特許異議申立
2025-700478
品質及び効率を向上するための流体分配システムの均衡及び分配の監視
- 審判番号
- 2025-700478
- 法域
- 特許
- 審判種別
- 異議申立(異議の決定)
- 出願番号
- 特願2022-550223
- 登録番号
- 7575469
- 請求日
- 2025年04月28日
- 審決日
- 2025年11月07日
- 公報発行日
- 2025年12月26日
- 結論
- 維持
- 当事者
- 【権利者】バートラック インコーポレイテッド
- 【権利者代理人】山下 託嗣
- 【権利者代理人】朴 沼泳
- 【異議申立人】パブイノ イノヴァシオン アルゲ パス エーエス
- 【異議申立人代理人】弁理士法人IP CREW
- 審判長/審判官
- 審判長 小川 恭司
- 審判官 石井 孝明
- 審判官 伊藤 紀史
- 分類
- P1651.113-Y (G01N) / P1651.121-Y (G01N)
- 条文(本文から自動抽出・参考)
- 特許法第29条第1項第3号、特許法第29条第2項
- データ出所
- 審決公報(XML)
事件の表示
特許第7575469号発明「品質及び効率を向上するための流体分配システムの均衡及び分配の監視」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。
結論
結 論
特許第7575469号の請求項1~22に係る特許を維持する。
理由
理 由
第1 手続の経緯の概略
特許第7575469号の請求項1~22に係る特許(以下「本件特許」という。)についての出願は、2021年(令和3年)2月12日(パリ条約による優先権主張外国庁受理 2020年2月21日 (US)米国)を国際出願日とする特許出願(特願2022-550223号)に係るものであって、手続の経緯は、概ね、次のとおりである。
令和6年10月21日 特許権の設定登録
令和6年10月29日 特許掲載公報
令和7年 4月28日 特許異議申立人トルコ イスタンブール ベイオール グムスユイスメルケジナンバー11/3 ドゥメンソク オメールアヴィニマハによる特許異議の申立て
令和7年 6月19日 手続補正書(特許異議申立人をパブイノ イノヴァシオン アルゲ パス エーエス(以下「特許異議申立人という。」)と補正
第2 本件発明
特許第7575469号の請求項1~22に係る発明(以下「本件発明1」などという。)は、特許請求の範囲の請求項1~22に記載された事項により特定される次のとおりである。
【請求項1】
分配される飲料を保管し前記分配される飲料の所望の環境特性を維持するために用いられるストレージキャビネット、加圧ガス供給源、加圧ガス調整器、加圧ガス分配ライン、飲料分配ライン、飲料容器、及び、飲料ディスペンサを含む飲料分配システムとともに用いられる方法であって、
前記飲料容器から前記飲料ディスペンサへの前記飲料分配ラインを通って流れる流体のための少なくとも1つの測定基準を識別することと、
前記流体の前記少なくとも1つの測定基準の基準値を識別することと、
前記流体の前記少なくとも1つの測定基準に基づいて前記流体の分析を実行することと、
前記分析の結果を前記基準値と比較することと、
前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断に基づいて、少なくとも1つのアクションを実行することと、
を備える方法。
【請求項2】
前記ストレージキャビネットに関連する少なくとも1つの環境パラメータを監視することと、
前記飲料分配ラインを通って流れる前記流体と関連する少なくとも1つの信号品質測定基準を監視することと、
前記少なくとも1つの信号品質測定基準を分析することと併せて、前記少なくとも1つの環境パラメータを分析することと、
前記少なくとも1つの環境パラメータ及び前記少なくとも1つの信号品質測定基準に基づいて、前記流体に関する少なくとも1つの潜在的な問題を診断することと、
を備える請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの環境パラメータは、飲料分配ライン温度、飲料分配ライン圧力、飲料分配ライン流体体積流量、流体の色、流体スペクトルシグネチャ、流体溶解ガス濃度、前記ストレージキャビネット内の気圧、前記ストレージキャビネット内の湿度、前記ストレージキャビネット内の周囲温度、及び前記ストレージキャビネット内の周囲ガス濃度のうちの少なくとも1つを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
1つ又は複数の前記少なくとも1つの環境パラメータ、及び、1つ又は複数の前記少なくとも1つの信号品質測定基準の少なくとも1つを変更するように構成される、少なくとも1つの電気的又は機械的コンポーネントをアクティブ化すること、
を備える請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの信号品質測定基準に対する、前記少なくとも1つの信号品質測定基準の前記変化は、前記飲料分配ライン内の前記流体の流れに関する問題を示す、
請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの信号品質測定基準に対する、前記少なくとも1つの信号品質測定基準の前記変化を分析することと、
前記少なくとも1つの信号品質測定基準に対する、前記少なくとも1つの信号品質測定基準の前記変化を分析することに基づいて、前記流れに関する問題の原因として、前記飲料分配ラインに関する潜在的な問題をリモート又は自律的に診断することと、
を備える請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記潜在的な問題に関する情報を含むレポートを生成すること、
を備える請求項6に記載の方法。
【請求項8】
分配される飲料を保管し前記分配される飲料の所望の環境特性を維持するために用いられるストレージキャビネット、加圧ガス供給源、加圧ガス調整器、加圧ガス分配ライン、飲料分配ライン、飲料容器、及び、飲料ディスペンサを含む飲料分配システムに統合される装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記飲料ディスペンサへの接続に適合するネットワークインターフェイスと、
1つ又は複数のセンサに接続されるネットワークインターフェイスと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備え、
前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、
前記飲料容器から前記飲料ディスペンサまでの前記飲料分配ラインを通って流れる流体のための少なくとも1つの測定基準を識別し、
前記流体の前記少なくとも1つの測定基準の基準値を識別し、
前記流体の前記少なくとも1つの測定基準に基づいて前記流体の分析を実行し、
前記分析の結果を前記基準値と比較し、
前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断に基づいて、少なくとも1つのアクションを実行する、ように構成される、
装置。
【請求項9】
前記ストレージキャビネットに関連付けられた少なくとも1つのセンサ、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのセンサは、前記飲料分配ラインを通って流れる前記流体を監視するように構成され、前記ストレージキャビネットは、前記飲料分配ラインを通って前記飲料ディスペンサに分配するための前記流体を含む前記飲料容器を保持するように構成され、前記少なくとも1つのセンサは、第1のトランスデューサ及び第2のトランスデューサを含み、前記第1のトランスデューサ及び前記第2のトランスデューサは、前記流体を介して前記第1のトランスデューサと前記第2のトランスデューサとの間に信号経路を確立するように配置され、
前記第1のトランスデューサは、コントローラから信号を受け取るように構成され、
前記第1のトランスデューサは、前記コントローラからの前記信号の受信に基づいて、第1の送信時間に第1の超音波信号を前記第2のトランスデューサに送信するように構成され、
前記第2のトランスデューサは、第1の受信時間に前記第1の超音波信号を受け取り、第2の送信時間に第2の超音波信号を前記第1のトランスデューサに送信するように構成され、
前記第1のトランスデューサは、第2の受信時間に前記第2の超音波信号を受け取るように構成される、
請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのセンサ及び前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1の送信時間、前記第1の受信時間、前記第2の送信時間、及び前記第2の受信時間のうちの1つ又は複数に関する情報を受け取り、
前記第1の送信時間と前記第1の受信時間との間の時間差として第1の経過時間を計算し、
前記第2の送信時間と前記第2の受信時間との間の時間差として第2の経過時間を計算し、
前記第1の経過時間と前記第2の経過時間に基づいて、1つ又は複数のアクションを実行する、
請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つのセンサは、前記流体の監視に基づいて前記少なくとも1つの測定基準を監視するように構成される、
請求項9に記載の装置。
【請求項12】
分配される飲料を保管し前記分配される飲料の所望の環境特性を維持するために用いられるストレージキャビネット、加圧ガス供給源、加圧ガス調整器、加圧ガス分配ライン、飲料分配ライン、飲料容器、及び、飲料ディスペンサを含む飲料分配システムに統合される流体分配システムであって、
プロセッサと、飲料ディスペンサへの接続に適合するネットワークインターフェイスと、1つ又は複数のセンサへの接続を介して接続されるネットワークインターフェイスと、シリアル通信用のインターフェイスと、を有するゲートウェイと、
1つ又は複数のフローセンサと、1つ又は複数の環境センサと、を有する1つ又は複数のセンサと、
を備え、
前記1つ又は複数のセンサは、第1のトランスデューサ及び第2のトランスデューサを有し、
前記第1のトランスデューサ及び前記第2のトランスデューサは、前記飲料容器から前記飲料ディスペンサまで前記飲料分配ラインを通って流れる流体を介して、前記第1のトランスデューサと前記第2のトランスデューサとの間に信号経路を確立するように配置され、
前記流体分配システムは、
前記流体のための少なくとも1つの測定基準を識別し、
前記流体の前記少なくとも1つの測定基準の基準値を識別し、
前記流体の前記少なくとも1つの測定基準に基づいて前記流体の分析を実行し、
前記分析の結果を前記基準値と比較し、
前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断に基づいて、少なくとも1つのアクションを実行する、
流体分配システム。
【請求項13】
前記飲料分配ラインに関する潜在的な問題を診断するために診断処理を実行する、
請求項12に記載の流体分配システム。
【請求項14】
販売時点管理データとの相関のための統合情報を提供する、
請求項12に記載の流体分配システム。
【請求項15】
前記1つ又は複数のセンサは、前記飲料分配ラインの温度を監視するために前記飲料分配ラインの内側に配置された少なくとも1つの温度センサを含む少なくとも1つの環境センサと、前記飲料分配ラインの前記温度に関して、前記少なくとも1つの温度センサから情報を受け取るゲートウェイと、を備える、
請求項12に記載の流体分配システム。
【請求項16】
前記少なくとも1つの温度センサを読み取り、前記流体の温度が1つ又は複数の分配仕様と一致しているかどうか、又は、温度異常がシステム通知の生成と関連しているかどうかを、判断する、
請求項15に記載の流体分配システム。
【請求項17】
前記1つ又は複数のセンサは、前記ストレージキャビネット内に配置される前記1つ又は複数の環境センサ、を備え、
前記少なくとも1つの測定基準は、前記ストレージキャビネット内の気圧、前記ストレージキャビネット内の湿度、前記ストレージキャビネット内の周囲温度、及び/又は、前記ストレージキャビネット内の周囲ガス濃度のうちの少なくとも1つを含む、
請求項12に記載の流体分配システム。
【請求項18】
前記飲料分配ラインを通る前記流体の流れを表すデータは、前記少なくとも1つの測定基準によって特徴づけられる、
請求項12に記載の流体分配システム。
【請求項19】
前記飲料分配ラインを通る前記流体の流れを修正するために、統合情報又は他の情報に基づいて、1つ又は複数のアクションを実行する、
請求項12に記載の流体分配システム。
【請求項20】
前記1つ又は複数のセンサは、前記飲料分配ラインを通って流れる前記流体の色を監視するように構成される少なくとも1つのセンサを、備え、
前記ゲートウェイは、前記飲料分配ラインを通って流れる前記流体の色に関して前記色を監視するように構成される前記少なくとも1つのセンサから、情報を受け取る、
請求項12に記載の流体分配システム。
【請求項21】
前記第1のトランスデューサは、第1の送信時間に第1の超音波信号を前記第2のトランスデューサに送信し、
前記第2のトランスデューサは、第1の受信時間に前記第1の超音波信号を受け取り、第2の送信時間に第2の超音波信号を前記第1のトランスデューサに送信し、
前記第1のトランスデューサは、第2の受信時間に前記第2の超音波信号を受け取る、請求項12に記載の流体分配システム。
【請求項22】
前記1つ又は複数のセンサは、飲料分配ライン温度、飲料分配ライン圧力、ライン流体体積流量、流体の色、流体スペクトルシグネチャ、流体溶解ガス濃度、前記ストレージキャビネット内の気圧、前記ストレージキャビネット内の湿度、前記ストレージキャビネット内の周囲温度、及び、前記ストレージキャビネット内の周囲ガス濃度から構成されるグループから選択される少なくとも1つの環境パラメータを、測定する、
請求項12に記載の流体分配システム。
第3 申立理由の概要
1 特許異議申立人が主張する申立理由
特許異議申立人は、以下に示す甲第1号証(以下「甲1」という。)、甲1の翻訳文(以下「翻訳文」という。)、甲第2号証(以下「甲2」という。)を提出し、請求項1~22に係る特許は、以下の理由により、取り消されるべきものである旨を主張する。
(1)申立理由1(新規性)
本件発明1~8は、甲1に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号の規定により特許を受けることができないものであり、同法113条第2号の規定により取り消すべきものである。
(2)申立理由2(進歩性)
本件発明1~8は、甲1に記載された発明に基づいて、本件発明9~22は、甲1乃至甲2に記載された発明に基づいて、その発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであり、同法第113条第2号の規定により取り消すべきものである。
2 証拠方法
特許異議申立人提出の証拠方法は以下のとおりである。
(1)甲1 国際公開第2018/236758号
(2)甲2 特開昭51-82658号公報
第4 甲号証に記載された事項及び甲号証に記載された発明
1 甲1について
(1)甲1の記載事項
甲1には、図面とともに次の記載がある(下線は当審合議体が付したもの。以下同様。)。
「[0002] The systems and methods disclosed herein are directed to draft beer taps, and, more particularly, to a smart draft beer tap configured to optimize poured beer quality based on sensed parameters and predefined pouring instructions.」
(翻訳文)
「[0002] 本明細書に開示されるシステムおよび方法は、生ビールのタップに関するものであり、より具体的には、検知されたパラメータおよびあらかじめ定められた注ぎ方の指示に基づいて、注がれるビールの品質を最適化するように構成されたスマート生ビールタップに関するものである。」
「[0003] Draft or draught beer is beer served from a cask or keg rather than from a bottle or can. A beer tap is a valve, specifically a tap, for controlling the release of draft beer. Beer supplied in kegs is typically served with the aid of external pressure, for example from a pressurized container of a gas such as carbon dioxide or nitrogen, which forces the beer out of the keg and up a narrow tube (referred to as a beer line) that leads to the bar where the beer will be poured. The beer tap includes a valve at the end of this tube and can be built into a fixture on the bar such as a draft beer tower or provided as a portable tap. Opening the valve of the beer tap with a lever causes beer, pushed by the pressurized gas, to flow into a glass.」
(翻訳文)
「[0003] ドラフトビール(あるいはドラフティビール)とは、瓶や缶ではなく、樽(カスクまたはケグ)から提供されるビールのことである。ビールタップとは、生ビールの注出を制御するためのバルブ、特に「タップ」と呼ばれる装置である。ケグに詰められたビールは、通常、炭酸ガスや窒素などの加圧容器からの外部圧力を利用して提供される。この圧力により、ビールはケグから「ビアライン」と呼ばれる細いチューブを通ってバーの注出地点まで押し上げられる。ビールタップには、このチューブの末端にバルブが設けられており、バーに設置されたドラフトビールタワーのような設備に組み込まれることもあれば、携帯用のタップとして提供されることもある。タップのレバーを操作してバルブを開けると、加圧ガスにより押し出されたビールがグラスに注がれる。」
「[0008] The aforementioned problems, among others, are addressed in some embodiments by the smart beer taps described herein. The disclosed taps can dynamically vary the rate of beer flowing through the tap in order to achieve a predetermined amount of foam ("head") per poured glass based on sensed beer parameters including temperature (at one or more points in the draft beer system), pressure, and color, as well as known characteristics of the particular beer being poured (e.g., brand, beer type style, ingredients, etc.). The disclosed taps include a creamer mechanism (sometimes referred to herein as a "creamer") that can intentionally transform some of the beer poured into each glass into head of a desired amount and/or density. In some aspects, the head quantity per glass can be specified by the brewery of the beer. Accordingly, the disclosed taps can provide consumers with consistently poured beers based on foam control standards that provide a high-quality consumer experience. Further, the disclosed smart taps can base flow rate on sensed parameters in order to achieve a fast pour while minimizing unwanted foaming, thus achieving both high pouring efficiency and high poured beer quality.
[0009] Additionally, the smart taps can help reduce waste, mitigate fraud, provide valuable information that enables bars and breweries to efficiently plan orders and operations, and reduce bartender time for drink pouring. For example, the smart taps can communicate over a network with a central data repository that stores sensor data from a number of different smart taps. The data can be aggregated and analyzed to identify insights relating to pouring quality and system maintenance, as well as to provide recommendations to and for various beers, bars, and breweries as described herein.
[0010] Accordingly, one aspect relates to a fluid dispensing tap comprising a housing having a fluid path extending therethrough from an input aperture to an output aperture in a spout of the tap; a display positioned on an exterior surface of the housing; at least one sensor positioned along the fluid path and configured to generate parameter data representing a parameter of fluid flowing along the fluid path; a variable opening valve positioned along the fluid path and configured to be define a variable area across the fluid path; an actuator configured to open and close the variable opening valve; a creamer positioned along the fluid path and configured to agitate the fluid and to cause the fluid to transform from a liquid into a foam; and a controller configured to receive the parameter data from the at least one sensor; based at least partly on the parameter data, determine an extent to which to open or close the variable opening valve, wherein determining the extent is based on real-time sensing of the parameter data; control the actuator to open or close the variable opening valve to the determined extent; in response to receiving a creamer activation signal, activate the creamer to agitate the fluid; and generate an output for presentation on the display based at least partly on the parameter data.
[0011] In some embodiments, the variable opening valve comprises a pinch valve, and the creamer comprises an ultrasonic transducer. In some embodiments, the variable opening valve comprises a mechanical valve, and the creamer comprises an opening in the mechanical valve having a diameter of less than 1 mm.」
(翻訳文)
「[0008] 上記のような問題は、本明細書に開示されるスマートビールタップによって、いくつかの実施形態において対処される。開示されるタップは、ドラフトビールシステム内の 1 箇所または複数箇所における温度、圧力、色などのビールの検知パラメータ、ならびに注がれる特定のビールの既知の特性(例:ブランド、スタイル、原材料など)に基づいて、タップを通じて流れるビールの流量を動的に変化させ、1 杯あたりの所定量の泡(ヘッド)を実現することができる。開示されるタップには、注がれるビールの一部を所望の量および/または密度の泡に変換するよう意図的に構成されたクリーマ機構(以下「クリーマ」とも呼ばれる)が含まれる。いくつかの観点では、1 杯あたりの泡の量は、ビールの醸造所によって指定されることができる。したがって、開示されたタップは、泡制御基準に基づいて一貫した注出を可能にし、消費者に高品質な体験を提供することができる。さらに、開示されたスマートタップは、検知されたパラメータに基づいて流量を制御し、不要な泡立ちを最小限に抑えつつ迅速な注出を実現できるため、高い注出効率と高いビール品質の両立が可能となる。
[0009] 加えて、スマートタップは、ビールの浪費を削減し、不正の防止に寄与し、バーおよび醸造 所が効率的に注文および業務計画を行うための有益な情報を提供し、飲料注出に要するバーテンダーの作業時間を短縮するのにも役立つ。たとえば、スマートタップはネットワークを介して、複数のスマートタップからのセンサデータを保存する中央データリポジトリと通信することができる。データは集約および分析され、注出品質やシステムメンテナンスに関する洞察を明らかにするほか、本明細書に記載されるように、さまざまなビール、バー、および醸造所に対して推奨を提供するためにも使用される。
[0010] したがって、ある態様では、次のような構成を有する流体注出タップが提供される:入力開口部からタップの注ぎ口にある出力開口部へと流体経路が延びるハウジング;ハウジングの外部表面に配置されたディスプレイ;流体経路に沿って配置され、その経路を流れる流体のパラメータを表すパラメータデータを生成するよう構成された少なくとも 1 つのセンサ;流体経路に沿って配置され、その流体経路に対して可変な開口面積を定義するよう構成された可変開口バルブ;当該可変開口バルブを開閉するよう構成されたアクチュエータ;流体を攪拌して液体から泡に変換するよう構成され、流体経路に沿って配置されたクリーマ;および少なくとも 1 つのセンサからのパラメータデータを受信するよう構成されたコントローラ。コントローラは、少なくとも部分的にパラメータデータに基づいて、可変開口バルブをどの程度開閉するかをリアルタイムで判断し、その判断に基づいてアクチュエータを制御してバルブを所定の開度で開閉する。また、クリーマ作動信号を受信した場合にはクリーマを作動させて流体を攪拌し、さらにパラメータデータに少なくとも部分的に基づいて、ディスプレイに提示する出力を生成するよう構成されている。
[0011] いくつかの実施形態では、可変開口バルブはピンチバルブを含み、クリーマは超音波トランスデューサを含む。その他の実施形態では、可変開口バルブは機械式バルブを含み、クリーマは直径 1mm 未満の開口を有する機械式バルブの一部として構成されている。」
「[0048] Embodiments of the disclosure relate to systems and techniques for real time sensing of one or more beer parameters, draft beer pouring control based on specified quality standards and the sensed beer parameters, and/or usage of the sensed data in a network environment, for example for inventory management, quality control, and providing bar to brewery and brewery to bar recommendations.
[0049] The smart beer tap includes a housing coupled to the draft beer tower. The housing can be formed from a single piece of material or from multiple joined parts, and includes an entrance opening configured to receive beer from the tower, the tap spout from which beer is poured into a glass, and a fluid path leading from the entrance opening to the tap spout. The tap also includes a dial and a handle provided on the exterior of the housing, and a user can turn the dial to select what volume of beer will be poured from the tap when they pull the handle. The handle conveniently can be positioned and operated similarly to handles of existing taps in order to facilitate ease of use of the smart tap, and can be interchangeable with customized tap handles provided by breweries. The tap includes a display provided on the housing, for example on a front face between the handle and the spout, that can display sensed beer parameters and certain menu options relating to maintenance of the draft beer system and to functionality of the pouring options provided by the tap.
[0050] The housing of the tap internally houses a variable opening valve, a creamer, and one or more sensors positioned along or within the fluid path, as well as control electronics configured to receive data from a number of sensors and control the valve and creamer as described herein based on the received data. The control electronics can include an electronic hardware processor and a memory configured to store variable valve opening instructions and creamer control instructions, display control instructions, data communications instructions, beer characteristic data, and the various types of data described herein. The tap also includes a wireless or wired connectivity module (e.g., GSM connectivity to send sensor data to cloud, Bluetooth to send data to devices in a local region of the tap, LTE Cat Ml cellular network connection, or narrow band IoT ("NB IoT")).
[0051] The sensors positioned along or within the fluid path can include one or more of a pressure sensor configured to sense the pressure of beer in the keg or flowing through the tap, a pressure sensor configured to sense the ambient pressure around the tap, a flow sensor to volumetrically track beer flowing through the tap, one or more temperature sensors configured for sensing the temperature of beer and positioned at the input of the housing, the output (spout) of the housing, or at any point located therebetween, a temperature sensor to sense the ambient temperature around the smart tap, and a color sensor configured to determine the color of fluid flowing through the tap or out of the tap spout. Optionally, the tap can include additional sensors on the exterior of the housing, and can communicate with remote sensors located in the draft beer system and/or environment. Such sensors can include a humidity sensor and one or more temperature sensors positioned outside of the tap (for example, temperature sensors at the keg or along the beer line or in the ambient environment), and can be configured to communicate their data to the tap (for example, using a network as described with respect to Figure 7). Beneficially, the smart taps described herein are configured with instructions for variable flow control that minimizes the amount of foam that occurs during the pour of a glass of beer by adjusting flow rate with respect to sensed data. In some embodiments, other sensors can be included that provide information relating to chemical/physical properties of the beer, for example, pH, alkalinity, or a particular element, mineral or salt content.
[0052] The disclosed taps further include a creamer mechanism in the tap housing positioned in the flow path of the beer through the tap. The creamer mechanism can be selectively activated, based on pre-specified instructions, to cause the beer to froth in order to provide a specified quantity of head, or ratio of liquid beer to head. Accordingly, the creamer mechanism can additionally be controlled to create head quantities or ratios as specified for particular beers and/or different styles of beer (e.g., stout, hefeweizen, pilsner, pale ale, etc.). The creamer can be mechanical or use ultrasound to create the head. The variable flow valve and creamer mechanism can be cooperatively controlled as described herein to pour each glass a precise amount of bear with optimal foam at an ideal temperature. As such, the disclosed taps provide consistent, high-quality pours even when beer parameters vary.
[0053] Advantageously, the disclosed smart beer taps provide real-time information to bartenders, bar management personnel/systems, and/or other parties regarding current parameters (e.g., temperature and pressure) of beer in the cooled keg storage as well as in the draft beer tower and tap. This information can be conveniently provided at the pouring point via the display screen on the tap, and thus beneficially does not require usage of bar space for a separate display nor does it require the bartender to check a separate device or application in order to identify the beer parameters. The display can also be used to provide maintenance reminders, and can display alerts when sensed parameters indicate potential problems with the keg, beer line, beer, cooling system, gas pressure, draft beer tower, or tap. The tap can be configured to identify specific problems that are likely occurring based on the sensed parameters and to recommend corrective actions to fix the problems. When the bartender approaches a tap designed according to the present disclosure, he or she can easily identify based on the display whether the beer is in proper condition for pouring and, if not, can be presented with recommendations regarding any corrective action that should be taken to fix the draft beer system and return the draft beer to its desired quality for pouring.
[0054] Another advantage of the disclosed taps is that the tracked flow of beer through the tap enables bars to accurately track inventory by identifying issues such as untraced sales and waste resulting from spillage, foam, and over-pouring. Bar management can compare actual sales to actual volume of dispensed beer to quantify the performance of specific bartenders, identify any issues, and provide further training if needed. The sensor data from the disclosed taps can be used to mitigate losses due to waste (spillage, over- pouring, foam pour-out) and fraud. For example, the disclosed taps prevent or mitigate spillage during each pour by delivering a controlled volume of beer and head. A bartender can turn the dial of the housing to correspond to the glass size, and when the bartender pulls the tap handle the tap can automatically fill the volume of the glass with a specified quantity of beer and head. Thus, the bartender can serve beers efficiently using a simple, familiar gesture with portion control and beer quality assurance. Further, the tap can use sensed parameters to identify when a keg or tube is finished or when there is a line problem and alert the bartender, thereby reducing the waste that typically occurs when a bartender tries to pour draft beer during such conditions.
[0055] Some embodiments of the disclosed taps can be used with glass supports that position a glass in the right position and at the correct angle for pouring such that a bartender can use the disclosed smart taps to perform hands-free pouring. The tap controls can include a mode where a simple pull of the handle initiates the entire pouring of a glass of beer, so that the bartender does not have to maintain his or her grip on the handle through the duration of the pour. This can increase efficiency and/or throughput of draft beer served to consumers, as the bartender can parallelize pouring and payment, and can pour multiple beers at once. This can increase bar profits, particularly during busy hours. Some embodiments of the smart taps can include card swipe readers, card chip readers, or other digital payment acceptance devices to further streamline the draft beer process.
[0056] The disclosed taps can beneficially provide transparency to breweries relating to the quality of their beer that is poured by various bars or other vendors. For example, a brewery can specify beer pouring parameters according to their quality standards regarding what conditions they prefer for the beer served to consumers. The beer pouring parameters can include, for example, one or more of temperature, pressure, and ratio of liquid beer to head, and may be specific to a particular beer or style of beer brewed by the brewery. Data received from the sensors of the smart tap from which a particular brewery's beer is being poured can be sent to a remote server (e.g., a cloud-based data repository) and accessed by breweries, or may be sent directly to the breweries. The personnel of the breweries can review such data to monitor compliance with their specified quality standards. Further, some embodiments of the remote server can automatically compare the received sensor data to the quality standards, and can provide reports to the breweries regarding bar compliance or noncompliance. The remote server can additionally include a recommendations engine to provide recommendations to breweries regarding bars that are likely or unlikely to comply with their quality standards based on analysis of historical pouring parameter data received from such bars. The remote server can provide services to bars relating to order and inventory management, recommended new beers, and fraud detection.」
(翻訳文)
「[0048] 本開示の実施形態は、1つまたは複数のビールに関するパラメータをリアルタイムで検知するためのシステムおよび技術、指定された品質基準および検知されたビールパラメータに基づいてドラフトビールの注出を制御する技術、ならびに在庫管理・品質管理・バーからブルワリーまたはブルワリーからバーへのレコメンデーション提供などの目的でネットワーク環境において検知データを活用する技術に関する。
[0049] スマートビールタップは、ドラフトビールタワーに接続されるハウジングを含む。ハウジングは、単一の材料から成形される場合もあれば、複数の部品を結合して形成される場合もある。ハウジングには、タワーからビールを受け取るための入口開口部、グラスにビールを注ぐ注ぎ口(タップスパウト)、およびこれらを結ぶ流体経路が含まれる。タップには、ハウジングの外側に設けられたダイヤルおよびハンドルも含まれ、ユーザーはダイヤルを回すことで注ぐビールの量を選択し、ハンドルを引くことで注出を行うことができる。ハンドルの形状および操作性は、既存のビールタップのものに近い構造となっており、使いやすさを損なわないよう配慮されている。また、ハンドルはブルワリーが提供するカスタムハンドルと交換可能に構成することもできる。タップには、例えばハンドルと注ぎ口の間に位置する前面に、検知されたビールパラメータや、ドラフトビールシステムの保守、ならびに注出機能に関するメニューオプションを表示できるディスプレイが備えられている。
[0050] タップのハウジング内には、可変開口バルブ、クリーマ、および流体経路に沿ってまたはその内部に配置された 1 つまたは複数のセンサ、さらにセンサからのデータを受信し、当該データに基づいてバルブおよびクリーマを制御する制御用電子回路が内蔵されている。制御用電子回路は、電子ハードウェアプロセッサおよび、バルブ開度指令、クリーマ制御指令、ディスプレイ制御指令、データ通信指令、ビール特性データ、その他本明細書で説明される各種データを格納可能なメモリを含む。さらに、当該タップには無線または有線の接続モジュール(例:センサデータをクラウドに送信する GSM、ローカル機器へデータを送る Bluetooth、LTE Cat M1 セルラー通信、ナローバンドIoT(NB IoT)など)も搭載されている。
[0051] 流体経路に沿ってまたはその内部に配置されるセンサは、ケグ内またはタップを通して流れるビールの圧力を検知するように構成された圧力センサ、タップ周囲の周囲圧を検知するように構成された圧力センサ、タップを通じて流れるビールを体積的に追跡するための流量センサ、ビールの温度を検知するために構成され、ハウジングの入力部、ハウジングの出力部(注ぎ口)、またはそれらの間に位置する任意の点に配置される 1 つ以上の温度センサ、スマートタップ周囲の周囲温度を検知する温度センサ、およびタップを通じてまたはタップの注ぎ口から流れる流体の色を判別するために構成されたカラーセンサを含み得る。オプションとして、タップはハウジングの外部に追加のセンサを含み得、またドラフトビールシステムおよび/または環境内に位置するリモートセンサと通信することができる。そのようなセンサは、湿度センサおよびタップの外部(例えばケグ、ビアライン、または周囲環境)に配置された 1 つ以上の温度センサを含み得、そして(例えば図 7 に関連して記載されるように)それらのデータをタップに通信するために構成され得る。有利な点として、本明細書に記載されたスマートタップは、検知されたデータに応じて流量を調整することによって、グラスにビールを注ぐ際に発生する泡の量を最小限に抑える可変流量制御の指示を備えて構成されている。いくつかの実施形態では、ビールの化学的/物理的特性、例えば pH、アルカリ度、または特定の元素、ミネラル、または塩分含有量に関連する情報を提供するためのその他のセンサが含まれる場合がある。
[0052] 開示されたタップはさらに、タップ内部のビール流路に配置されたクリーマ機構を備える。クリーマ機構は、あらかじめ指定された指示に基づいて選択的に作動され、ビールを発泡させて所 定量の泡(ヘッド)または液体ビールと泡の比率を提供することができる。したがって、クリーマ機構は、特定のビールやビールのスタイル(例:スタウト、ヘーフェヴァイツェン、ピルスナー、ペールエールなど)に応じて指定された泡の量または比率を生成するように制御することができる。クリーマは機械式のものでも、超音波を利用するものでもよい。可変流量バルブとクリーマ機構は、本明細書で説明するように協調的に制御され、各グラスに対して理想的な温度で適量のビールと最適な泡を注ぐことができる。そのため、開示されたタップは、ビールのパラメータが変動しても、一貫した高品質の注出を提供する。
[0053] 有利な点として、開示されたスマートビールタップは、冷却されたケグ保管内、ならびにドラフトビールタワーおよびタップ内のビールの現在のパラメータ(例えば、温度および圧力)に関して、バーテンダー、バーの管理担当者/システム、および/または他の関係者にリアルタイムの情報を提供する。この情報は、タップ上のディスプレイスクリーンを介して注出地点で便利に提供することができ、したがって、別個のディスプレイのためにバーのスペースを使用する必要がなく、またビールのパラメータを特定するためにバーテンダーが別のデバイスまたはアプリケーションを確認する必要もないという有利な点がある。ディスプレイはまた、メンテナンスリマインダーを提供するためにも使用することができ、検知されたパラメータがケグ、ビアライン、ビール、冷却システム、ガス圧、ドラフトビールタワー、またはタップに関連する潜在的な問題を示す場合にアラートを表示することができる。タップは、検知されたパラメータに基づいて発生している可能性が高い特定の問題を識別し、その問題を修正するための是正措置を推奨するように構成することができる。バーテンダーが本開示に従って設計されたタップに近づいたとき、彼または彼女は、ディスプレイに基づいて、ビールが注ぐのに適切な状態にあるかどうかを容易に識別することができ、もしそうでなければ、ドラフトビールシステムを修正し、ドラフトビールを注出に適した望ましい品質に戻すために取るべき是正措置に関する推奨を提示されることができる。
[0054] 開示されたタップのもう一つの利点は、タップを通じて流れるビールの流量を追跡することにより、こぼれ、泡、注ぎ過ぎなどによる無駄や、販売記録に残っていない注出を識別し、バーが正確な在庫管理を行える点である。バーの管理者は、実際の販売数と注出されたビールの体積を比較して、特定のバーテンダーのパフォーマンスを定量化し、問題点を特定し、必要に応じて追加のトレーニングを提供することができる。開示されたタップのセンサデータは、無駄(こぼれ、注ぎ過ぎ、泡のあふれ)や不正による損失の軽減にも利用可能である。例えば、開示されたタップは、制御された量のビールと泡を提供することで、各注出時のこぼれを防止または軽減する。バーテンダーは、ハウジングのダイヤルをグラスのサイズに合わせて回し、ハンドルを引くと、タップは自動的に指定された量のビールと泡を注ぎ、グラスを満たすことができる。したがって、バーテンダーは、シンプルで慣れ親しんだ動作で、ポーションコントロールとビール品質保証を行いながら効率的にビールを提供できる。さらに、タップは、ケグやチューブが空になったことや、ラインに問題があることをセンサにより検出し、バーテンダーに警告を発することができる。これにより、そうした状況下でビールを注ごうとして無駄が生じるのを防ぐことができる。
[0055] 開示されたタップの一部の実施形態では、グラスを適切な位置および適切な注出角度に配置するためのグラスサポートと組み合わせて使用することができ、バーテンダーがハンズフリーで注出操作を行うことも可能である。タップの制御系は、ハンドルを一度引くだけで 1 杯分の注出が完了するモードを含むことができるため、注出中ずっとハンドルを握り続ける必要がない。これにより、ドラフトビールの注出効率や処理能力が向上し、バーテンダーは注出と会計業務を並行して進めることができ、複数のビールを同時に注ぐことも可能になる。これにより、特に繁忙時間帯におけるバーの利益が増加する可能性がある。また、スマートタップの一部の実施形態には、カードスワイプリーダー、IC チップリーダー、その他のデジタル決済対応デバイスを組み込むことができ、ドラフトビールの提供プロセスがさらに合理化される。
[0056] 開示されたスマートタップは、さまざまなバーやその他の販売業者によって提供されるビールの品質に関して、醸造所に透明性をもたらすという利点がある。たとえば、醸造所は、自社のビールが消費者に提供される際に望ましいと考える条件に基づき、ビール注出パラメータを品質基準として指定することができる。これらの注出パラメータには、たとえば温度、圧力、液体ビールの注出パラメータデータの分析に基づいて、特定のバーが品質基準を遵守する可能性が高いか低いかを醸造所に推奨する「レコメンデーションエンジン(推奨エンジン)」を備えることもできる。また、リモートサーバはバーに対して、注文および在庫管理、推奨される新しいビール、詐欺検出などに関するサービスも提供することが可能である。」
「[0070] Figure 3A depicts an example draft beer system 300 implementing an embodiment of a smart tap 325 as described herein. The draft beer system 300 includes temperature-controlled storage 305 containing a beer keg 310, a draft beer tower 320, a beer line 315 leading from the beer keg 310 to the draft beer tower 320, and the smart tap 325. Also illustrated is an example of a glass 330 of beer poured from the smart tap 325. The glass 330 contains a quantity of liquid beer 340 and a quantity of head 335. Though depicted with a draft beer tower 320, the disclosed taps can be used with draft beer walls provided for example on the outside of temperature-controlled storage 305 room, or with other suitable draft beer serving structures.
[0071] The temperature-controlled storage 305 is configured to keep the beer keg 310 at a predetermined temperature, for example via a refrigeration system. The beer keg 310 contains a volume of beer, and may be acquired from a particular brewery. Although not illustrated, the beer keg 310 can be coupled to a tank or cylinder of pressurized gas in order to facilitate transfer of the beer out of the keg through the beer line 315. The beer line 315 provides a fluid transfer path between the beer keg 310 and the draft beer tower 320. The tap 325 can be operated by a user (for example a bartender) in order to dispense beer from the keg 310 into a glass 330. Thus, a beer delivery fluid path is formed from the keg 310 through the beer line 315 through the draft beer tower 320 to the tap 325.
[0072] A number of sensors can be positioned at points along the beer delivery fluid path, for example within or on the tap 325, in order to sense parameters of the beer. Such parameters include temperature, pressure, and color. In various embodiments, temperature and pressure can be sensed at or within any of the keg 310, beer line 315, draft beer tower 320, and tap 325, using one or more sensors positioned at these locations. Color can be sensed as the beer is flowing through the beer line 315, draft beer tower 320, and/or tap 325 to determine whether the beer is in a liquid or foam state. For example, liquid beer may be any of a range of colors from dark brown to a light amber, while foam is typically cream or white. As such, if the color of the beer is sensed as being cream or white, the tap 325 can identify that the beer will be dispensed as head. A color sensor can include an image sensor (e.g., a photosensitive substrate such as a CMOS, CCD, or pin-diode image sensor), a source of illumination (e.g., LED light) positioned and configured to illuminate the beer in the field of view of the image sensor such that light reflected from or transmitted through the beer is received at the image sensor, and optionally an image signal processor configured to analyze signals received from the image sensor and determine the sensed color of the beer. In some embodiments the controller of the tap 325 can be configured to perform such image signal processing based on data received from the image sensor. Some examples of the color sensor can include optical materials (e.g., lenses, optical fiber, reflective components) for directing and/or focusing the provided illumination and/or received light. In some examples, the color sensor can be positioned with a field of view that observes beer being poured from the tap 325 through the ambient environment, and in such examples the source of illumination may be omitted. Sensors can also be positioned within the draft beer system 300 to sense parameters of the system that relate to how the beer will pour, for example ambient temperature and humidity sensors. However, in some embodiments all of the sensors are contained within and/or provided on the tap 325.
[0073] As described herein, the tap 325 can include a variable opening valve, creamer mechanism, and corresponding control instructions for dynamically determining flow conditions for beer flowing through the tap 325 in order to pour a specified quantity of the liquid beer 340 and a specified quantity of the head 335 into the glass 330 based on sensed parameters of the beer and/or draft beer system 300. The specified quantities can be determined based on a style of the beer. For example, the tap control instructions can specify the volume of the liquid beer 340 and the volume of the head 335 that should be poured for a particular style of beer into a glass of a particular size. Such volumes can be determined based on experimental data indicating a preferred quantity of head 335 for a style of beer (and optionally for a particular volume of the style of beer). The specified quantities can be customized by a brewery or other system user in some embodiments, such that the volume of head 335 for a particular beer or brand of beer (e.g., beers from the same brewery) can deviate from the volume of head 335 generally specified for other beers of the same style. This beneficially enables a brewery to dictate the quantity of head 335 for beers brewed at the brewery, for example the quantity that the brewery desires in order to provide the consumer with their preferred quality of glass of beer.」
(翻訳文)
「[0070]図3A は、本明細書に記載されるスマートタップ 325 の実施形態を実装した例示的なドラフトビールシステム 300 を示している。ドラフトビールシステム 300 は、ビールケグ 310 を収容する温度制御された保管庫 305、ドラフトビールタワー320、ビールケグ 310 からドラフトビールタワー320 へ導くビアライン 315、およびスマートタップ 325 を含む。また、スマートタップ 325 から注がれたビールグラス 330 の例も図示されている。グラス330 は、液体ビール 340 の量と泡(ヘッド)335 の量を含んでいる。ドラフトビールタワー320 とともに描かれてはいるが、開示されたタップは、例えば温度制御された保管庫 305 室の外側に設けられるドラフトビールウォール、またはその他の適切なドラフトビール提供構造とともに使用することができる。
[0071] 温度制御ストレージ305 は、たとえば冷却システムにより、ビールケグ310 を所定の温度に保つよう構成されている。ビールケグ310 にはビールが収められており、特定のブリュワリー(醸造所)から仕入れられる場合もある。図示はされていないが、ビールケグ310 は、加圧ガスのタンクまたはシリンダーと接続されていて、ガスの圧力によりビールがケグからビールライン315へ移送されるようになっている。ビールライン 315 は、ビールケグ310 とドラフトビールタワー320 との間の流体移送経路を提供する。タップ325 は、ユーザー(たとえばバーテンダー)によって操作され、ケグ 310 からグラス330 へビールを注ぐことができる。したがって、ビールの搬送経路は、ケグ 310 からビールライン315、ドラフトビールタワー320 を経て、タップ325 に至る流体経路で構成される。
[0072] いくつかのセンサは、ビール配送流体経路に沿ったポイント、例えばタップ 325 の内部または外部に配置され、ビールのパラメータを検知するために使用されることができる。このようなパラメータには、温度、圧力、色が含まれる。様々な実施形態において、温度および圧力は、ケグ310、ビアライン315、ドラフトビールタワー320、およびタップ 325 のいずれかまたはその内部に配置された 1 つ以上のセンサを用いて検知され得る。色は、ビールがビアライン 315、ドラフトビールタワー320、および/またはタップ 325 を流れる際に検知され、ビールが液体状態にあるのか泡状態にあるのかを判別するために使用され得る。例えば、液体ビールは、ダークブラウンからライトアンバーまでの範囲のいずれかの色であり得る一方で、泡は通常クリーム色または白色である。したがって、ビールの色がクリーム色または白色であると検知された場合、タップ 325 はそのビールが泡として注出されることを識別することができる。カラーセンサは、イメージセンサ(例えば、CMOS、CCD、またはピンダイオードイメージセンサのような光感応基板)、イメージセンサの視野内でビールを照射するように配置および構成された光源(例えば LED ライト)、およびオプションでイメージセンサから受信した信号を分析し検知されたビールの色を判別するために構成されたイメージ信号プロセッサを含み得る。いくつかの実施形態では、タップ 325 のコントローラは、イメージセンサから受信したデータに基づいてこのようなイメージ信号処理を実行するよう構成され得る。カラーセンサのいくつかの例は、提供された照明および/または受信された光を導き、集光するための光学材料(例えばレンズ、光ファイバ、反射部材)を含み得る。いくつかの例においては、カラーセンサは、タップ 325 から環境空間を通じて注がれるビールを観察する視野を持って配置されることができ、そのような例では光源が省略され得る。センサはまた、ドラフトビールシステム300の内部に配置され、例えば周囲温度センサおよび湿度センサのように、ビールの注出に関連するシステムのパラメータを検知するために使用され得る。しかしながら、いくつかの実施形態では、すべてのセンサがタップ 325 の内部および/またはタップ 325 上に配置される。
[0073] 本明細書に記載されるように、タップ325 は、可変開口バルブ、クリーマ機構、および対応する制御指示を含み得、これによりタップ 325 を通じて流れるビールの流量条件を動的に決定し、ビールおよび/またはドラフトビールシステム 300 の検知されたパラメータに基づいて、液体ビール 340 の所定量および泡 335 の所定量をグラス 330 に注ぐことができるようにされている。所定量は、ビールのスタイルに基づいて決定され得る。例えば、タップ制御指示は、特定のビールスタイルに対して、特定のサイズのグラスに注がれるべき液体ビール340の体積および泡335の体積を指定することができる。このような体積は、ビールスタイルに対して好ましい泡335の量を示す実験データ(およびオプションで、当該スタイルの特定の体積に対するデータ)に基づいて決定され得る。所定量は、いくつかの実施形態において、醸造所またはその他のシステムユーザによってカスタマイズ可能であり、これにより、特定のビールまたはブランドビール(例えば、同一醸造所のビール)に対して、同じスタイルの他のビールに一般的に指定されている泡335 の体積から逸脱させることができる。このことは有利に、醸造所が自社で醸造したビールに対して泡335の量、すなわち消費者に提供したい品質のグラスビールに必要な泡の量を指示することを可能にする。」
「[0078] Figure 4A illustrates an exterior view of an embodiment of a smart tap 400 as described herein, and Figure 4B illustrates a schematic block view of the interior of the smart tap of Figure 4A. The smart tap 400 can be used as the smart tap 325 in the draft beer system 300. Figures 4A and 4B are discussed together below.」
(翻訳文)
「[0078] 図 4A は、本明細書に記載されたスマートタップ 400 の外観図を示し、図 4B は図 4A のスマートタップの内部の概略ブロック図を示している。スマートタップ 400 は、ドラフトビールシステム 300 におけるスマートタップ 325 として使用することができる。図 4A および図 4B は、あわせて説明する。」
「[0083] The sensor(s) 485 can include one or more of a flow meter, temperature sensor, pressure sensor, and color sensor. The sensors can be provided within a sensor box as shown,or can be positioned spaced apart along the fluid path 470 as desired based on the parameters to be sensed. The sensors can be provided within the housing 405 as shown, or on the exterior of the housing as needed. The flow meter can include a turbine flow meter configured to generate pulses as beer flows through or past the flow meter, and the controller 445 can interpret the pulses as different flow rates, for example based on their periodicity. Temperature sensors can include a thermistor for direct measurement of beer temperature, and/or an ambient temperature sensor. Pressure sensors can include a pressure sensor to measure liquid pressure flowing through the tap 400 and/or an ambient pressure sensor.
[0084] As described above, a color sensor can be an imaging device and a source of illumination. For example, an RGB (or clear) LED can illuminate the sensor chamber 485 under control of the controller 445 and/or its own microprocessing unit. The illumination can be attenuated by the fluid within the sensor chamber and received by an image sensor. One example color sensor can be a color light-to-digital converter inter-integrated circuit (PC) and IR filter. The image sensor of this example includes clear, red, green, and blue color filters (band-pass filters) arranged in a pattern over photodiodes of the photosensitive substrates, and signals from these photodiodes provide a digital return of red, green, blue (RGB), and clear light sensing values. The clear channel received from the image sensor can be used as a reference to allow for isolation of color content. The color sensor can include an infrared (IR) blocking filter that is integrated on-chip and localized to the color sensing photodiodes in order to minimize the IR spectral component of the incoming light, thus allowing color measurements to be made accurately. The high sensitivity, wide dynamic range, and IR blocking filter make this color sensor a suitable solution for use under varying lighting conditions and through attenuating materials. The data from this example color sensor is transferred via an PC to the controller 445. The controller 445 can use the data from the image sensor to determine the color of the beer flowing through the tap 400, and can further determine the style of beer based on the determined color. The controller 445 can additionally or alternatively use the data from the image sensor to determine the type of fluid flowing through or positioned within the tap 400, for example to determine whether the fluid is beer, foam, cleaning liquid, water, or gas.
[0085] The variable opening valve 450 is configured to be opened at a range of different diameters by actuator 480 in order to selectively control the rate of fluid passing through the tap. For example, the variable opening valve 450 can control beer flow speeds between 0 cl/s and 7 cl/s with a single actuator, and can provide non-turbulent beer flow within this speed range. The variable opening valve 450 can operate up to 50 psi in some examples, and is made from food-grade material that is resistant to deterioration due to caustic liquids and beer line cleaning liquids. The diameter of the aperture of the valve 450 can be determined by the controller 445 as described herein, such that the actuator 480 is controlled via electronic signaling from the controller 445. The creamer 440 is configured to agitate, or cause turbulence in the flow of, liquid beer flowing through the creamer. As such, the creamer 440 can be selectively activated by the controller 445 in order to produce the desired quantity and optionally consistency of head.」
(翻訳文)
「[0083] センサ485は、流量計、温度センサ、圧力センサ、およびカラーセンサの 1 つ以上を含み得る。センサは、図示されるようにセンサボックス内に提供されることもでき、または検知されるべきパラメータに基づいて、流体経路470 に沿って離間して配置されることもできる。センサは、図示されるようにハウジング 405 内に提供されることもでき、または必要に応じてハウジングの外部に配置されることもできる。流量計は、ビールが流量計を通過または通過する際にパルスを生成するように構成されたタービン流量計を含み得、コントローラ 445 は、そのパルスを例えば周期性に基づいて異なる流量として解釈することができる。温度センサは、ビール温度を直接測定するためのサーミスタおよび/または周囲温度センサを含み得る。圧力センサは、タップ 400 を流れる液体圧力を測定するための圧力センサおよび/または周囲圧力センサを含み得る。
[0084] 上述のとおり、色センサはイメージングデバイスおよび照明源から構成されることができる。例えば、RGB(またはクリア)LED がコントローラ445 や独自のマイクロプロセッサによって制御され、センサ室485を照射する。この照明は、センサ室内の流体によって減衰され、イメージセンサによって受光される。色センサの一例としては、カラーデジタル変換器 PC と IR フィルターを備えた回路がある。この例のイメージセンサには、光感応基板上のフォトダイオードに赤・緑・青・クリアのカラーフィルター(バンドパスフィルター)が配置されており、これらからの信号により RGB およびクリアの光検出値が得られる。クリアチャネルは参照値として使用され、色成分の分離を可能にする。色センサは、赤外線 IR 成分の測定精度を高めるため、光検出素子上に IR ブロッキングフィルターを内蔵している場合がある。この高感度、広いダイナミックレンジ、およびIR ブロッキング機能により、さまざまな照明環境や透過材料を通した測定にも対応できる。この色センサからのデータは、PCを介してコントローラ445に転送される。コントローラ445はこのデータを用いて、タップ400を流れるビールの色を判定し、さらにその色に基づいてビールのスタイルを判定することもできる。また、ビール、泡、洗浄液、水、ガスなど、タップ内を流れている(または位置している)流体の種類も判別可能である。
[0085] 可変開口バルブ450は、タップを通過する流体の流量を選択的に制御するために、アクチュエータ480によって異なる直径範囲で開かれるように構成されている。例えば、可変開口バルブ450は、単一のアクチュエータで0 cl/s から7 cl/s の間のビール流速を制御することができ、この速度範囲内で非乱流のビール流れを提供することができる。可変開口バルブ450は、いくつかの例では最大 50 psi まで動作可能であり、苛性液およびビールライン洗浄液による劣化に耐性を有する食品グレード材料で作られている。バルブ450の開口径は、本明細書に記載されるようにコントローラ445によって決定されることができ、そのためアクチュエータ480はコントローラ445からの電子信号によって制御される。クリーマ440は、クリーマを通じて流れる液体ビールの流れを攪拌するか、または乱流を引き起こすように構成されている。このため、クリーマ440は、コントローラ445によって選択的に作動され、所望の量の、またオプションで所望のきめを持つ泡を生成することができる。」
「[0097] The display 420 is positioned on a user-facing surface 425 of the housing 405, with the user-facing surface 425 being the surface of the housing 405 that faces the bartender as he or she pulls the handle 415. The display 420 can be configured to display sensed beer parameters, maintenance reminders, and alerts relating to sensed problems within the draft beer system. The display 420 can thus be used to provide real time alerts and information about the draft beer system including cooling, keg fullness, keg freshness, gas pressure, and beer quality. Advantageously, providing the display 420 in the illustrated location enables the bartender to quickly ascertain displayed beer parameters (e.g., temperature, pressure, keg fill level) when approaching the tap and/or dispensing beer. The display 420 can be a digital display screen, for example a liquid crystal display or light- emitting diode display, and can be water proof or water-resistant. The display electronics 460 can include pixels for representing points in various colors on the display and associated circuitry for controlling the color of the pixels.」
(翻訳文)
「[0097] ディスプレイ420は、ハウジング405のユーザー向きの面425に配置されており、ユーザー向きの面425は、バーテンダーがハンドル415を引く際にバーテンダーに向かうハウジング405の面である。ディスプレイ420は、検知されたビールパラメータ、メンテナンスリマインダー、およびドラフトビールシステム内の検知された問題に関連するアラートを表示するように構成され得る。したがって、ディスプレイ420は、冷却、ケグの満杯度、ケグの鮮度、ガス圧、およびビール品質を含むドラフトビールシステムに関するリアルタイムのアラートおよび情報を提供するために使用されることができる。有利な点として、図示された位置にディスプレイ 420 を提供することにより、バーテンダーはタップに近づく際および/またはビールを注出する際に、表示されたビールパラメータ(例えば温度、圧力、ケグ充填レベル)を迅速に把握することができる。ディスプレイ420 は、デジタルディスプレイスクリーンであり得、例えば液晶ディスプレイまたは発光ダイオードディスプレイであり得、かつ防水または耐水性であり得る。ディスプレイ電子部品460は、ディスプレイ上のさまざまな色の点を表現するための画素および画素の色を制御するための関連回路を含み得る。」
「[0112] Figure 7 depicts a schematic block diagram of a network environment 700 for operating a smart tap as described herein. The network environment 700 includes draft beer system 705, which can be the draft beer system 300 including smart tap 325 described above, or another draft beer system including smart tap 400. The network environment 700 also includes gateway 710, network 715, remote server 730, and user devices 720.
[0113] Gateway 710 includes a local network connection module (e.g., Bluetooth or other wireless or wired local area connection) that enables the gateway 710 to send data to and receive data from smart taps 325, 400 in a local region surrounding the gateway 710 (e.g. a bar or other draft beer venue). The local network connection module can also enable the gateway 710 to send data to and receive data from user devices 720 within the local region. For example, gateway 710 can send sensed parameters to an application running on the mobile device of a bartender within the local region. Gateway 710 also includes a wide area connection module (e.g. a cellular modem or wired Internet connection) that enables the gateway 710 to communicate over the network 715 with the remote server 730, and optionally with the user devices 720. Gateway 710 can further include a data repository for storing historical draft beer pouring data including a history of sensed parameters and the flow conditions of various taps that were used to dispense particular beers. Thus, the gateway 710 may also store historical draft beer pouring data in an internal memory that can be recalled, for example, by USB connection, network connection (wired or wireless), cell phone connection, near field communication, Bluetooth connection, and the like. The historical draft beer pouring data can also periodically be automatically be logged into the data repository 532 of the remote server 730 and/or sent to a user device 720 via network 715.
[0114] The gateway 710 can be a device installed in the draft beer system 705 or in the environment of the draft beer system 705. In embodiments in which the disclosed smart taps include wide area connectivity capabilities, for example by each having a cellular modem, the gateway 710 may be not be a separate device, but rather the functionality of the gateway can be distributed among various taps in the draft beer system 705.
[0115] The network 715 can include any appropriate network, including an intranet, the Internet, a cellular network, a local area network or any other such network or combination thereof. User devices 702 can include any network-equipped computing device, for example desktop computers, laptops, smartphones, tablets, e-readers, gaming consoles, and the like. Users can access the interactive system 700 and view draft beer data via the network 715 and can be provided with recommendations via the network 715.
[0116] Remote server 730 includes one or more electronic hardware processors and one or more memories for storing computer-readable instructions and the described data. The memory can include data repository 732 (e.g., a database) , and the recommendations engine 734 and reporting engine 736 can be implemented by the processor(s) executing the computer-readable instructions to process data stored in the data repository 532. Remote server 730 can be remote from some or all of the draft beer system 705, gateway 710, and user devices 720.
[0117] As illustrated, the data repository 732 is configured to store sensed parameters (e.g., temperature, pressure, color, flow rate, and the like), beer pouring quality standards and thresholds, supply chain relationships (e.g. which bars serve the beer of specific breweries), and recommendations data including bar-to-brewery and brewery-to-bar recommendations. The beer pouring quality standards can be configurable by breweries and include specified temperatures, pressures, head quantities, and associated thresholds for pouring glasses of beer. The data repository 732 can also store a centralized beer database in order to provide updates to smart taps as described above with respect to Figure 3B. The centralized beer database can also store recently used beers of a bar and send data regarding these beers to the smart taps in that bar so that the bar staff can change the beer in the tap with the dial without requiring updates to be sent over a network. If beer is not in the list, the bar staff can create a new beer entry by selecting the style, keg size, price, brewery, and the like. The centralized beer database can add a beer to the database after multiple of the same entry are added to the system by different bars, and can use fuzzy logic in this updating process to prevent the same beer from being more than once because of user typos or other entry errors.
[0118] The recommendations engine 734 can compare sensed parameters of beers poured at various bars and other venues implementing the disclosed smart taps to brewery- specified pouring standards. These comparisons can be used to identify bars that do or do not comply with brewery pouring standards and to generate recommendations accordingly for presentation to breweries. The reporting engine 736 can handle the reporting of various alerts, data, and recommendations to specific users. The remote server 730 can also include an ordering engine 738 that enables bars to replenish inventory manually, view and place orders for recommended beers, and authorize automatic orders (for example by subscribing to a particular beer delivery at a particular frequency or when that beer reaches a specified low level in its keg). The remote server 730 can also include an analytics engine 739 that analyzes aggregate subsets of sensed parameter data (for example flow volume) in order to identify sales performance of various beers and breweries, for example compared to other brands, in different regions, and/or at different bars or types of bars.」
(翻訳文)
「[0112] 図7は、本明細書に記載されたスマートタップの運用のためのネットワーク環境 700 の概略ブロック図を示している。ネットワーク環境700は、スマートタップ325を含むドラフトビールシステム300またはスマートタップ400を含む他のドラフトビールシステムとして実現されるドラフトビールシステム705を含んでいる。さらに、ネットワーク環境700は、ゲートウェイ710、ネットワーク715、リモートサーバ730、およびユーザデバイス720も含んでいる。
[0113] ゲートウェイ 710 は、ゲートウェイ 710 の周囲のローカル領域(例えばバーやその他のドラフトビール提供場所)においてスマートタップ 325、400 との間でデータを送受信することを可能にするローカルネットワーク接続モジュール(例えば Bluetooth またはその他の無線または有線のローカルエリア接続)を含む。ローカルネットワーク接続モジュールはまた、ゲートウェイ 710 がローカル領域内のユーザデバイス 720 との間でデータを送受信することを可能にすることもできる。例えば、ゲートウェイ 710 は、ローカル領域内のバーテンダーのモバイルデバイス上で動作するアプリケーションに検知されたパラメータを送信することができる。ゲートウェイ710はまた、ゲートウェイ710がネットワーク715を介してリモートサーバ730と通信し、任意でユーザデバイス 720 とも通信することを可能にする広域接続モジュール(例えばセルラーモデムまたは有線インターネット接続)を含む。ゲートウェイ 710 はさらに、特定のビールを注出するために使用された各種タップの検知されたパラメータおよび流量条件の履歴を含む過去のドラフトビール注出データを保存するためのデータリポジトリを含み得る。したがって、ゲートウェイ710 は、例えばUSB接続、ネットワーク接続(有線または無線)、携帯電話接続、近距離通信、Bluetooth 接続などにより呼び出すことができる内部メモリに、過去のドラフトビール注出データを保存することもできる。過去のドラフトビール注出データはまた、リモートサーバ730のデータリポジトリ532に定期的に自動的に記録され、またはネットワーク715を介してユーザデバイス720に送信されることもできる。
[0114] ゲートウェイ710は、ドラフトビールシステム705内、またはその周囲の環境に設置されるデバイスである。もしスマートタップがそれぞれ広域接続機能(たとえばセルラーモデム)を備えている実施形態であれば、ゲートウェイ710は独立したデバイスである必要はなく、代わりにその機能はドラフトビールシステム705内の各タップに分散されて実装されることがある。
[0115] ネットワーク715は、イントラネット、インターネット、携帯ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、その他の適切なネットワーク、あるいはそれらの組み合わせを含むことができる。ユーザデバイス720は、ネットワーク機能を備えた任意のコンピューティングデバイス(たとえばデスクトップコンピューター、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット、電子書籍リーダー、ゲーム機など)であり得る。ユーザーはネットワーク715を介してインタラクティブなシステム700 にアクセスし、ドラフトビールデータを閲覧できるほか、ネットワーク715を介して推奨情報を受け取ることもできる。
[0116] リモートサーバ730は、1 つ以上の電子ハードウェアプロセッサおよびコンピュータ可読の命令および記載されたデータを格納するための 1 つ以上のメモリを含んでいる。メモリにはデータリポジトリ732(例:データベース)が含まれており、推奨エンジン734およびレポートエンジン736は、プロセッサがコンピュータ可読命令を実行することにより、データリポジトリ732内のデータを処理することで実装される。リモートサーバ730は、ドラフトビールシステム705、ゲートウェイ710、およびユーザデバイス720 の一部または全部から離れた場所に設置されることがある。
[0117] 図示されるように、データリポジトリ732は、検知されたパラメータ(例えば温度、圧力、色、流量など)、ビール注出品質基準および閾値、サプライチェーン関係(例えば特定の醸造所のビールを提供するバー)およびバーから醸造所、醸造所からバーへのレコメンデーションを含むレコメンデーションデータを保存するように構成されている。ビール注出品質基準は醸造所によって設定可能であり、所定の温度、圧力、泡量、およびビールグラス注出に関連する閾値を含むことができる。データリポジトリ732 はまた、上記図3B に関連して記載されるように、スマートタップへの更新を提供するために中央集権型ビールデータベースを保存することもできる。中央ビールデータベースはまた、バーで最近使用されたビールを保存し、これらのビールに関するデータをそのバー内のスマートタップに送信することができ、これによりバーのスタッフはネットワークを介した更新を必要とせずにダイヤル操作でタップ内のビールを変更することができる。リストにビールが存在しない場合、バーのスタッフはスタイル、ケグサイズ、価格、醸造所などを選択することによって新しいビールエントリを作成することができる。中央ビールデータベースは、異なるバーによって同じエントリが複数追加された後にビールをデータベースに追加することができ、この更新プロセスにおいてファジィロジックを使用して、ユーザーのタイプミスまたはその他の入力エラーによる同一ビールの重複登録を防止することができる。
[0118] 推奨エンジン734 は、公開されたスマートタップを使用して注がれたビールの感知パラメータを、ブルワリーが指定した注出基準と比較することができる。これらの比較により、ブルワリーの注出基準に準拠しているバーおよび準拠していないバーを特定し、それに応じてブルワリーに提示する推奨を生成することができる。レポートエンジン736 は、各種のアラート、データ、および推奨情報を特定のユーザーへ報告する役割を担う。リモートサーバ730はさらに、バーが在庫を手動で補充したり、推奨されたビールの注文を表示および発注したり、特定の頻度であるいは樽の中の残量が指定の下限を下回った際に特定のビールの自動注文を許可したりすることを可能にする注文エンジン738を含むことができる。さらに、リモートサーバ730は、感知されたパラメータデータ(例:流量)の集約的サブセットを分析し、地域別、バー別、またはバーの種類別に、他ブランドとの比較を含めた各ビールやブルワリーの販売パフォーマンスを特定する分析エンジン739を含むこともできる。」
「[0140] At block 1035, the tap 9, 325, 400 pours the beer according to the identified flow mode. Flow rates and amounts poured at block 1035 are calculated in real time with the data collected from the sensors or data provided to the smart tap 9, 325, 400. Such data can include one or more of temperature of the beer, ambient temperature, pressure of the beer, atmospheric pressure, length of the beer line, cooling system type used (cooling rooms, kegerator or flash chillers), style of the beer, beer left in the keg, time between pours, sensed color of liquid flowing through the tap, and freshness of the keg. The flow control mode takes into account these parameters to create optimal flow characteristics over every pouring to minimize the amount of foam that occurs while providing the maximum possible flow rate in order to protect both service speed and beer quality. Further, the flow control mode can identify a desired quantity of head and can activate the creamer accordingly if operated in auto-foam mode.」
「[0140] ブロック1035 において、タップ 9、325、400 は、識別されたフローモードに従ってビールを注出する。ブロック 1035 における流量および注出量は、センサから収集されたデータまたはスマートタップ 9、325、400 に提供されたデータを用いてリアルタイムで計算される。このようなデータには、ビールの温度、周囲温度、ビールの圧力、大気圧、ビアラインの長さ、使用されている冷却システムの種類(冷却室、ケグ冷蔵庫またはフラッシュチラー)、ビールのスタイル、ケグ内に残っているビール量、注出間の時間、タップを通じて流れる液体の検知された色、およびケグの鮮度の 1 つ以上が含まれ得る。流量制御モードは、これらのパラメータを考慮に入れて、各注出において最適な流動特性を生成し、サービススピードおよびビール品質の両方を維持するために最大可能流量を提供しつつ発生する泡の量を最小限に抑える。さらに、流量制御モードは、所望の泡量を識別し、自動泡モードで動作する場合にはこれに応じてクリーマを作動させることができる。」
「図3A
[図:0001430023000001.jpg]
」
「図3B
[図:0001430023000002.jpg]
」
「図4A 図4B
[図:0001430023000003.jpg]
」
「図7
[図:0001430023000004.jpg]
」
(2)甲1の[0003]には、「ドラフトビール(あるいはドラフティビール)とは、瓶や缶ではなく、樽(カスクまたはケグ)から提供されるビールのことである。」「ケグに詰められたビールは通常、炭酸ガスや窒素などの加圧容器からの外部圧力を利用して提供される。」と記載され、甲1の[0071]には、「図示はされていないが、ビールケグ310は、加圧ガスのタンクまたはシリンダーと接続されていて、ガスの圧力によりビールケグからビールライン315に移送されるようになっている。」と記載されているから、ドラフトビールシステム300は、加圧ガスのタンクを有し、加圧ガスのタンクとビールケグ310は、ガスラインにより接続されていると認められる。
(3)甲1の[0070]には、「ドラフトビールシステム 300 は、ビールケグ 310 を収容する温度制御された保管庫 305、ドラフトビールタワー320、ビールケグ 310 からドラフトビールタワー320 へ導くビアライン 315、およびスマートタップ 325 を含む。」と記載され、甲1の[0072]には、「いくつかのセンサは、ビール配送流体経路に沿ったポイント、例えばタップ325の内部または外部に配置され、ビールのパラメータを検知するために使用されることができる。このようなパラメータには、温度、圧力、色が含まれる。様々な実施形態において、温度および圧力は、ケグ310、ビアライン315、ドラフトビールタワー320、およびタップ 325 のいずれかまたはその内部に配置された 1 つ以上のセンサを用いて検知され得る。」と記載されているから、甲1には、ビールケグ310からドラフトビールタワー320へのビアライン315を流れるビールの温度、圧力をビアライン315に配置されたセンサを用いて検知することが記載されていると認められる。
(4)甲1の[0117]には「ビール注出品質基準は醸造所によって設定可能であり、所定の温度、圧力、泡量、およびビールグラス注出に関連する閾値を含むことができる。」と記載されているから、甲1には、ビール注出品質基準として、所定の温度、圧力を設定することが記載されていると認められる。
(5)甲1の[0116]には、「リモートサーバ730は、1 つ以上の電子ハードウェアプロセッサおよびコンピュータ可読の命令および記載されたデータを格納するための 1 つ以上のメモリを含んでいる。メモリにはデータリポジトリ732(例:データベース)が含まれており、推奨エンジン734およびレポートエンジン736は、プロセッサがコンピュータ可読命令を実行することにより、データリポジトリ732内のデータを処理することで実装される。」と記載され、甲1の[0117]には「ビール注出品質基準は醸造所によって設定可能であり、所定の温度、圧力、泡量、およびビールグラス注出に関連する閾値を含むことができる。」と記載され、 甲1の[0118]には、「推奨エンジン734 は、公開されたスマートタップを使用して注がれたビールの感知パラメータを、ブルワリーが指定した注出基準と比較することができる。これらの比較により、ブルワリーの注出基準に準拠しているバーおよび準拠していないバーを特定し、それに応じてブルワリーに提示する推奨を生成することができる。」と記載されているから、甲1には、リモートサーバ730において、推奨エンジン734がビール注出品質基準に準拠しているバーおよび準拠していないバーを特定し、それに応じてブルワリーに提示する推奨を生成することが記載されていると認められる。
(6)甲1の[0112]には、「ネットワーク環境700は、スマートタップ325を含むドラフトビールシステム300またはスマートタップ400を含む他のドラフトビールシステムとして実現されるドラフトビールシステム705を含んでいる。さらに、ネットワーク環境700は、ゲートウェイ710、ネットワーク715、リモートサーバ730、およびユーザデバイス720も含んでいる。」と記載され、甲1の[0116]には、「リモートサーバ730は、1 つ以上の電子ハードウェアプロセッサおよびコンピュータ可読の命令および記載されたデータを格納するための 1 つ以上のメモリを含んでいる。メモリにはデータリポジトリ732(例:データベース)が含まれており、推奨エンジン734およびレポートエンジン736は、プロセッサがコンピュータ可読命令を実行することにより、データリポジトリ732内のデータを処理することで実装される。」と記載されているから、ネットワーク環境700なるシステムは、コンピュータ可読命令を実行するプロセッサと、コンピュータ可読命令を格納したメモリを備えていると認められる。そして、リモートサーバ730において、推奨エンジン734が、プロセッサがコンピュータ可読命令を実行することにより、データリポジトリ732内のデータを処理しているから、コンピュータ可読命令とメモリは、1つ以上の電子ハードウェアを利用していると理解される。
(7)甲1の[0112]には、「ネットワーク環境700は、ゲートウェイ710」「を含んでいる」ことが記載され、甲1の[0113]には、「ゲートウェイ 710 は、ゲートウェイ 710 の周囲のローカル領域(例えばバーやその他のドラフトビール提供場所)においてスマートタップ 325、400 との間でデータを送受信することを可能にするローカルネットワーク接続モジュール(例えば Bluetooth またはその他の無線または有線のローカルエリア接続)を含む。」と記載されているから、ネットワーク環境700は、スマートタップ325と接続されるゲートウェイ710を有すると理解される。
そして、ゲートウェイ710はスマートタップ325との間でデータを送受信することを可能にするローカルネットワーク接続モジュールを含むから、ゲートウェイ710はデータを生じさせるセンサと接続されていると理解される。
(8)甲1の[0113]には、「したがって、ゲートウェイ710 は、例えばUSB接続、ネットワーク接続(有線または無線)、携帯電話接続、近距離通信、Bluetooth 接続などにより呼び出すことができる内部メモリに、過去のドラフトビール注出データを保存することもできる。過去のドラフトビール注出データはまた、リモートサーバ730のデータリポジトリ532に定期的に自動的に記録され、またはネットワーク715を介してユーザデバイス720に送信されることもできる。」と記載され、ゲートウェイ710に保存される過去のドラフトビール注出データはユーザデバイス720に送信されることもできるから、ゲートウェイ710とユーザデバイス720は接続されていると理解される。
(9)甲1の[0072]には、「いくつかのセンサは、ビール配送流体経路に沿ったポイント、例えばタップ 325 の内部または外部に配置され、ビールのパラメータを検知するために使用されることができる。このようなパラメータには、温度、圧力、色が含まれる。様々な実施形態において、温度および圧力は、ケグ310、ビアライン315、ドラフトビールタワー320、およびタップ 325 のいずれかまたはその内部に配置された 1 つ以上のセンサを用いて検知され得る。色は、ビールがビアライン 315、ドラフトビールタワー320、および/またはタップ 325 を流れる際に検知され、ビールが液体状態にあるのか泡状態にあるのかを判別するために使用され得る。」「センサはまた、ドラフトビールシステム300の内部に配置され、例えば周囲温度センサおよび湿度センサのように、ビールの注出に関連するシステムのパラメータを検知するために使用され得る。」と記載され、甲1の[0078]には、「スマートタップ 400 は、ドラフトビールシステム 300 におけるスマートタップ 325 として使用することができる。」と記載され、甲1の[0083]には、「センサ485は、流量計、温度センサ、圧力センサ、およびカラーセンサの 1 つ以上を含み得る。」と記載され、甲1の[0112]には、「ネットワーク環境700は、スマートタップ325を含むドラフトビールシステム300またはスマートタップ400を含む他のドラフトビールシステムとして実現されるドラフトビールシステム705を含んでいる。」と記載されているから、甲1には、ネットワーク環境700が、流量センサと、周囲温度センサおよび湿度センサを備えることも記載されているといえる。
(10)甲1-1~甲1-3発明
上記(1)~(9)を総合すると、甲1には、次の甲1-1発明、甲1-2発明及び甲1-3発明が記載されていると認められる。
(甲1-1発明)
「ビールケグ310に入ったビールを保管し、温度調整された保管庫305、加圧ガスのタンク、ガスライン、ビアライン315、ビールケグ310、及びスマートタップ325を備えたドラフトビールタワー320を含むドラフトビールシステム300と接続されるネットワーク環境700を使用する方法であって、前記ビールケグ310から前記ドラフトビールタワー320への前記ビアライン315を流れるビールの温度、圧力を前記ビアライン315に配置されたセンサを用いて検知することと、、ビール注出品質基準として所定の温度、圧力を設定することと、、前記検知したデータを前記ビール注出品質基準と比較することと、リモートサーバ730において、推奨エンジン734が前記ビール注出品質基準に準拠しているバーおよび準拠していないバーを特定し、それに応じてブルワリーに提示する推奨を生成することと、を備える方法。」
(甲1-2発明)
「ビールケグ310に入ったビールを保管し、温度調整された保管庫305、加圧ガスのタンク、ガスライン、ビアライン315、ビールケグ310、及びスマートタップ325を備えたドラフトビールタワー320を含むドラフトビールシステム300と接続されるネットワーク環境700なる装置であって、1つ以上の電子ハードウェアプロセッサと、前記スマートタップ325と接続されるゲートウェイ710と、データを生じさせるセンサと接続される前記ゲートウェイ710と、コンピュータ可読命令を格納したメモリと、を備え、前記コンピュータ可読命令と前記メモリは前記1つ以上の電子ハードウェアプロセッサを利用し、前記ビールケグ310から前記ドラフトビールタワー320への前記ビアライン315を流れるビールの温度、圧力を前記ビアライン315に配置されたセンサを用いて検知し、ビール注出品質基準として所定の温度、圧力を設定し、前記検知したデータを前記ビール注出品質基準と比較し、リモートサーバ730において、推奨エンジン734が前記ビール注出品質基準に準拠しているバーおよび準拠していないバーを特定し、それに応じてブルワリーに提示する推奨を生成する、ように構成される装置。」
(甲1-3発明)
「ビールケグ310に入ったビールを保管し、温度調整された保管庫305、加圧ガスのタンク、ガスライン、ビアライン315、ビールケグ310、及びスマートタップ325を備えたドラフトビールタワー320を含むドラフトビールシステム300と接続されるネットワーク環境700なるシステムであって、1つ以上の電子ハードウェアプロセッサと、前記スマートタップ325、データを生じさせるセンサ及びユーザデバイス720に接続されるゲートウェイ710と、流量センサと、周囲温度センサおよび湿度センサを備え、ネットワーク環境700なるシステムは、前記ビールケグ310から前記ドラフトビールタワー320への前記ビアライン315を流れるビールの温度、圧力を前記ビアライン315に配置されたセンサを用いて検知し、ビール注出品質基準として所定の温度、圧力を設定し、前記検知したデータを前記ビール注出品質基準と比較し、リモートサーバ730において、推奨エンジン734が前記ビール注出品質基準に準拠しているバーおよび準拠していないバーを特定し、それに応じてブルワリーに提示する推奨を生成する、前記ネットワーク環境700なるシステム。」
2 甲2について
(1)甲2の記載事項
「2.特許請求の範囲
(1)管の中の流体の流速を被測定媒質内での音波エネルギーの速度とは独立に測定する方法であつて、前記管路にそって零でない軸方向成分を有する対向して指向された超音波エネルギー信号を送信することと、前記の送信された対向して指向された信号を受信することと、前記の受信された信号の1つの走行時間tに対応する信号を提供することと、前記の受信された信号の間の時間差Δtに対応する信号を提供することと、Δtをt2で割った商信号であって流速の前記管にそった成分vに近似的に比例する商信号を形成することとを含む管の中の流体の流速を測定する方法。
(2)管の中の流体の軸方向流速を測定する超音波流量計であって、前記管上に配置された1対の変換器であって前記管の軸方向成分と前記管の横方向成分とを有するエネルギー路を該1対の変換器間に提供する1対の変換器と、前記変換器から前記エネルギー路にそつて対向した方向に1対の同種の信号を同時に送信する装置と、前記変換器において前記信号を受信する装置と、前記エネルギー路にそつた前記信号の1つの走行時間tに対応する信号を提供する装置と、前記の対向して指向された信号間の走行時間差Δtを決定する装置と、前記走行時間の2乗t2に対応する信号を提供する装置と、Δtをt2で割った商に比例する商信号であって該商信号は1を前記エネルギー路の長さvを流体の流速としてΔt/t2∝v/1であるように流体流速にほぼ比例する商信号を提供する装置とを有している管の中の流体の軸方向流速を測定する超音波流量計。」
「主として一般論を確立するための図示の実施例においては、決定されるべき速度で矢印7の方向に流れている例えば液体である流体を担持している管6に装着がなされている(第1図)。管6の壁上または壁内には送信受信装置あるいは変換器8,9が装着されている。これらは通常は管の対向面上で互いに対向しかつ流体流の方向に離隔して装着されるので、装置8,9の間の路11は対角線的すなわち傾角を有しために路の方向はパイプラインの直径方向の部分とパイプラインの軸方向の成分とを有しまた路の長さは決定可能である。
このような物理的性格を有する装着はすでに公知であるが、特に比較的小直径のパイプラインにおいては、路11が非常に短かいので該路を対向方向にしかも極めて短かい時間内に進行する信号間の差を正確に測定することは特に流速の微小変化によって影響されるときには困難あるいは不可能であるという点においてしばしば難点が生ずる。
本図の一般的場合においては、超音波あるいは高周波数のパルス列あるいはバースト送信器12が備えられている。送信器12は多数の比較的短かいパルスあるいはサイクルを予定長の系列として間欠的に送り、出す構造を含んでいる。前記系列の各各がパルス列あるいはバーストとみなされる。各バーストは開始時間、持続時間、従ってまた停止時間に関して制御される。パルス列あるいはバースト送信器12は同時に2つの方向にパルス列を送る共通導体14に結合された導線13を備えている。一つの方向においてパルス列はパルス列を送信する能力とまた同様のパルス列を受信する能力とを有している送信-受信装置16(T/R)に到達する。送信-受信装置16からのパルス列は導体17を通って変換装置8(Trl)に達し、そこから路11にそって一つの方向に管を通過して他の変換装置9(Tr2)に達し、そこから信号は導線18をへて導体14の他端に接続された他の送信-受信装置19(T/R)に送られる。
パルス列送信器12が導体14にパルス列を放出すると、バーストは単に上述したように送信-受信装置16に行くだけではなく同時に送信-受信装置19にも印加されて導線18をへて変換器9に達しそこから変換器8からのパルス列の進行方向と逆の方向に路11を進行する。この反対方向に指向されたバーストは変換器8によって受信され導体17をへて送信-受信装置16に達する。このようにして、送信器12からのパルス列あるいはバーストは結果的には分割されて同時に送信-受信装置16,19に印加され、分割されたパルス列あるいはバーストは路11を同時に反対方向に進行してそれぞれ送信-受信装置16,19の対向している側で受信される。
送信-受信装置16で受信されたパルス列あるいはバーストは、送信器12への接続22を有しかつ導線23をへて感知回路素子24まで延びている導体21に送られる。
同様にして、他の送信-受信装置19で受信された信号あるいはバーストは導線27と接続した導体26をへて感知回路素子24に送られる。感知回路索子24においては、そこで受信された2つのバーストの周波数が低められ位相が比較されて、結局後述するように一方が他方から減じられあるいは代数的に加えられ、管を横断することによる2つのバースト間の差あるいは正味差が導体28をへて計算回路素子29に送られる。
第1送信-受信装置16が受信され感知回路素子24に供給される信号はまた分枝溝導線31をへて計算回路装置29にも送られる。同様に送信-受信装置19からの信号は導体26および導体27をへて計算回路装置29に送られる。計算回路装置においては各種の受信信号が比較され計算されて導体33に現れ、管6内を矢印7の方向に流れている流体の速度を指示する信号あるいは読取り値として適当な表示装置(図示せず)に送られる。
前述の配置においては、送信-受信装置16,19の双方が同時に送信しまた同時に受信するので、装置8,9から同時に送られるパルス列あるいはバーストの持続時間が予定時間(通常は管を横断する時間よりも短かい)だけ継続し、ついで無信号時間あるいは沈黙時間が続き、さらに続いて送信-受信装置装置8,9が送信-受信装置16,19に受信される信号を送信するように時間が配分されている。すなわち、路11にそって反対方向に2つのパルス列あるいは2つのバーストの同時送信があり、次に無信号の時間間隔があり、最後に送りだされた信号に対する同時的受信期間がある。路11を進行するための時間は無信号期間を可能にする。送信時間と受信時間とは混りあわずすなわち重なり合わず互いにはっきりと区別されている。」
「図1
[図:0001430023000005.jpg]
」
(2)甲2に記載された技術的事項
上記(1)を総合すると、甲2には次の技術的事項が記載されていると認められる。
「超音波流速計であって、管の対向面上で互いに対向しかつ流体流の方向に離隔して変換器8,9が装着され、バースト送信器12のパルス列が送信-受信装置16をとおって変換器8へ到達し、変換器8を通ったパルス列は路11にそつて一つの方向に管を通過して他の変換器9に到達し、そこから信号は送信-受信装置19をとおって感知回路素子24と計算回路装置29に送られ、バースト送信器12のパルス列が送信-受信装置をとおって変換器9へ到達し、変換器9を通ったパルス列は変換器8からのパルス列の進行方向と逆の方向に路11を進行し、変換器8で受信され、送信-受信装置16をとおって感知回路素子24と計算回路装置29へ送られ、感知回路素子24において受信された2つのバーストの周波数が低められ位相が比較されて、一方が他方から減じられ、管を横断することによる2つのバースト間の正味差が計算回路素子29に送られる超音波流速計。」
第5 当審における判断
1 本件発明1について
本件発明1と甲1-1発明とをその機能、構造又は技術的意義を考慮して対比すると、後者の「ビールケグ310に入ったビール」は前者の「分配される飲料」に相当し、以下同様に、「温度調整された」は「前記分配される飲料の所望の環境特性を維持するために用いられる」に、「保管庫305」は「ストレージキャビネット」に、「加圧ガスのタンク」は「加圧ガス供給源」に、「ガスライン」は「加圧ガス分配ライン」に、「ビアライン315」は「飲料分配ライン」に、「ビールケグ310」は「飲料容器」に、「スマートタップ325を備えたドラフトビールタワー320」は「飲料ディスペンサ」に、「を備えるドラフトビールシステム300と接続されるネットワーク環境700」は「を含む飲料分配システム」に、「を使用する方法」は「とともに用いられる方法」に相当する。
後者の「ビールの温度、圧力」はビール注出品質基準として設定可能なものであり、前者の「少なくとも1つの測定基準」に相当するから、後者の「前記ビールケグ310から前記ドラフトビールタワー320への前記ビアライン315を流れるビールの温度、圧力を前記ビアライン315に配置されたセンサを用いて検知すること」は前者の「前記飲料容器から前記飲料ディスペンサへの前記飲料分配ラインを通って流れる流体のための少なくとも1つの測定基準を識別すること」あるいは「前記流体の前記少なくとも1つの測定基準に基づいて前記流体の分析を実行すること」に相当する。
そして、後者において、「ビール注出品質基準として所定の温度、圧力を設定」した場合には、その設定値は「基準値」ということができるから、後者の「ビール注出品質基準として所定の温度、圧力を設定すること」は前者の「前記流体の少なくとも1つの測定基準の基準値を識別すること」に相当し、以下同様に、「前記測定したデータを前記ビール注出品質基準と比較すること」は「前記分析の結果を前記基準値と比較すること」に相当する。
また、「アクション」は「行動。動作。」を意味し(広辞苑第7版岩波書店)、「推奨を生成する」ことは、一種の行動、動作であり、「1つのアクション」といえるから、後者の「推奨エンジン734が前記ビール注出品質基準に準拠しているバーおよび準拠していないバーを特定し、それに応じてブルワリーに提示する推奨を生成する」事項と前者の「前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断に基づいて、少なくとも1つのアクションを実行する」事項とは、「前記基準値に関連して少なくとも1つのアクションを実行する」限りにおいて一致する。
したがって、本件発明1と甲1発明とは、次の一致点で一致し、相違点1~2で相違する。
<一致点>
分配される飲料を保管し前記分配される飲料の所望の環境特性を維持するために用いられるストレージキャビネット、加圧ガス供給源、加圧ガス分配ライン、飲料分配ライン、飲料容器、及び、飲料ディスペンサを含む飲料分配システムとともに用いられる方法であって、
前記飲料容器から前記飲料ディスペンサへの前記飲料分配ラインを通って流れる流体のための少なくとも1つの測定基準を識別することと、
前記流体の前記少なくとも1つの測定基準の基準値を識別することと、
前記流体の前記少なくとも1つの測定基準に基づいて前記流体の分析を実行することと、
前記分析の結果を前記基準値と比較することと、
前記基準値に関連して少なくとも1つのアクションを実行することと、
を備える方法。」
<相違点1>
本件発明1は、「加圧ガス調整器」を有するのに対し、甲1-1発明は「加圧ガス調整器」を備えるか否かが不明である点。
<相違点2>
「前記基準値に関連して少なくとも1つのアクションを実行する」ことに関して、本件発明1は「前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断に基づいて」少なくとも1つのアクションを実行するのに対し、甲1-1発明は、「推奨エンジン734が前記ビール注出品質基準に準拠しているバーおよび準拠していないバーを特定し、それに応じてブルワリーに提示する推奨を生成」しているものの、「前記基準値に対して少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断」をしていない点。
そうすると、本件発明1と甲1-1発明とは、相違点1及び相違点2で相違するから、本件発明1は、甲1-1発明ではない。
次に、事案に鑑み、相違点2について検討する。
本件発明1は「前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断に基づいて少なくとも1つのアクションを実行する」ものであるところ、「変化」とは、ある状態から他の状態に変わること(広辞苑第7版)であるから、本件発明1の「前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断」とは、測定基準に基づいて流体の分析を実行し、基準値に対して分析値がある状態から他の状態へ変わったとの判断であり、すなわち、本件発明1は、測定基準に基づいて流体の分析を実行し、基準値に対して、少なくとも1つの分析値がある状態から他の状態へ変わったか否かをみて、変わったと判断すると少なくとも1つのアクションを実行するものと理解される。
一方、甲1発明は、「前記検知したデータを前記ビール注出品質基準と比較し、」「リモートサーバ730において、推奨エンジン734が前記ビール注出品質基準に準拠しているバーおよび準拠していないバーを特定し、それに応じてブルワリーに提示する推奨を生成する」から、検知したデータが、ビール注出品質基準を満たしているか否かを判断するものである。
そして、ビール注出品質の判断として、「基準値に対して少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断」を行うことは、甲1に記載されていないし、ビール注出品質の判断として、そのような判断が技術常識であるとの証拠もない。
したがって、相違点2に係る構成は、甲1発明に基いて、当業者であっても容易に想到し得たとはいえない。
よって、相違点1について検討するまでもなく、本件発明1は、甲1-1発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。
2 本件発明2~7について
本件発明2~7は、本件発明1の発明特定事項を全て含む発明であるから、上記1と同様のことがいえる。
よって、本件発明2~7は、甲1-1発明ではなく、甲1-1発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。
3 本件発明8について
本件発明8は、本件発明1と同様に「前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断に基づいて、少なくとも1つのアクションを実行する」という構成を有している。
したがって、本件発明8と甲1-2発明とをその機能、構造又は技術的意義を考慮して対比すると、少なくとも上記相違点2において相違する。
そして、相違点2については、上記1で述べたとおりである。
よって、本件発明8は、甲1-2発明ではなく、甲1-2発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。
4 本件発明9~11について
本件発明9~11は、本件発明8の発明特定事項を全て含む発明であるから、上記3と同様のことがいえる。
よって、本件発明9~11は、甲1-2発明ではなく、甲1-2発明及び甲2に記載された技術的事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。
5 本件発明12について
本件発明12は、本件発明1と同様に「前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断に基づいて、少なくとも1つのアクションを実行する」という構成を有している。
したがって、本件発明12と甲1-3発明とをその機能、構造又は技術的意義を考慮して対比すると、少なくとも上記相違点2において相違する。
そして、相違点2については、上記1で述べたとおりである。
よって、本件発明12は、甲1-3発明及び甲2に記載された技術的事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。
6 本件発明13~22について
本件発明13~22は、本件発明12の発明特定事項を全て含む発明であるから、上記5と同様のことがいえる。
よって、本件発明13~22は、甲1-3発明及び甲2に記載された技術的事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。
第6 特許異議申立人の主張について
特許異議申立人は、特許異議申立書において次の主張をしている。
「構成1Lに対して 請求項1の構成1Lは「前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断に基づいて、少なくとも1つのアクションを実行することと、を備える方法。」と規定している。これに対して、甲1には、分析エンジンは、検出された温度が所定の温度に対応するかどうかを判断するように構成されており、また他の実施形態では、検出された圧力が所定の圧力に対応しているかを判断するよう構成されることが開示されている。また、甲1において、これらの判定結果に応じてスマートタップが調整されることが合理的に理解できる([0017])。甲1には、推奨エンジンが醸造所に対してバーの遵守または不遵守に関するレポートを提供すること、受信したスマートタップおよび/またはドラフトビールシステムのセンサデータを比較し、それに基づいて醸造所に推奨事項を提供できるユーザインターフェースが開示されている([0056],[0126])。甲1には、タップは可変開口バルブ、クリーマ機構、および流量条件を動的に決定するための制御指令を備えることができ、これにより、検出されたビールおよび/またはドラフトビールシステム300のパラメータに基づき、液体ビール340とヘッド335の所定量をグラス330に注ぐことが開示されている([0073])。甲1には、自動注出プロセスにおいて、センサデータに基づき算出された流量パラメータを動的に変化させながら、液体ビール5050およびヘッドの所定量が制御されることが開示されている([0102])。例えば、色などのセンサデータが基準値(例えば定められた品質基準)と比較して変化した場合に、クリーマの作動といったアクションが引き起こされると合理的に理解できる。このように、甲1には、センサデータなどのある指標に変化が生じた場合に、タップの制御、レポートや推奨事項の提供といったアクションが引き起こされることが開示されている。よって、甲1には、請求項1の構成1Lが開示されてる。」と主張している。(異議申立書50~51ページ)
しかしながら、上記第5の1で述べたとおり、甲1-1発明では、「前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があった」ことを判断していないし、甲1及び甲2のいずれにも、「前記基準値に対して前記少なくとも1つの測定基準に変化があったとの判断に基づいて、少なくとも1つのアクションを実行する」ことは記載も示唆もされていない。そして、この点が甲1-1発明及び甲2に記載されている事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるとも認められない。
したがって、申立人の上記主張を採用することはできない。
第7 むすび
以上のことから、特許異議の申立ての理由及び証拠によっては、請求項1~22に係る特許を取り消すことはできない。
また、他に請求項1~22に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
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2025-700478