制限されるものではない。また、本発明の一実施例による表示装置100は、ローラブル表示装置であるので、表示パネル120を、ローラ151にワインディングまたはアンワインディング可能なフレキシブル表示パネルで実現できる。 表示パネル120は、表示領域AA及び非表示領域NAを含む。」 エ 【0075】~【0076】 「【0075】 封止基板125上にバックカバー110が配置される。バックカバー110は、表示パネル120の封止基板125に接するように配置され、表示パネル120を保護できる。バックカバー110を、表示パネル120を保護するために、剛性を持つ物質で形成できる。 【0076】 一方、バックカバー110は、複数の開口部111を含む。複数の開口部111をバックカバー110がフレキシビリティを有するように形成できる。複数の開口部111は、柔軟に変形でき、バックカバー110が表示パネル120と共にローラ151をワインディングするか、ローラ151からアンワインディングするようにできる。これに対する具体的な説明は、図7a及び図7bを参照して後述する。」 オ 【0079】~【0080】、【図7】 「【0079】 (前略) 以下では、図7a及び図7bを参照して、バックカバー110についてより詳しく説明する。 <バックカバーの具体的構成> 図7aは、本発明の一実施例による表示装置でバックカバーの平面図である。図7bは、図7aのA領域の拡大図である。 【0080】 図7aを参照すると、バックカバー110は、支持領域PA及び延性領域MAを含む。具体的に、バックカバー110は、バックカバー110の最上端の第1支持領域PA1、バックカバー110の最下端の第2支持領域PA2、第1支持領域PA1と第2支持領域PA2との間の延性領域MAを含む。」 「【図7a】 [図:0001424081000015.jpg] 」 「【図7b】 [図:0001424081000016.jpg] 」 カ 【0084】 「【0084】 バックカバー110の延性領域MAに複数の開口部111が配置される。表示部DPがワインディングまたはアンワインディングされる時、複数の開口部111は、表示部DPに加えられる応力によって変形することができる。具体的に、表示部DPがワインディングまたはアンワインディングされる時、バックカバー110の延性領域MAは、複数の開口部111を収縮または膨脹させることによって変形できる。そして、複数の開口部111が収縮または膨脹することで、バックカバー110の延性領域MA上に配置された表示パネル120のスリップ(slip)現象を最小化しながら、表示パネル120に加えられる応力、つまり、ストレスを最小化できる。」 キ 【0096】~【0097】、【図8b】 「【0096】 <バックカバーの複数の延性領域及び複数の支持領域> 図8aは、本発明の他の実施例による表示装置の表示部の平面図である。図8bは、本発明の他の実施例による表示装置のバックカバーの平面図である。図9a~図9cは、本発明の他の実施例による表示装置の断面図である。図8a~図9cの表示装置は、図1~図7bの表示装置100と比べて、バックカバー810及びローラ851の形状のみが異なるだけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複説明は省略する。また、説明の便宜のために、図9a~図9cでは、ハウジング部HP、ローラ851、フレキシブルフィルム130、印刷回路基板140及びバックカバー810だけを図示した。 【0097】 先ず、図8a及び図8bを参照すると、バックカバー810は、複数の支持領域PA及び複数の延性領域MAを含む。複数の支持領域PAは、複数の開口部111が配置されない領域であり、複数の延性領域MAは、複数の開口部111が配置された領域である。具体的に、バックカバー810の最上端から第1支持領域PA1、第1延性領域MA1、第3支持領域PA3、第2延性領域MA2、第4支持領域PA4、第3延性領域MA3及び第2支持領域PA2が順次に配置される。」 「【図8b】 [図:0001424081000017.jpg] 」 ク 【0103】~【0104】 「【0103】 そこで、第3支持領域PA3に複数の開口部111が形成されていないことで、第3支持領域PA3と表示パネル120間の接着力を向上できる。具体的に、第3支持領域PA3と第2接着層AD2間の接触面積が増えて接着力を向上できる。従って、第3支持領域PA3、第2接着層AD2及び表示パネル120間の接着力が向上されて、表示パネル120と第3支持領域PA3を固定できる。従って、第3支持領域PA3でバックカバー810と表示パネル120間の接着力を向上でき、バックカバー810及び表示パネル120のワインディング時に加わる応力による、バックカバー810と表示パネル120との剥離を最小化できる。 【0104】 さらに、第3支持領域PA3に複数の開口部111を形成しないことで、第3支持領域PA3でバックカバー810の剛性を向上できる。複数の開口部111は、応力に対して柔軟に膨脹及び収縮することができ、バックカバー810のフレキシビリティを向上できる効果がある。但し、第3支持領域PA3には、フレキシビリティ向上のための複数の開口部111を配置せず、第3支持領域PA3は剛性を持つ物質からなるので、他の延性領域MAと比べて高い剛性を持ち得る。従って、剛性が向上した第3支持領域PA3は、表示パネル120を外部の衝撃から保護することができ、表示パネル120を平坦に維持できる。」 ケ 【0132】~【0136】、【図11b】、【図11c】 「【0132】 <バックカバーの複数の開口部の多様な形状> 図11a~図11cは、本発明の多様な実施例による表示装置のバックカバーの平面図である。図11a~図11cのバックカバー1110a、1110b、1110cは、図8a~図9cのバックカバー810と比べて、複数の開口部1111a、1111b、1111cの形状のみが異なるだけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複説明は省略する。 …(中略)… 【0134】 図11bを参照すると、バックカバー1110bの延性領域MAに複数の開口部1111bが配置され、複数の開口部1111bはリボン状を有する。具体的に、複数の開口部1111bの列方向に対する幅は、複数の開口部1111bの両末端から中央に行くほど小さくなる。従って、複数の開口部1111bは、リボンのような形状からなる。」 「【図11b】 [図:0001424081000018.jpg] 」 「【0135】 図11cを参照すると、バックカバー1110cの延性領域MAに複数の開口部1111cが配置され、複数の開口部1111cはダンベル状を有する。具体的に、複数の開口部1111cの列方向に対する幅は、複数の開口部1111cの中心にいくほど小さくなり、複数の開口部1111cの中心から離れるほど大きくなる。この時、列方向で複数の開口部1111cの両側端部の形状は、ラウンド状であってもよい。従って、複数の開口部1111cは、ダンベルのような形状からなる。」 「【図11c】 [図:0001424081000019.jpg] 」 「【0136】 一方、図11a~図11cでは、複数の開口部1111a、1111b、1111cが楕円状、リボン状及びダンベル状であると図示したが、複数の開口部1111a、1111b、1111cは、行方向に対する幅が列方向に対する幅より大きければ、これに制限されない。例えば、複数の開口部1111a、1111b、1111cは、長方形状、菱形状など多様に設計することができる。」 コ 【0144】~【0147】、【図12】 「【0144】 <バックカバーの剛性補強のための補強領域> 図12は、本発明のさらに他の実施例による表示装置のバックカバーの平面図である。図12のバックカバー1210は、図8a~図9cのバックカバー810と比べて、エッジ補強領域ERAが追加されただけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複説明は省略する。 【0145】 図12を参照すると、バックカバー1210は、延性領域MAの左側エッジ及び右側エッジにそれぞれエッジ補強領域ERAが配置される。エッジ補強領域ERAは、延性領域MAと比べて複数の開口部111aの列方向に対する幅が狭い領域であり、エッジ補強領域ERAは、延性領域MAと比べて高い剛性を持つことができる。そこで、バックカバー1210は、エッジ補強領域ERAが配置され、バックカバー1210の左側エッジ及び右側エッジで剛性を向上できる。 【0146】 エッジ補強領域ERAに配置された複数の開口部111aは、延性領域MAに配置された複数の開口部111のうちエッジ補強領域ERAに最も隣接した複数の開口部111から延長して形成される。エッジ補強領域ERAの複数の開口部111aは、延性領域MAの複数の開口部111と比べて列方向に対する幅を小さくできる。そこで、エッジ補強領域ERAにおける開口率は、延性領域MAにおける開口率と比べて、さらに低くできる。従って、バックカバー1210は、エッジ補強領域ERAで剛性がさらに向上され得る。 【0147】 本発明のまた他の実施例によるバックカバー1210では、延性領域MAの左側エッジ及び右側エッジに延性領域MAと比べて開口率の小さいエッジ補強領域ERAを配置して、バックカバー1210の側面で剛性を向上できる。延性領域MAの左側エッジ及び右側エッジに配置されたエッジ補強領域ERAに配置された複数の開口部111aは、延性領域MAの複数の開口部111と比べて列方向に対する幅を小さくできる。従って、エッジ補強領域ERAにおける開口率は、延性領域MAにおける開口率より低くでき、エッジ補強領域ERAで剛性を向上できる。そこで、エッジ補強領域ERAは、バックカバー1210の左側エッジ及び右側エッジで剛性を向上でき、バックカバー1210の左側エッジ及び右側エッジに外部の衝撃が加えられても、バックカバー1210を屈曲せず、平坦に維持できる。従って、本発明のまた他の実施例による表示装置では、バックカバー1210の左側エッジ及び右側エッジにエッジ補強領域ERAを配置してバックカバー1210の剛性を向上でき、外部の衝撃から表示パネル120を保護できる。」 「【図12】 [図:0001424081000020.jpg] 」 (2) 引用文献3の記載から認定した事項 引用文献3の図11c観察すると(図11cを一部加工した下記の参考図Aを参照)、次のことが見て取れる(以下「認定事項A」という。)。 <認定事項A> 「第2延性領域MA2」のエッジと、奇数行に配置された「開口部1111c」の「行方向」における中心点との間の距離は、「第2延性領域MA2」のエッジと、偶数行に配置された「開口1111c」との間の距離よりも小さく、「第2延性領域MA2」のエッジと上記中心点との間の領域には、偶数行に配置された「開口部1111c」が配置されていないこと。 <参考図A> [図:0001424081000021.jpg] <図11C(再掲)> [図:0001424081000022.jpg] (3) 引用文献3技術事項の認定 前記(1)で摘記した引用文献3の記載事項及び前記(2)で認定した事項から、引用文献3には次の技術事項が記載されていると認められる(以下「引用文献3技術事項」という。)。 <引用文献3技術事項> フレキシブル表示パネルの一面に取り付けられ、複数の開口部が配置されたバックカバーであって、(【請求項1】、【0053】) 複数の開口部1111cはダンベル状を有しており、複数の開口部1111cの列方向に対する幅は、複数の開口部1111cの両末端から中央に行くほど小さくなるものであり、複数の開口部1111cの中心から離れるほど大きくなり、列方向で複数の開口部1111cの両側端部の形状は、ラウンド状であり、(【0135】、【図11c】) 第2延性領域MA2のエッジと、奇数行に配置された開口部1111cの行方向における中心点との間の距離は、第2延性領域MA2のエッジと、偶数行に配置された開口1111cとの間の距離よりも小さく、第2延性領域MA2のエッジと上記中心点との間の領域には、偶数行に配置された開口部1111cが配置されていない、(認定事項A、【図11c】) バックカバー。 3 引用文献4及び5の記載事項並びに周知技術1の認定 (1) 引用文献4の記載事項 当審において新たに引用する優先日前に発行された文献である米国特許出願公開第2018/0150106号明細書(以下「引用文献4」という。)には、次の事項が記載されている。括弧内に示す日本語訳は合議体において作成した。また、下線は合議体が付したものである。 a 段落[0035]~[0040]、[FIG. 1] 「[0035] FIG. 1 is an exploded perspective view of a foldable display device in accordance with the present disclosure. ([0035] 図1は、本開示による折り畳み可能な表示装置の分解斜視図である。) [0036] The foldable display device in accordance with the present disclosure includes a display panel 100 including a folding part F/A and displaying an image, a cover window 3000 located on the display panel 100 so as to cover the display panel 100, a back cover 200 located on the rear surface (i.e., non-image display surface) of the display panel 100 so as to support the display panel 100, a frame 1000 receiving the back cover 200, the display panel 100 and the cover window 3000, and a front case 1100 fastened to the frame 1000 covering the cover window 3000. ([0036] 本発明による折り畳み可能な表示装置は、折り畳み部F/Aを含み画像を表示する表示パネル100と、表示パネル100を覆うように表示パネル100上に位置するカバーウィンドウ3000と、表示パネル100を支持するように表示パネル100の背面(すなわち非画像表示面)に位置するバックカバー200と、バックカバー200、表示パネル100及びカバーウィンドウ3000を収容するフレーム1000と、フレーム1000に締結され、カバーウィンドウ3000を覆うフロントケース1100を含む。) [0037] The cover window 3000 may be provided with a folding part F/A located in a region thereof corresponding to the folding part F/A of the display panel 100, and the folding part F/A of the cover window 3000 include a soft part which is flexible. The remaining regions of the cover window 3000 may include hard parts which have higher rigidity than the soft part, but the disclosure is not limited thereto. The cover window 3000 has a greater length than the display panel 100. That is, the cover window 3000 includes a first extension 3100 extending in a first direction, and a second extension 3200 extending in a second direction horizontally opposite to the first direction. A plurality of holes 340 is provided at the first extension 3100 and the second extension 3200. ([0037] カバーウィンドウ3000には、表示パネル100の折り畳み部F/Aに対応する領域に位置する折り畳み部F/Aが設けられてもよく、カバーウィンドウ3000の折り畳み部F/Aは、可撓性を有する軟性部を含む。カバーウィンドウ3000の残りの領域は、軟質部よりも剛性が高い硬質部を含んでもよいが、これに限定されない。カバーウィンドウ3000は、表示パネル100より長い長さを有する。すなわち、カバーウィンドウ3000は、第1方向に延長さされた第1延長部3100と、前記第1方向と水平方向に逆向きの第2方向に延長された第2延長部3200とを含む。複数の穴340が、第1の延長部3100及び第2の延長部3200に設けられている。) [0038] The display panel 100 may be bonded to the cover window 3000 through an adhesive layer, but the disclosure is not limited thereto. The display panel 100 includes the folding part F/A and other regions, i.e., non-folding parts. The display panel 100 is located on the inner surface of the cover window 3000 but does not extend to the first extension 3100 and the second extension 3200. That is, the length of the display panel 100 is shorter than the length of the cover window 3000 including the first extension 3100 and the second extension 3200. ([0038] 表示パネル100は、接着層を介してカバーウィンドウ3000に結合され得るが、本開示はそれに限定されない。表示パネル100は、折り畳み部F/A及びその他の領域、すなわち非折り畳み部を含む。表示パネル100は、カバーウィンドウ3000の内側面に位置するが、第1延長部3100及び第2延長部3200までは延びていない。すなわち、表示パネル100の長さは、第1延長部3100及び第2延長部3200を含むカバーウィンドウ3000の長さよりも短い。) [0039] The back cover 200 is provided on the rear surface of the display panel 100. The back cover 200 may be folded at a region of the back cover 200 corresponding to the folding part F/A of the display panel 100. For this purpose, although not shown in FIG. 1, the back cover 200 may be separated at the region thereof corresponding to the folding part F/A, be formed of a flexible material which is foldable or be provided with a folding pattern formed by patterning the region of the back cover 200 corresponding to the folding part F/A, but the disclosure is not limited thereto. ([0039] バックカバー200は、表示パネル100の背面上に設けられる。バックカバー200は、表示パネル100の折り畳み部F/Aに対応するバックカバー200の領域で折り畳まれる。このために、図1には示されていないが、バックカバー200は、折り畳み部F/Aに対応する領域で分離されるか、折り曲げ可能な可撓性材質で形成されるか、又はバックカバー200の折り曲げ部F/Aに対応する領域にパターニングされた折り畳みパターンが形成されてもよいが、本開示はこれに限定されない。) [0040] The frame 1000 receives or accommodates the back cover 200, the display panel 100 and the cover window 3000. In order to fold the display panel 100, the frame 1000 includes a first hinge part 1001aand a second hinge part 1001bformed in a region thereof corresponding to the folding part F/A so as to be foldable. The hinge parts 1001aand 1001bmay be formed so as to correspond to both side surfaces of the folding part F/A of the display panel 100 and allow the frame 1000 to be foldable, but the disclosure is not limited thereto. If the hinge parts 1001aand 1001bare located so as to correspond to both side surfaces of the folding part F/A of the display panel 100, the frame 100 may be separated into two pieces with respect to the hinge parts 1001aand 1001band the two pieces may be rotated with respect to the hinge parts 1001aand 1001b. Therefore, the foldable display device in accordance with the present disclosure, both the frame 1000 and the display panel 100 are foldable.」 ([0040] フレーム1000は、バックカバー200、表示パネル100及びカバーウィンドウ3000を受け入れるか又は収容する。表示パネル100を折り畳むために、フレーム1000は、折り畳み部F/Aに対応する領域に折り畳み可能に形成された第1ヒンジ部1001a及び第2ヒンジ部1001bを含む。ヒンジ部1001a、1001bは、表示パネル100の折り畳み部F/Aの両側面に対応して形成され、フレーム1000を折り畳み可能にすることができるが、本開示はこれに限定されない。表示パネル100の折り畳み部F/Aの両側面に対応するようにヒンジ部1001a、1001bが位置する場合、ヒンジ部1001a、1001bを基準にフレーム100は二つに分離され、ヒンジ部1001a、1001bを中心に二つを回転させることができる。したがって、本開示による折り畳み可能な表示装置は、フレーム1000及び表示パネル100の両方が折り畳み可能である。) 「[FIG. 1] [図:0001424081000023.jpg] 」 (2) 引用文献5の記載事項 当審において新たに引用する優先日前に発行された文献である中国特許出願公開第110459131号明細書(以下「引用文献5」という。)には、次の事項が記載されている。括弧内に示す日本語訳は合議体において作成した。また、下線は合議体が付したものである。 「 [図:0001424081000024.jpg] ([0033] 本出願は、折り畳み可能な表示装置を提供し、そのうち二つの中枠は、表示パネルの折り曲げ領域に対して強力な支持を提供し、折り曲げ領域が沈下することを回避し、折り畳み可能な表示装置が展開状態で折り曲げ領域が沈下しないことを保証し、ユーザーがタッチ式APPを使用する時、より高い使用効果を得る。) [図:0001424081000025.jpg] ([0034] 図1は、本出願に係る折り畳み可能な表示装置の分解図を示す。図1に示すように、本出願の折り畳み可能な表示装置は、表示パネル10、一対の中枠(すなわち、第1中枠21及び第2中枠22)、一対の底枠(すなわち第1底枠31及び第2底枠32)、一対の前枠(すなわち、第1前枠41及び第2前枠42)及び接続枠50を含む。底枠は前枠を担持し、前枠は中枠を覆い、表示パネルは中枠と前枠の間に設置される。底枠、中枠及び前枠は、折り畳み式表示装置を折り畳み状態及び展開状態にするためのものである。) [図:0001424081000026.jpg] ([0035] 表示パネル10は、フレキシブル基板(例えばプラスチック材料で製造される)を使用するフレキシブル表示パネルである。表示パネル10は、例えばフレキシブル有機発光ダイオード(organic light emitting diode、OLED)表示パネル、フレキシブル液晶表示(liquid crystal display、LCD)パネル及びフレキシブル電気泳動表示(electro-phoretic display、EPD)パネルである。) [図:0001424081000027.jpg] ([0036] 表示パネル10は、複数の画素を有し、かつ、映像を表示するための表示領域を含み、前記表示領域は第1非屈曲領域101、第2非屈曲領域102及び屈曲領域103に分けることができる。第1非屈曲領域101は、表示パネル10の一側辺と屈曲領域103の間に位置し、第2非屈曲領域102は、表示パネル10の他側辺と屈曲領域103の間に位置する。屈曲領域103は、第1の非屈曲領域101と第2の非屈曲領域102の間に位置する。表示パネル10を展開する時、第1非屈曲領域101、第2非屈曲領域102及び屈曲領域103は、いずれも平面又は共通平面に位置する;表示パネル10を折り畳む時、屈曲領域103は円弧面又は湾曲形状を形成し、第1非屈曲領域101及び第2非屈曲領域102は、平面形状を保持する。) [図:0001424081000028.jpg] [図:0001424081000029.jpg] ([0037] 第1中枠21は、第1底枠31に摺動可能に接続され、第2中枠22は、第2底枠32に摺動可能に接続される。第1中枠21は、表示パネル10の第1非屈曲領域101を支持することに用いられ、第2中枠22は、表示パネル10の第2非屈曲領域102を支持することに用いられる。第1中枠21は、第1の平面支持体210を含み、第2中枠22は、第2の平面支持体220を含む。表示パネル10は、映像が表示される側である前側と、前側に対向する側である後側とを含む。第1平面支持部材210は、第1非屈曲領域101(具体的には、表示パネル10の後側の第1非屈曲領域101に対応する領域)に接着され、かつ、屈曲領域103の片側に重なる。第2の平面支持体220は、第2の非屈曲領域102(具体的には、表示パネル10の背面側の第2の非屈曲領域102に対応する領域)に接合され、屈曲領域103の他方側に重ねられている。) 「[図1] [図:0001424081000030.jpg] 」 (3) 周知技術1の認定 引用文献4及び5(前記(1)及び(2)に摘記した事項を参照)に例示されように、次の技術事項は、当業者にとって周知の技術事項であったと認められる(以下「周知技術1」という。)。 [周知技術1] 折り畳み可能な表示装置において、折り畳み状態及び展開状態にする前枠及び底枠アセンブリを具備させ、前記前枠と前記底枠アセンブリとの間に表示パネルを設け、前記表示パネルと前記底枠アセンブリとの間に支持板を設けること。 第5 当審の判断 1 本願発明と引用発明の対比 (1) 対比分析 本願発明と引用発明を対比する。 ア 構成Xの観点 「折り畳み可能な表示装置」の発明である本願発明と「折り畳み可能なフレキシブル表示装置」の発明である引用発明は、「折り畳み可能な表示装置」の発明である点において一致する。 イ 構成Aの観点 (ア) 構成Aは、「折り畳み可能な表示装置を折り畳み状態及び展開状態にする前枠及び底枠アセンブリを含む折り畳み可能な表示装置」である。 (イ) 「折り畳み可能なフレキシブル表示装置」である引用発明において、「フレキシブル表示パネル100が伸ばされた状態(又は平面状態)」である「第1状態」及び「フレキシブル表示パネル100が曲げられた状態」である「第2状態」は、それぞれ本願発明の「展開状態」及び「折り畳み状態」に相当する。 (ウ) そうすると、本願発明と引用発明は、構成Aの観点について、次のaに示す点において一致し、bに示す点において相違する。 a 構成Aの観点における一致点 「折り畳み状態及び展開状態にできる折り畳み可能な表示装置」である点。 b 構成Aの観点における相違点 「折り畳み可能な表示装置を折り畳み状態及び展開状態にする」ための構成として、 本願発明においては、「前枠及び底枠アセンブリを含む」のに対して、 引用発明においては、「前枠及び底枠アセンブリ」を備えているか否か明らかでない点。 ウ 構成Bの観点 (ア) 構成Bは、「前記前枠と前記底枠アセンブリとの間に設けられる表示パ4ネルと前記表示パネルと前記底枠アセンブリとの間に設けられる支持板と、をさらに含[む]」点である。 (イ)a 引用発明における「フレキシブル表示パネル100」は、本願発明の「表示パネル」に相当する。 b また、引用発明における「フレキシブル表示パネル100の背面に設けられたバックカバー200」は、本願発明における「支持板」に相当する。 (ウ) そうすると、本願発明と引用発明は、構成Bの観点について、次のaに示す点において一致し、bに示す点において相違する。 a 構成Bの観点におけるの一致点 「表示パネル」と「支持板」を含む点。 b 構成Bの観点における相違点 本願発明においては、「表示パネル」が「前記前枠と前記底枠アセンブリとの間に」「設けられ」、「支持板」が「前記表示パネルと前記底枠アセンブリとの間に設けられる」のに対して、 引用発明においては、前記イ(ウ)bのとおり「前枠及び底枠アセンブリ」を備えているか否か明らかでない点。 エ 構成Cの観点 (ア) 構成Cは、「前記支持板は、仮想の折り曲げ軸線を含む折り曲げ領域であって複数の開孔が設けられる折り曲げ領域と、前記折り曲げ領域の両側に位置する非折り曲げ領域とを含[む]」点である。 (イ)a 引用発明の「折り畳み可能なフレキシブル表示装置」は、「第1領域、第2領域及び前記第1領域と前記第2領域の間に定義される第3領域を有し、前記第3領域上でy軸方向に沿って延びる中心軸に対して折り曲げ可能で[ある]」ところ、「折り畳み可能なフレキシブル表示装置」の構成要素である「バックカバー200」の「フレキシブル表示パネル100及びバックカバー200が状態の変化に応じて曲げられたり伸ばされたりする領域」である「第3領域R3」は、「折り曲げ領域」に相当する。 b また、引用発明においては、「第3領域R3は、仮想の中心軸CXを含[む]」(「認定事項2」)から、引用発明における「第3領域R3」が含む「仮想の中心軸CX」は、本願発明における「支持板」の「折り曲げ領域」が含む「仮想の折り曲げ軸線」に相当する。 c そして、引用発明は、「バックカバー200の第3領域R3に所定の開口面積を有する開口パターンOPを形成したもの」([0054])であるところ、引用発明における「バックカバー200の第3領域R3」に形成された「所定の開口面積を有する開口パターンOP」は、本願発明における「支持板」の「折り曲げ領域」に設けられる「複数の開孔」に相当する。 d そうすると、引用発明における「バックカバー200」の「第3領域R3」は、本願発明における「支持板」の「仮想の折り曲げ軸線を含む折り曲げ領域であって複数の開孔が設けられる折り曲げ領域」に相当する。 (ウ)a 引用発明において、「バックカバー200」における「第1領域R1及び第2領域R2」は、「状態が変化してもフレキシブル表示パネル100及びバックカバー200が平坦に維持される領域」([0051])であるから、本願発明における「支持板」の「非折り曲げ領域」に相当する。 b そして、引用発明は「前記第1領域と前記第2領域の間に定義される第3領域を有し」ているから、引用発明における「前記第1領域と前記第2領域」は、「第3領域」の両側にあるといえる。 c そうすると、引用発明における「バックカバー200」の「前記第1領域と前記第2領域」は、本願発明における「支持板」の「折り曲げ領域の両側に位置する非折り曲げ領域」に相当する。 (エ) 前記(イ)及び(ウ)の検討結果をまとめると、本願発明と引用発明は、次の点において一致する。 「前記支持板は、仮想の折り曲げ軸線を含む折り曲げ領域であって複数の開孔が設けられる折り曲げ領域と、前記折り曲げ領域の両側に位置する非折り曲げ領域」を含む点。 オ 構成Dの観点 (ア) 構成Dは、「前記開孔は、前記折り曲げ軸線と重なり合い又は平行する仮想の第1長軸と、前記折り曲げ軸線と垂直する仮想の第1短軸と、を含み、前記第1長軸方向における両側内壁間の距離が前記第1長軸の方向に沿って前記開孔の両端から中間に向かって漸次減少[すること]」である。 (イ)a 引用発明においては、「開口パターンOPは、開口パターンOPの中心とy軸方向に沿って交差する仮想の第1中心線CL1を基準として左側のパターンと右側のパターンは、第1中心線CL1に対して線対称であり」([0059]、図7)、「開口パターンOPは、開口パターンOPの中心とx軸方向に沿って交差する仮想の第2中心線CL2を基準とした上側のパターンと下側のパターンは、第2中心線CL2に対して線対称であり」([0059]、図7)、「仮想の中心軸CX」は「y軸方向に沿って延びる」([0043])から、「開口パターンOPは」は、「仮想の中心軸CX」と重なり合い又は平行する「第1中心線CL1」と、「仮想の中心軸CX」と垂直する「仮想の第2中心線CL2」とを含むといえる。 b そうすると、引用発明における「仮想の中心軸CX」は本願発明における「仮想の折り曲げ軸線」に相当すること(前記エ(イ)b)、及び、引用発明における「開口パターンOP」は本願発明における「複数の開孔」に相当すること(前記エ(イ)c)を踏まえると、引用発明における「第1中心線CL1」及び「第2中心線CL2」は、それぞれ本願発明における「仮想の第1長軸」及び「仮想の第1短軸」に相当し、本願発明と引用発明は次の点において一致する。 「前記開孔は、前記折り曲げ軸線と重なり合い又は平行する仮想の第1長軸と、前記折り曲げ軸線と垂直する仮想の第1短軸」を含む点。 (ウ)a 引用発明においては、「開口パターンOPは、端部のエッジが曲面を有するように面取りされた、大きなすり鉢状、双頭ドラム状又は砂時計状と呼ばれ得る図10Bの形状となっており」([0065]、[0059]、図10B)、「開口パターンOPは、y軸方向に沿って延在する第1部分P1及び第2部分P2を含み、第1部分P1はy軸方向に沿って進むにつれて、x軸方向の幅が小さくなり」([0066]、図10)、「第2部分P2はy軸方向に沿って進むにつれて、x軸方向の幅が大きくなるものであり」([0067]、図10)、「開口パターンOP」は、「第2中心線CL2を基準とした上側のパターンと下側のパターンは、第2中心線CL2に対して線対称であ[る]」([0059])から、「開口パターンOP」は、「第1中心線CL1」方向における両側内壁間の距離が「第1中心線CL1」の方向に沿って「開口パターンOP」の両端から中間に向かって漸次減少しているといえる。 b そうすると、本願発明と引用発明は次の点において一致する。 「前記第1長軸方向における両側内壁間の距離が前記第1長軸の方向に沿って前記開孔の両端から中間に向かって漸次減少[する]」点。 (エ) 前記(イ)及び(ウ)の検討結果をまとめると、本願発明と引用発明は、次の点において一致する。 「前記開孔は、前記折り曲げ軸線と重なり合い又は平行する仮想の第1長軸と、前記折り曲げ軸線と垂直する仮想の第1短軸と、を含み、前記第1長軸方向における両側内壁間の距離が前記第1長軸の方向に沿って前記開孔の両端から中間に向かって漸次減少」する点。 カ 構成Eの観点 (ア) 構成Eは、「前記支持板には、離間して配列される複数の折り曲げ開口がさらに設けられ[ている]」点である。 (イ) 引用発明における「バックカバー200」の「第3領域R3」に形成された「開口パターンOP」のうち、「偶数番目の列」の「y軸方向の両端部」において「略半分」となっている」「開口パターンOP」(「認定事項4」)は、本願発明における「前記支持板」に設けられた、「離間して配列される複数の折り曲げ開口」に相当する。 (ウ) したがって、本願発明と引用発明は、次の点において一致する。 「前記支持板には、離間して配列される複数の折り曲げ開口がさらに設けられ」る点。 キ 構成Fの観点 (ア) 構成Fは、「前記折り曲げ開口は、前記折り曲げ領域の対向する両側境界が前記折り曲げ軸線方向に沿ってそれぞれ前記折り曲げ領域内に延伸するように形成され[ている]」ことである。 (イ) 前記オの検討結果を踏まえると、引用発明における「開口パターンOP」の「第1中心線CL1」(本願発明における「仮想の第1長軸」に相当する。)は、「仮想の中心軸CX」(本願発明における「折り曲げ軸線」に相当する。)と重なり合い又は平行するから、本願発明における「折り曲げ開口」に相当する引用発明における「「バックカバー200」の「第3領域R3」に形成された「開口パターンOP」のうち、「偶数番目の列」の「y軸方向の両端部」において「略半分となって」いる「開口パターンOP」」(「認定事項4」)(以下「折り曲げ開口対応構成」という。)は、折り曲げ軸線方向に沿っているといえる。 (ウ) したがって、本願発明と引用発明は、次の点において一致する。 「前記折り曲げ開口は、前記折り曲げ領域の対向する両側境界が前記折り曲げ軸線方向に沿ってそれぞれ前記折り曲げ領域内に延伸するように形成され[る]」点。 ク 構成Gの観点 (ア) 構成Gは、「前記折り曲げ開口は、同一列に位置する前記開孔の第1長軸の方向と重なり合う仮想の第2長軸と、前記第2長軸と垂直する仮想の第2短軸と、を含み、前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口の両端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少され[ている]」ことである。 (イ) 本願発明における「折り曲げ開口対応構成」は、「端部のエッジが曲面を有するように面取りされた、大きなすり鉢状、双頭ドラム状又は砂時計状と呼ばれ得る図10Bの形状」となっている「開口パターンOP」の略半分となっているから、「前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口の内側の端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少されている」といえるが、「前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口のエッジ側の端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少され[ている]」部分を備えていない。 (ウ) したがって、本願発明と引用発明は、構成Gの観点において、次のaに示す点において一致し、bに示す点において相違する。 a 構成Gの観点での一致点 「前記折り曲げ開口は、同一列に位置する前記開孔の第1長軸の方向と重なり合う仮想の第2長軸と、前記第2長軸と垂直する仮想の第2短軸」を含む点。 b 構成Gの観点での相違点 本願発明においては、「前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口の両端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少され[ている]」のに対して、 引用発明においては、「前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口の内側の端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少されている」といえるが、「前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口のエッジ側の端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少され[ている]」部分を備えていない点。 ケ 構成Hの観点 (ア) 構成Hは、「前記折り曲げ軸線と垂直する方向に沿って、同一側に位置する隣接する前記折り曲げ開口間には、奇数列の前記開孔が間隔を置いて形成され[ている]」ことである。 (イ)a 本願発明の「同一側に位置する隣接する前記折り曲げ開口間には、奇数列の前記開孔が間隔を置いて形成され[る]」との構成については、「隣接する前記折り曲げ開口間」において、奇数個の列の「前記開孔」が「折り曲げ軸線」と垂直な方向に沿って形成されることと、奇数番目の列の「前記開孔」が「折り曲げ軸線」と垂直な方向に沿って形成されることとの、いずれを意味しているのかが明らかでない。 b そこで、本願の明細書の発明の詳細な説明の記載を参照すると、明細書の段落【0043】には、次に摘記する事項が記載されている。 「【0043】 さらに、図5(当審注:「図5」は「図4」の誤記であると認められる。)に示すように、前記折り曲げ軸線410と垂直する方向に沿って、折り曲げ領域41の同一側に位置する隣接する前記折り曲げ開口44間には、一列の前記開孔43が間隔を置いて形成され、(中略)もちろん、いくつかの実施例において、同一側に位置する隣接する前記折り曲げ開口間には、三列又は五列などの奇数列の前記開孔が間隔を置いて形成されてもよく、同様に良好な耐折り曲げ性能が得られるが、ここでは限定されない。」 c 上記記載を踏まえると、本願発明における「同一側に位置する隣接する前記折り曲げ開口間には、奇数列の前記開孔が間隔を置いて形成され[る]」との構成は、「隣接する前記折り曲げ開口間」において、「奇数個の列」の「前記開孔」が「折り曲げ軸線」と垂直する方向に沿って形成されることを意味すると解釈するのが相当である。 (ウ) 引用発明においては、「偶数番目の列」の「開口パターンOP」の間には、「奇数番目の列」の「開口パターンOP」が存在し、「1」は奇数であるから、引用発明が本願発明の構成Hに相当する構成を備えることは明らかである。 (エ) したがって、本願発明と引用発明は、次の点において一致する。 「前記折り曲げ軸線と垂直する方向に沿って、同一側に位置する隣接する前記折り曲げ開口間には、奇数列の前記開孔が間隔を置いて形成され[ている]」点。 コ 構成Iの観点 (ア) 構成Iは、「前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の距離は、前記折り曲げ領域の境界が前記第2短軸において前記折り曲げ開口に隣接する前記開孔との間の距離よりも小さく、前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の領域には前記開孔が設けられていない」ことである。 (イ)a 引用発明においては、「偶数番目の列の開口パターンOPのうち、y軸方向の両端部においては、開口パターンOPは略半分となって[いる](「認定事項4」)」から、引用発明においては、「前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の距離」は、ほぼゼロである。 b そして、引用発明においては、「奇数番目の列の開口パターンOPは、両端部で切れている開口パターンは存在しない」(「認定事項4」)から、「前記折り曲げ領域の境界が前記第2短軸において前記折り曲げ開口に隣接する前記開孔との間の距離」は、有限の値であり、「前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の領域には前記開孔が設けられていない」ものであるといえる。 (ウ) そうすると、引用発明と本願発明は、次の点において一致する。 「前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の距離は、前記折り曲げ領域の境界が前記第2短軸において前記折り曲げ開口に隣接する前記開孔との間の距離よりも小さく、前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の領域には前記開孔が設けられていない」点。 (2) 一致点及び相違点の認定 前記(1)の対比結果を踏まえると、本願発明と引用発明は、次のアに示す一致点において一致し、後記イに示す相違点において相違する。 ア 一致点 「折り畳み状態及び展開状態にできる折り畳み可能な表示装置であって、 表示パネルと、 前記表示パネルと支持板と、を含み、 前記支持板は、仮想の折り曲げ軸線を含む折り曲げ領域であって複数の開孔が設けられる折り曲げ領域と、前記折り曲げ領域の両側に位置する非折り曲げ領域とを含み、 前記開孔は、前記折り曲げ軸線と重なり合い又は平行する仮想の第1長軸と、前記折り曲げ軸線と垂直する仮想の第1短軸と、を含み、前記第1長軸方向における両側内壁間の距離が前記第1長軸の方向に沿って前記開孔の両端から中間に向かって漸次減少し、 前記支持板には、離間して配列される複数の折り曲げ開口がさらに設けられ、 前記折り曲げ開口は、前記折り曲げ領域の対向する両側境界が前記折り曲げ軸線方向に沿ってそれぞれ前記折り曲げ領域内に延伸するように形成され、 前記折り曲げ開口は、同一列に位置する前記開孔の第1長軸の方向と重なり合う仮想の第2長軸と、前記第2長軸と垂直する仮想の第2短軸と、を含み、 前記折り曲げ軸線と垂直する方向に沿って、同一側に位置する隣接する前記折り曲げ開口間には、奇数列の前記開孔が間隔を置いて形成され、 前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の距離は、前記折り曲げ領域の境界が前記第2短軸において前記折り曲げ開口に隣接する前記開孔との間の距離よりも小さく、前記折り曲げ領域の境界と前記第2短軸との間の領域には前記開孔が設けられていない、 折り畳み可能な表示装置。」 イ 相違点 (ア) 相違点1 本願発明においては、「前枠及び底枠アセンブリを含」み、「表示パネル」は「前記前枠と前記底枠アセンブリとの間に設けられ」、「支持版」は、「前記表示パネルと前記底枠アセンブリとの間に設けられる」のに対して、 引用発明においては、「前枠及び底枠アセンブリ」を備えているか否か明らかでない点。 (イ) 相違点2 本願発明においては、「前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口の両端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少され[ている]」のに対して、 引用発明においては、「前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口の内側の端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少されている」といえるが、「前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口のエッジ側の端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少され[ている]」部分を備えていない点。 (3) 本願発明の想到容易性についての判断 ア 相違点1について (ア) 「折り畳み可能な表示装置において、折り畳み状態及び展開状態にする前枠及び底枠アセンブリを具備させ、前記前枠と前記底枠アセンブリとの間に表示パネルを設け、前記表示パネルと前記底枠アセンブリとの間に支持板を設けること」は、当業者にとって周知技術である(前記周知技術1を参照)。 (イ) そうすると、相違点1は、技術思想を具体化する際の設計上の微差にすぎず、引用発明において、前記周知技術1を適用し、前記相違点1に係る本願発明の構成を備えるようにすることは、当業者が容易に想到し得たことである。 イ 相違点2について (ア) 引用文献3には、次の引用文献3技術事項が記載されている。 「フレキシブル表示パネルの一面に取り付けられ、複数の開口部が配置されたバックカバーであって、 複数の開口部1111cはダンベル状を有しており、複数の開口部1111cの列方向に対する幅は、複数の開口部1111cの両末端から中央に行くほど小さくなるものであり、複数の開口部1111cの中心から離れるほど大きくなり、列方向で複数の開口部1111cの両側端部の形状は、ラウンド状であり、 第2延性領域MA2のエッジと、奇数行に配置された開口部1111cの行方向における中心点との間の距離は、第2延性領域MA2のエッジと、偶数行に配置された開口1111cとの間の距離よりも小さく、第2延性領域MA2のエッジと上記中心点の間の領域には、偶数行に配置された開口部1111cが配置されていない バックカバー。」 (イ) 引用文献3の【0145】から【0147】の記載を参酌すると、引用文献3技術事項において、エッジの近傍は、それより内側の領域より、開口となっている部分の面積の割合が小さく、エッジ近傍の剛性が高くなっていることを、当業者は認識できる。 (ウ) そして、引用発明と引用文献3技術事項は、フレキシブル表示装置のバックカバーであって、大きなすり鉢状、双頭ドラム状又は砂時計状の開口を設ける点において共通している。 (エ) そうすると、引用発明において、エッジ近傍の剛性を高くするために、引用発明における開口パターンOPと開口の形状が類似する引用文献3技術事項を引用発明に適用して、エッジ近傍の開口パターン幅は、両末端から中央に行くほど小さくなるものとして、かつ、エッジと奇数行に配置された開口パターンにおける中心点との間の距離は、エッジと偶数行に配置された開口パターンとの間の距離よりも小さく、エッジと前記中心点の間の領域には、偶数行に配置された開口パターンが配置されていないようにし、前記相違点3に係る本願発明の構成とすることは、当業者が適宜選択し得た設計事項にすぎない。 ウ 総合評価 前記ア及びイにおいて検討したとおり、引用発明において引用文献3技術事項及び周知技術1を踏まえて前記相違点1及び2を備えるようにすることは、設計上の事項にすぎず、格別のものではない。 また、両相違点を総合的に勘案しても、本願発明の奏する効果としては、当業者が予測困難であり、かつ、格別顕著な効果を認めることができない。 したがって、本願発明は、引用発明、引用文献3技術事項及び周知技術1に基づいて当業者が容易に発明することができたものである。 2 請求人の主張について (1) 審判請求書の主張内容 請求人は、本願発明が進歩性を有することの根拠として、次の点を主張している。 引用文献3技術事項においては、開口部の両端から境界までの部分がいったん減少するものの、最終的には拡大することになるため、開口部の幅が漸次減少するものではなく、本願発明は、第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って折り曲げ開口の両端から第2短軸箇所に向かって漸次減少されている構成とは全く異なる。 (2) 請求人の主張の検討 開口部の両端から境界までの部分がいったん減少するものの、最終的には拡大することになるのは、下記参考図Bの右側に示す本願発明の開口44も同じであって、参考図Bの左側に示す引用文献3技術事項の開口部1111cの幅は、複数の開口部1111cの両末端から中央に行くほど小さくなるものであり、本願発明の構成Gのうちの「前記第2長軸の方向における両側内壁間の距離が前記第2長軸の方向に沿って前記折り曲げ開口の両端から前記第2短軸箇所に向かって漸次減少され[ている]」構成に相当する構成を備えていると認められる。 したがって、請求人の上記主張は採用できない。 <参考図B> (左側)引用文献3技術事項 (右側)本願発明 [図:0001424081000031.jpg] 第6 むすび 以上のとおりであるから、本願発明は、特許法29条2項の規定により特許を受けることができない。 したがって、他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。

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2023-017100

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