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特許拒絶査定不服審判

2019-010278

エネルギー制限されたワイヤレス・システム内の柔軟性のある通信のための構成可能通信モジュール

審判番号
2019-010278
法域
特許
審判種別
拒絶査定不服審判(拒絶査定不服の審決)
出願番号
特願2017-523249
請求日
2019年08月05日
審決日
2022年02月24日
公報発行日
2022年03月25日
結論
原査定取消(特許/登録すべき)
当事者
  • 【請求人】アルカテル・ルーセント
  • 【請求人代理人】岡部 讓
  • 【請求人代理人】吉澤 弘司
審判長/審判官
  • 審判長 中木 努
  • 審判官 廣川 浩
  • 審判官 國分 直樹
分類
P18 .537-WY (H04W) / P18 .121-WY (H04W)
条文(本文から自動抽出・参考)
特許法第29条第2項、特許法第36条第6項第2号、特許法第36条第6項第1号
データ出所
審決公報(XML)

事件の表示

特願2017-523249「エネルギー制限されたワイヤレス・システム内の柔軟性のある通信のための構成可能通信モジュール」拒絶査定不服審判事件〔平成28年 5月 6日国際公開,WO2016/067091,平成30年 1月11日国内公表,特表2018-500795,請求項の数(19)〕について,次のとおり審決する。

結論

結 論 原査定を取り消す。 本願の発明は,特許すべきものとする。

理由

理 由 第1 手続の経緯 本願は,2015年(平成27年)10月6日(パリ条約による優先権主張 外国庁受理 2014年10月28日,アメリカ合衆国(US))を国際出願日とする出願であって,その手続の経緯は以下のとおりである。 平成30年 7月26日付け 拒絶理由通知書 平成31年 4月 2日付け 拒絶査定 令和 元年 8月 5日 審判請求書及び手続補正書の提出 令和 元年 9月20日 手続補正書(方式)の提出 令和 2年 3月24日 上申書の提出 令和 2年 7月29日付け 令和元年8月5日の手続補正について の補正の却下の決定及び拒絶理由通知書 令和 3年 2月 1日 意見書及び手続補正書の提出 令和 3年 6月10日付け 拒絶理由通知書 令和 3年 9月15日 意見書及び手続補正書 第2 原査定の概要 原査定(平成31年4月2日付け拒絶査定)の概要は次のとおりである。 (進歩性)この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 記 (引用文献等については引用文献等一覧参照) ・請求項1ないし4及び10に対して,引用文献1及び2 ・請求項5ないし7に対して,引用文献1ないし3 ・請求項8及び9に対して,引用文献1、2及び4 <引用文献等一覧> 1.国際公開第2014/028247号 2.特開2014-179784号公報 3.特開2012-170121号公報 4.米国特許出願公開第2006/0128349号明細書 第3 当審拒絶理由の概要 当審における令和3年6月10日付け拒絶理由通知書で通知した拒絶理由(以下,「当審拒絶理由」という。)の概要は次のとおりである。 1.(進歩性)この出願の下記の請求項に係る発明は,その出願前に日本国内又は外国において,頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて,その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 2.(明確性)この出願は,特許請求の範囲の記載が下記の点で,特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていない。 3.(サポート要件)この出願は,特許請求の範囲の記載が下記の点で,特許法第36条第6項第1号に規定する要件を満たしていない。 記 (引用例等については引用例等一覧参照) 理由1(進歩性)について ・請求項1,2及び17に対して, 引用例1及び5,又は引用例1及び6,又は引用例1,5及び6 ・請求項3ないし7,9ないし14及び18に対して, 引用例1及び5,又は引用例1及び6,又は引用例1,5及び6 ・請求項15,16,19及び20に対して, 引用例1,4及び5,又は引用例1,4及び6, 又は引用例1,4ないし6 理由2(明確性),理由3(サポート要件)について (1)請求項 1ないし20 請求項1には「前記補助レシーバ構成を用いて前記構成可能補助レシーバの構成を動作するように制御するため、」との記載があるが,「構成を動作する」という日本語の意味が明瞭でない。 同様の表現がある請求項9,12及び14についても上記記載不備がある。 また,上記請求項1を引用する請求項2ないし20,上記請求項9を引用する10及び11,上記請求項12を引用する請求項13についても,上記記載不備がある。 したがって,請求項1ないし20に係る発明は,明確でない。 (2)請求項 1ないし20 請求項1には,「前記制御装置が、前記構成可能補助レシーバのための前記補助レシーバ構成を示す構成情報を送信し、かつ前記補助レシーバ構成を用いて前記構成可能補助レシーバを動作するように構成する構成制御情報を前記構成可能補助レシーバに提供する、」との記載があるが,「構成情報」と「構成制御情報」との関係,「前記構成可能補助レシーバのための前記補助レシーバ構成を示す構成情報を送信」することと,「前記補助レシーバ構成を用いて前記構成可能補助レシーバを動作するように構成する構成制御情報を前記構成可能補助レシーバに提供する」こととの関係が明確でなく(明確性),またそれぞれの記載が,具体的に,発明の詳細のどの記載に対応するものであるのか,その対応関係が明瞭でない。(サポート要件) また,「前記構成可能補助レシーバのための前記補助レシーバ構成を示す構成情報を送信し、」との記載において,当該「構成情報」をどこに送信するのか,明確でない。(明確性) 上記請求項1を引用する請求項2ないし20についても,上記記載不備がある。 したがって,請求項1ないし20に係る発明は,明確でなく,また発明の詳細な説明に記載したものではない。 <引用例等一覧> 1.国際公開第2014/028247号 4.米国特許出願公開第2006/0128349号明細書 5.特開2013-51696号公報 6.特表2009-537111号公報 第4 本願発明 本願の請求項1ないし19に係る発明(以下,「本願発明1」ないし「本願発明19」という。)は,令和3年9月15日にされた手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし19に記載された事項により特定される発明であり,以下のとおりの発明である。 「 【請求項1】 通信モジュールが通信するように動作可能ではないスリープ・モードと、前記通信モジュールが通信するように動作可能であるアクティブ・モードとの間で切り替えるように構成された前記通信モジュールと、 ウェイクアップ信号の検出に基づいて、前記スリープ・モードから前記アクティブ・モードへの前記通信モジュールの切り替えを開始するように構成された構成可能補助レシーバであって、前記構成可能補助レシーバは、前記構成可能補助レシーバにおいて受信される信号を増幅するように構成された低雑音増幅器(LNA)と、前記構成可能補助レシーバにおいて受信される符号化信号を推定するように構成された検出器と、前記構成可能補助レシーバにおいて受信される前記符号化信号を復号するように構成されたデコーダとを備えている、構成可能補助レシーバと、 補助レシーバ構成を使用して動作するよう前記構成可能補助レシーバの構成を制御するように構成された制御装置であって、前記補助レシーバ構成は、前記LNAについての構成表示、または前記検出器および前記デコーダについての検出および復号のアルゴリズムについての表示のうちの少なくとも一方を含む、前記制御装置とを備えるエネルギー制限されたワイヤレス・ノードであって、 前記補助レシーバ構成を使用して動作するよう前記構成可能補助レシーバの構成を制御するため、前記制御装置が、前記エネルギー制限されたワイヤレス・ノードとは異なるノードにおける制御装置から、前記構成可能補助レシーバのための前記補助レシーバ構成を示す構成情報を受信し、かつ前記補助レシーバ構成を用いて前記構成可能補助レシーバを動作するように構成する構成制御情報を前記構成可能補助レシーバに提供し、 前記構成可能補助レシーバは、 前記構成可能補助レシーバにおいて受信される信号を取り扱うために前記検出器が使用されるか否かを制御するように構成されたスイッチ・ブロックをさらに備える、エネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項2】 前記補助レシーバ構成は、前記エネルギー制限されたワイヤレス・ノードのチャネル利得を示す情報、または前記エネルギー制限されたワイヤレス・ノードのチャネル状態を示す情報に基づいて決定される、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項3】 前記補助レシーバ構成は、前記構成可能補助レシーバに対して前記ウェイクアップ信号を送信するように構成されたトランスミッタのトランスミッタ構成に基づいて決定される、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項4】 前記補助レシーバ構成は、 前記構成可能補助レシーバと、前記構成可能補助レシーバに対して前記ウェイクアップ信号を送信するように構成されたトランスミッタとの間のワイヤレス・リンクについてのリンク・レベル性能目標、または 前記エネルギー制限されたワイヤレス・ノードが関連付けられるワイヤレス・ネットワークのネットワーク性能目標 のうちの少なくとも一方に基づいて決定される、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項5】 前記補助レシーバ構成が、前記構成可能補助レシーバによって使用されるべき受信電力の表示を含む、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項6】 前記LNAについての前記構成表示は、 前記LNAについての電力レベルについての表示、または 前記LNAが使用されるべきかどうかについての表示 のうちの少なくとも一方を含む、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項7】 前記構成可能補助レシーバは、 前記構成可能補助レシーバにおいて受信される信号を取り扱うために前記LNAが使用されるか否かを制御するように構成されたスイッチ・ブロック をさらに備えている、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項8】 前記制御装置は、トリガ条件の検出に基づいて、前記補助レシーバ構成を使用して動作するよう前記構成可能補助レシーバの構成を制御する、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項9】 前記トリガ条件が、タイマーの期限切れ、検知されたイベント、トポロジ変更及びメッセージの受信のうちの少なくとも一つを含む、請求項8に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項10】 前記トリガ条件が、前記エネルギー制限されたワイヤレス・ノードの前記構成可能補助レシーバのための前記補助レシーバ構成を決定するように構成された、ネットワーク・コントローラからのメッセージの受信を含む、請求項8に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項11】 前記制御装置は、ネットワーク・コントローラから受信した情報に基づいて、前記補助レシーバ構成を使用して動作するよう前記構成可能補助レシーバの構成を制御する、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項12】 前記ネットワーク・コントローラから受信した前記情報が、前記補助レシーバ構成の表示及び前記補助レシーバ構成を表す情報のうちの少なくとも一つを含む、請求項11に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項13】 前記制御装置は、複数の前記補助レシーバ構成の集合から一つの前記補助レシーバ構成を選択することによって、前記補助レシーバ構成を使用して動作するよう前記構成可能補助レシーバの構成を制御する、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項14】 前記制御装置は、前記構成可能補助レシーバを経由して前記ウェイクアップ信号の受信を検出し、また第2のエネルギー制限されたワイヤレス・ノードへの前記ウェイクアップ信号の送信を制御するように構成されている、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項15】 前記制御装置は、前記通信モジュール又は補助トランスミッタを介して、前記第2のエネルギー制限されたワイヤレス・ノードへの前記ウェイクアップ信号の送信を制御する、請求項14に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項16】 前記通信モジュールは、レシーバ及びトランスミッタのうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項17】 前記構成可能補助レシーバ及び前記通信モジュールは、合成通信モジュールの一部である、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項18】 構成可能補助トランスミッタをさらに備えており、 前記制御装置は、補助トランスミッタ構成を使用して動作するよう前記構成可能補助トランスミッタの構成を制御するように構成されている、請求項1に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。 【請求項19】 前記補助トランスミッタ構成が、前記構成可能補助トランスミッタによって使用されるべき送信電力についての表示及び前記構成可能補助トランスミッタによって使用されるべき信号符号化タイプについての表示のうちの少なくとも一方を含む、請求項18に記載のエネルギー制限されたワイヤレス・ノード。」 第5 引用文献,引用発明及び技術的事項 1 引用文献1について 原査定の拒絶の理由及び当審拒絶理由で引用され、本願優先日前に公開された国際公開第2014/028247号(以下,「引用例1」という。)には,図面とともに以下の記載がある。(なお,下線は当審で付与した。) (1)「[0045] FIG. 2 illustrates various components that may be utilized in a wireless device 202 that may be employed within the wireless communication system 100. The wireless device 202 is an example of a device that may be configured to implement the various methods described herein. For example, the wireless device 202 may comprise the AP 104, or one of the STAs 106 of FIG. 1. [0046] The wireless device 202 may include a processor 204 which controls operation of the wireless device 202. The processor 204 may also be referred to as a central processing unit (CPU). Memory 206, which may include both read-only memory (ROM) and random access memory (RAM), provides instructions and data to the processor 204. A portion of the memory 206 may also include non-volatile random access memory (NVRAM). The processor 204 typically performs logical and arithmetic operations based on program instructions stored within the memory 206. The instructions in the memory 206 may be executable to implement the methods described herein.」 (当審仮訳:[0045]図2は、ワイヤレス通信システム100内で用いられうるワイヤレスデバイス202において利用されうる様々なコンポーネントを例示している。ワイヤレスデバイス202は、ここで説明されている様々な方法を実行するように構成されうるデバイスの例である。例えば、ワイヤレスデバイス202は、図1のAP104、またはSTA106のうちの1つを備えることができる。 [0046]ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含むことができる。プロセッサ204はまた、中央処理ユニット(CPU)と称されうる。読取専用メモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含みうるメモリ206は、命令およびデータをプロセッサ204に提供する。メモリ206の一部分がまた、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含むことができる。プロセッサ204は通常、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理演算および算術演算を実行する。メモリ206における命令は、ここで説明されている方法を実行するために実行可能でありうる。) (2)「[0051] The wireless device 202 may also include a housing 208 that may include a transmitter 210 and a receiver 212 to allow transmission and reception of data between the wireless device 202 and a remote location. The transmitter 210 and receiver 212 may be combined into a transceiver 214. An antenna 216 may be attached to the housing 208 and electrically coupled to the transceiver 214. The wireless device 202 may also include (not shown) multiple transmitters, multiple receivers, multiple transceivers, and/or multiple antennas. ・・・(中略)・・・ [0055] The wireless device 202 may further comprise a wake-up circuit 230 comprising a second, low power receiver 228. In one aspect, the low power receiver 228 may be configured to consume power that is lower than power normally consumed by the receiver 214 during operation. For example, the low power receiver 228 may be configured to consume on the order of 10x, 20x, 50x or 100x (or more) less power when operating as compared to the transceiver 214. ・・・(中略)・・・ [0059] A STA 106 that is a wireless device 202 having the low power receiver 228 may be referred to herein as a low power receiver STA 106e. Other STAs that may not include the low power receiver 228 or may be operating in a mode where the transceiver 214 is activated may be referred to herein as a STA 106.」 (当審仮訳:[0051]ワイヤレスデバイス202はまた、ワイヤレスデバイス202と遠隔位置との間でのデータの送信および受信を可能にする、送信機210および受信機212を含みうるハウジング208を含むことができる。送信機210および受信機212は、組み合わされて、トランシーバ214となることができる。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合されうる。ワイヤレスデバイス202はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナ(図示せず)を含むことができる。 ・・・(中略)・・・ [0055]ワイヤレスデバイス202はさらに、第2の、低電力受信機228を備えるウェイクアップ回路230を備えることができる。一態様では、低電力受信機228は、動作中、受信機214によって標準的に消費される電力よりも小さい電力を消費するように構成されうる。例えば、低電力受信機228は、トランシーバ214と比較して、動作するときに約10x、20x、50x、または100x(またはそれより多い)分少ない電力を消費するように構成されうる。 ・・・(中略)・・・ [0059]低電力受信機228を有するワイヤレスデバイス202であるSTA106は、ここでは低電力受信機STA106eと称されうる。低電力受信機228を含まない、またはトランシーバ214がアクティベートされているモードで動作している他のSTAは、ここではSTA106と称されうる。) (3)「[0084] In a STA 106, a significant source of power consumption may be due to the long time spent by the STA 106 in receive mode, either during packet reception and especially during the time a receiver is on and waiting to receive a packet. In battery operated STAs, transmit power may be comparable to receive power, but receive time may be much longer than transmit time. Particularly when operating using a battery, it is desirable to reduce the awake time of STAs to reduce power consumption. An awake time, an awake period, an awake mode or an active mode is an operation of a STA such that the STA is actively receiving and/or transmitting a wireless signal. One way to reduce the awake time of a STA 106 is to turn off the STA receiver 212 for a majority of a time interval except for certain short intervals of time. In this case the transmitter 210 and receiver 212 may agree on the on/off cycle. In some cases, this may not be flexible or efficient. For example, in typical applications, the traffic pattern may not be predictable. In addition, the agreed awake time may not match the traffic pattern so some awake times may be useless. In addition, the traffic may come at times where STA 106 is off and there may be no way to deliver the packet until the STA 106 wakes up. [0085] In an embodiment, a low power receiver 228 as described above may be provided in a low power receiver STA 106e. In one aspect, the low power receiver STA 106e may communicate with an AP 104. In this case, there may be an association (e.g., registration) procedure where certain information is exchanged between the low power receiver STA 106e and the AP 104 to determine future communication parameters and activities. In another aspect, the low power receiver STA 106e may communicate between other STAs that are not associated with each other. [0086] In one aspect, the low power receiver 228 may remain on substantially indefinitely while the low power receiver STA 106e is in operation. In another aspect, the low power "wake up" receiver 228 may be operate according to an on/off duty cycle as defined by a given schedule, to further reduce energy consumption. For example, the processor 204 or a controller (not shown) may regulate the schedule. Furthermore, the processor 204 may be configured to otherwise control when the low power receiver 228 listens for the wake-up signal for different durations and time periods (e.g., awake periods for example during business hours as compared to other sleep periods. A sleep period or a sleep mode is an operation of a wireless device, in which the wireless device is not actively receiving or transmitting a wireless signal for consuming much less power or even zero power.). [0087] According to an embodiment, to maximize sleep, the transceiver 214, analog and digital, may be configured to be off (e.g., powered down). The only circuit that is powered is the RF wake-up circuit 230. The low power receiver 228 of the RF wake-up circuit 230 may listen for a particular RF signal structure. When detected, the RF wake- up circuit 230 turns on or otherwise activates the transceiver 214, analog and digital. In some cases, the transceiver 214 and modem may take ~100-200us to wake-up (assuming transceiver 214 stays powered). The wake up time may be a function of phase-locked loop (PLL) convergence time, loading of calibration coefficients, and other register loading. In some cases, wake-up time may be as large as ~2ms if transceiver 214 is fully powered off as well. Thus, in one aspect, the wake-up packet may include a backoff signal for reserving a wireless medium for a time period for the transceiver 214 to wake-up and start receiving data and include the special RF signal structure.」 (当審仮訳:[0084]STA106では、電力消費の重要なソースは、パケット受信中と、特に受信機がオンであり、パケットを受信するために待機している時間中のどちらでも、受信モードでSTA106によって長時間が費やされることに起因しうる。バッテリで動作するSTAでは、送信電力は受信電力と同等でありうるけれども、受信時間は送信時間よりも非常に長くありうる。特にバッテリを使用して動作するとき、電力消費を低減するためにSTAのアウェイク時間を低減することが望ましい。アウェイク時間、アウェイク期間、アウェイクモード、またはアクティブモードは、STAがワイヤレス信号をアクティブに受信および/または送信しているような、STAの動作である。STA106のアウェイク時間を低減するための1つの方法は、時間のある特定の短い間隔を除いた時間間隔の大部分の間、STA受信機212をオフにすることである。このケースでは、送信機210および受信機212は、オン/オフサイクルを承諾しうる。いくつかのケースでは、これは、フレキシブルでも効率的でもないことがある。例えば、典型的なアプリケーションでは、トラフィックパターンは予測可能ではない。加えて、承諾されたアウェイク時間は、トラフィックパターンに一致しないことがあるため、いくつかのアウェイク時間は役に立たないことがある。加えて、トラフィックは、STA106がオフである時間に到来し、STA106がウェイクアップするまで、パケットを配信する方法はない。 [0085]実施形態では、上記で説明されたような低電力受信機228は、低電力受信機STA106eで提供されうる。一態様では、低電力受信機STA106eは、AP104と通信することができる。このケースでは、将来的な通信パラメータおよびアクティビティを決定するために、ある特定の情報が低電力受信機STA106eとAP104との間で交換されるアソシエーション(例えば、登録)手順が存在しうる。別の態様では、低電力受信機STA106eは、互いに関連付けられていない他のSTA間で通信することができる。 [0086]一態様では、低電力受信機228は、低電力受信機STA106eが動作している間、実質的に無期限にオンのままでありうる。別の態様では、低電力「ウェイクアップ」受信機228は、さらにエネルギー消費を低減するために、所与のスケジュールによって定義されるような、オン/オフデューティサイクルにしたがって動作しうる。例えば、プロセッサ204またはコントローラ(図示せず)は、スケジュールを調節することができる。さらに、プロセッサ204は、低電力受信機228が、異なる持続時間および時間期間(例えば、他のスリープ期間と比較して、ビジネスアワー中のようなアウェイク期間。スリープ期間またはスリープモードは、ワイヤレスデバイスの動作であり、そこでワイヤレスデバイスは、ずっと少ない電力、さらにはゼロ電力を消費するために、ワイヤレス信号をアクティブに受信または送信しない。)の間にいつウェイクアップ信号をリッスンするかを別の方法で制御するように構成されうる。 [0087]実施形態にしたがって、スリープを最小化するために、トランシーバ214は、アナログもデジタルも、オフである(例えば、電源を切られる)ように構成されうる。電力供給されている唯一の回路は、RFウェイクアップ回路230である。RFウェイクアップ回路230の低電力受信機228は、特定のRF信号構造をリッスンしうる。検出されるとき、RFウェイクアップ回路230は、トランシーバ214をオンする、またはそうでなければトランシーバ214を、アナログもデジタルも、アクティベートする。いくつかのケースでは、トランシーバ214およびモデムは、(トランシーバ214が電力供給されたままでいることを前提とする)ウェイクアップするのに約100?200usを要する。ウェイクアップ時間は、位相同期ループ(PLL)コンバージェンス時間、較正係数のローディング、および他の登録ローディングの関数でありうる。いくつかのケースでは、ウェイクアップ時間は、トランシーバ214も同様に完全に電源オフにされる場合、約2msと同じくらいの大きさでありうる。したがって、一態様では、ウェイクアップパケットは、ウェイクアップしデータを受信することを開始するトランシーバ214のための時間期間の間ワイヤレス媒体を残しておくためのバックオフ信号を含み、特別なRF信号構造を含むことができる。) (4)「[00106] FIG. 8 is a flowchart of an exemplary method 800 of wireless communication for activating a low power receiver. The method may be performed by a low power receiver STA 106e. At block 802, reception of a wake-up signal is detected by a receiver. For example, the low power receiver STA 106e may include a wake-up circuit 230 with a low power receiver 228 that may be configured to receive and detect the wake-up signal. At block 804, a transceiver 214 is activated in response to detecting the reception of the wake-up signal. For example, the wake-up circuit 230 may turn on or power on a transceiver 214 in response to detecting the wake-up signal. In one aspect, the low power receiver STA 106e is configured to transmit and receive communications via the transceiver 212 according to a standard such as 802.11.」 (当審仮訳:[00106]図8は、低電力受信機をアクティベートするためのワイヤレス通信の例示的な方法800のフローチャートである。方法は、低電力受信機STA106eによって実行されうる。ブロック802で、ウェイクアップ信号の受信は受信機によって検出される。例えば、低電力受信機STA106eは、ウェイクアップ信号を受信および検出するように構成されうる低電力受信機228を有するウェイクアップ回路230を含むことができる。ブロック804で、トランシーバ214は、ウェイクアップ信号の受信を検出することに応じてアクティベートされる。例えば、ウェイクアップ回路230は、ウェイクアップ信号を検出したことに応じてトランシーバ214をオンにする、あるいは電源を入れることができる。一態様では、低電力受信機STA106eは、802.11のような規格にしたがってトランシーバ212を介して通信を送信および受信するように構成される。) (5)「[00108] FIG. 10 is a functional block diagram of another exemplary wireless device 1000 that may be employed within the wireless communication system 100. A wireless communication device 1000 may have more components than the wireless communication devices shown in FIGs. 2-4. The wireless communication device 1000 shown includes only those components useful for describing some prominent features of certain implementations. The device 1000 includes a receiver or a second receiver 1002 that may be able to receive a wake-up signal. In some cases, a means for receiving may include the receiver 1002. The receiver 1002 may be configured to perform one or more of the functions described above with respect to block 802 of FIG. 8. The receiver 1002 may correspond to the low power receiver 220 of FIG. 2. The device 1000 further comprises an activating module or a processing module 1004 that is configured to activate a first transceiver or a transceiver 1006. The activating module 1004 may correspond to the wake-up circuit 230 of FIG. 2. The transceiver 1006 may correspond to the transceiver 214 of FIG. 2. In some implementations, the transceiver 1006 comprises at least one receiver 1010 (e.g., the receiver 212 or the low power receiver 228 of FIG.2) and a transceiver 1006 (e.g., the transmitter 210 of FIG. 2). The receiver 1002 (e.g., the receiver 212 or 228) and the transceiver 1006 (e.g., the transceiver 214) may be further configured to sleep or wake up in a synchronous mode or an asynchronous mode. For example, in a half duplex implementation of an asynchronous mode, while the receiver unit 1002 wakes up, the transceiver unit 1006 may go to sleep. When the receiver unit 1002 is in a sleep mode or a power saving mode, the transceiver unit 1006 may be in an active mode. During an active mode, the transceiver unit 1006 may be configured to actively monitor and receive wireless signals. In some cases, a means for activating may include the processor module 1004. The activating module 1004 is operationally coupled to both the receiver unit 1002 and the transceiver unit 1006. 」 (当審仮訳:[00108]図10は、ワイヤレス通信システム100内で用いられうる別の例示的なワイヤレスデバイス1000の機能ブロック図である。ワイヤレス通信デバイス1000は、図2?4で図示されているワイヤレス通信デバイスよりも多いコンポーネントを有することができる。図示されているワイヤレス通信デバイス1000は、ある特定の実装のいくつかの顕著な特徴を説明するのに役立つコンポーネントのみを含む。デバイス1000は、ウェイクアップ信号を受信することができる受信機または第2の受信機1002を含む。いくつかのケースでは、受信するための手段は、受信機1002を含むことができる。受信機1002は、図8のブロック802に関して上記で説明された機能の1つまたは複数を行うように構成されうる。受信機1002は、図2の低電力受信機220に対応しうる。デバイス1000はさらに、第1のトランシーバまたはトランシーバ1006をアクティベートするように構成されるアクティベーティングモジュールまたは処理モジュール1004を備える。アクティベーティングモジュール1004は、図2のウェイクアップ回路230に対応しうる。トランシーバ1006は、図2のトランシーバ214に対応しうる。いくつかの実装では、トランシーバ1006は、少なくとも1つの受信機1010(例えば、図2の受信機212または低電力受信機228)およびトランシーバ1006(例えば、図2の送信機210)を備える。受信機1002(例えば、受信機212または228)およびトランシーバ1006は(例えば、トランシーバ214)はさらに、同期モードまたは非同期モードでスリープまたはウェイクアップするように構成されうる。例えば、非同期モードの半二重の実装では、受信機ユニット1002がウェイクアップしている間、トランシーバユニット1006は、スリープするように進みうる。受信機ユニット1002がスリープモードまたは電力節約モードにあるとき、トランシーバユニット1006はアクティブモードにありうる。アクティブモード中、トランシーバユニット1006は、ワイヤレス信号をアクティブにモニタおよび受信するように構成されうる。いくつかのケースでは、アクティベートするための手段は、プロセッサモジュール1004を含むことができる。アクティベーティングモジュール1004は、受信機ユニット1002およびトランシーバユニット1006の両方に動作するように結合される。) (6)「[00112] Figure 12 is a diagram showing certain exemplary implementations 1200A, 1200B and 1200C of the wireless device 202 of FIG. 2 in accordance with some embodiments. Wireless communication devices 1200A-1200C may have more components than the wireless communication devices shown in FIGs. 2-4. A low power wake-up detector 1204a, 1204b or 1204c may be a part of the low power receiver transceiver unit 1006 of FIG. 10. The low power wake-up detector may also be a part of the processing module 1104 of FIG. 11. The low power wake-up detector helps efficiently detect a wake-up signal transmitted by an AP 104 of FIG. 1 at a power level that is less than a regular receiver (e.g., the receiver 212 of FIG. 228). [00113] As shown in FIG. 12, in some embodiments with the implementation 1200A, a wake-up signal detector 1204a is operationally coupled to a RF signal processor unit 1202a. The RF signal processor unit 1202a may comprise a receiver antenna (e.g., the antenna 216 of FIG. 2). The RF signal processor unit 1202a may further comprise an analog to digital converter (e.g., the analog to digital converter 410 of FIG. 4) that help convert a RF signal into a baseband digital signal. In addition, the RF signal processor unit 1202a may comprise one or more analog filters and/or one or more digital filters that process a received RF signal. The RF signal processor unit 1202a outputs processed received signals to the wake-up signal detector 1204a. The wake-up signal detector 1204a is configured to make a decision on the received signals and output a result if the received signals comprise a wake-up signal and if the possible wake-up signal is targeted to wake up a local transceiver module, such as the transceiver unit 1006 of FIG. 10 or the transceiver module 1102 of FIG. 11. [00114] As shown in FIG. 12, in some embodiments with the implementation 1200B, a wake-up signal detector 1204b comprises a demodulator and detector unit 1206 and a memory 1208 (e.g, the memory 206 of FIG. 2). The wake-up signal detector 1204b is operationally coupled to a RF signal processor unit 1202b and receives signals processed by the RF signal processor unit 1202b. The demodulator and detector unit 1206 may comprise a demodulator (e.g., the demodulator 406 of FIG. 4), a baseband signal processor unit (e.g., the channel estimator and channel equalizer 405 of FIG. 5) and/or a transform module (e.g., the FFT module 404 of FIG. 4). The demodulator and detector unit 1206 is configured to demodulate possible signal identification bits from the received signals. After the demodulator and detector unit 1206 successfully decodes the received signals and generates wake-up signal identification bits, the demodulator and detector unit 1206 may further retrieve local identification information stored in the memory 1208. When the detected wake-up signal identification bits match the local identification information, an activation module ( e.g., the activating module 1004 of FIG. 10) may wake up a transceiver unit (e.g., the transceiver unit 1006 of FIG. 10) . The local identification information for identifying a wake-up signal may be either included in the receiving module 1002 of FIG. 10 or stored in a local memory operationally coupled to the activating module 1004. [00115] In one implementation, a wake-up signal comprises a frequency shift key (FSK) modulated preamble sequence. The FSK modulated preamble sequence may provide information of timing and detection for a receiver, such as the wake-up signal detector 1204b. The FSK modulated preamble sequence may be received by the RF signal processor unit 1202b and converted into a baseband FSK modulated preamble sequence. The baseband FSK modulated preamble sequence may be demodulated and/or detected by the demodulator and detector unit 1206. In another implementation, the demodulator and detector unit 1206 despread and decode information that is spread and encoded in a preamble of the wake-up signal. In some implementations, some parameters of spreading and encoding are agreed between a transmitter and a receiver, such as any of the wireless devices 1200A-1200C. In some other implementation, some parameters of spreading and encoding are negotiated during an association procedure between a transmitter and a receiver.」 (当審仮訳:[00112]図12は、いくつかの実施形態にしたがった、図2のワイヤレスデバイス202のある特定の例示的な実装1200A、1200B、および1200Cを図示している図である。ワイヤレス通信デバイス1200A?1200Cは、図2?4で図示されているワイヤレス通信デバイスよりも多いコンポーネントを有することができる。低電力ウェイクアップ検出器1204a、1204b、または1204cは、図10の低電力受信機トランシーバ1006の一部でありうる。低電力ウェイクアップ検出器はまた、図11の処理モジュール1104の一部でもありうる。低電力ウェイクアップ検出器は、標準の受信機(例えば、図228の受信機212)よりも低い電力レベルで、図1のAP104によって送信されたウェイクアップ信号を効率的に検出することに助力する。 [00113]図12で図示されているように、実装1200Aを用いたいくつかの実施形態では、ウェイクアップ信号検出器1204aは、RF信号プロセッサユニット1202aに動作するように結合される。RF信号プロセッサユニット1202aは、受信機アンテナ(例えば、図2のアンテナ216)を備えることができる。RF信号プロセッサユニット1202aはさらに、ベースバンドデジタル信号にRF信号をコンバートすることに助力するアナログデジタルコンバータ(例えば、図4のアナログデジタルコンバータ410)を備えることができる。加えて、RF信号プロセッサユニット1202aは、受信されたRF信号を処理する1つまたは複数のデジタルフィルタおよび/または1つまたは複数のアナログフィルタを備えることができる。RF信号プロセッサユニット1202aは、ウェイクアップ信号検出器1204aに、処理された受信された信号を出力する。ウェイクアップ信号検出器1204aは、受信された信号に関して判断を下し、受信された信号がウェイクアップ信号を備えている場合、ならびに可能性のあるウェイクアップ信号が、図10のトランシーバユニット1006または図11のトランシーバモジュール1102のようなローカルトランシーバモジュールをウェイクアップさせるように目標を設定される場合、結果を出力するように構成される。 [00114]図12で図示されているように、実装1200Bを用いたいくつかの実施形態では、ウェイクアップ信号検出器1204bは、復調器および検出器ユニット1206と、メモリ1208(例えば、図2のメモリ206)を備える。ウェイクアップ信号検出器1204bは、RF信号プロセッサユニット1202bに動作するように結合され、RF信号プロセッサユニット1202bによって処理された信号を受信する。復調器および検出器ユニット1206は、復調器(例えば、図4の復調器406)、ベースバンド信号プロセッサユニット(例えば、図5のチャネル推定器およびチャネル等化器405)、および/または変換モジュール(例えば、図4のFFTモジュール404)を備えることができる。復調器および検出器ユニット1206は、受信された信号から可能性のある信号識別ビットを復調するように構成される。復調器および検出器ユニット1206が、受信された信号を首尾よく復号し、ウェイクアップ信号識別ビットを生成した後、復調器および検出器ユニット1206はさらに、メモリ1208に記憶されたローカル識別情報を検索することができる。検出されたウェイクアップ信号識別ビットがローカル識別情報に一致するとき、アクティベーションモジュール(例えば、図10のアクティベーティングモジュール1004)は、トランシーバユニット(例えば、図10のトランシーバユニット1006)をウェイクアップさせることができる。ウェイクアップ信号を識別するためのローカル識別情報は、図10の受信モジュール1002に含まれるか、またはアクティベーティングモジュール1004に動作するように結合されたローカルメモリに記憶されるかのどちらかでありうる。 [00115]1つの実施形態では、ウェイクアップ信号は、周波数偏移変調(FSK)変調されたプリアンブルシーケンスを備える。FSK変調されたプリアンブルシーケンスは、ウェイクアップ信号検出器1204bのような、受信機にタイミングおよび検出の情報を提供することができる。FSK変調されたプリアンブルシーケンスは、RF信号プロセッサユニット1202bによって受信され、ベースバンドのFSK変調されたプリアンブルシーケンスにコンバートされうる。ベースバンドのFSK変調されたプリアンブルシーケンスは、復調器および検出器ユニット1206によって復調および/または検出されうる。別の実施形態では、復調器および検出器ユニット1206は、ウェイクアップ信号のプリアンブル内の、拡散および符号化された情報を逆拡散および復号する。いくつかの実施形態では、拡散および符号化のいくつかのパラメータは、ワイヤレスデバイス1200A?1200Cのいずれかのような、送信機と受信機との間で承諾される。いくつかの他の実施形態では、拡散および符号化のいくつかのパラメータは、送信機と受信機との間のアソシエーション手順中にネゴシエートされる。) (7)図2として以下の図が記載されている。 「 [図:0001381856000001.jpg] 」 (当審和訳: [図:0001381856000002.jpg] ) 引用文献1の上記記載,及び通信分野における技術常識を考慮すると,次のことがいえる。 ア 上記「(5)」の段落[00108]には「トランシーバ1006は、図2のトランシーバ214に対応しうる。」及び「トランシーバユニット1006は、スリープする」との記載,並びに「(3)」の段落[0086]には「スリープモードは、ワイヤレスデバイスの動作であり、そこでワイヤレスデバイスは、ずっと少ない電力、さらにはゼロ電力を消費するために、ワイヤレス信号をアクティブに受信または送信しない。」との記載がある。ここで,上記段落[0086]記載の「プリープモード」とは,上記段落[00108]に記載のトランシーバユニットが「スリープする」モードを表していることは明らかであるから,引用例1では,「トランシーバ214」が「ワイヤレス信号をアクティブに受信または送信しないスリープモード」を備えているといえる。 イ 上記「(5)」の段落[00108]の「トランシーバ1006は、図2のトランシーバ214に対応しうる。」及び「アクティブモード中、トランシーバユニット1006は、ワイヤレス信号をアクティブにモニタおよび受信するように構成されうる。」との記載,及び上記「(3)」の段落[0084]の「アクティブモードは、STAがワイヤレス信号をアクティブに受信および/または送信しているような、STAの動作である。」との記載によれば,引用例1では,「トランシーバ214」が「ワイヤレス信号をアクティブに受信および送信するアクティブモード」を備えているといえる。 ウ 上記「(5)」の段落[00108]の「トランシーバ1006は、図2のトランシーバ214に対応しうる。」及び「受信機ユニット1002がウェイクアップしている間、トランシーバユニット1006は、スリープするように進みうる。・・・(中略)・・・トランシーバユニット1006はアクティブモードにありうる。」との記載によれば,引用例1では,「トランシーバ214」は「スリープモード」と「アクティブモードとの間で切り替えるよう構成」されているといえる。 エ 上記「ア」ないし「ウ」によれば,引用例1には,「トランシーバ214がワイヤレス信号をアクティブに受信または送信しないスリープモードと,トランシーバ214がワイヤレス信号をアクティブに受信および送信するアクティブモードとの間で切り替えるように構成されるトランシーバ214」が記載されているといえる。 オ 上記「(4)」の段落[00106]の「低電力受信機STA106eは、ウェイクアップ信号を受信および検出するように構成されうる低電力受信機228を有するウェイクアップ回路230を含むことができる。ブロック804で、トランシーバ214は、ウェイクアップ信号の受信を検出することに応じてアクティベートされる。例えば、ウェイクアップ回路230は、ウェイクアップ信号を検出したことに応じてトランシーバ214をオンにする、あるいは電源を入れることができる。一態様では、低電力受信機STA106eは、802.11のような規格にしたがってトランシーバ212を介して通信を送信および受信するように構成される。」との記載がある。ここで,「トランシーバ212」との記載があるが,当該段落には「トランシーバ214」とも記載され,明細書のその他にも同様の記載がなされていることから上記段落[00106]の「トランシーバ212」との記載は「送信機210」及び「受信機212」を備える「トランシーバ214」の誤記であることは明らかである。そして,上記記載によれば,「アクティベート」とは「トランシーバ214をオンにする、あるいは電源を入れ」,「トランシーバ214を介して通信を送信および受信する」ことを意味すると解されるから,引用例1には「ウェイクアップ信号を検出することに応じて,トランシーバ214をアクティベート,すなわちトランシーバ214をオンにする、あるいは電源を入れ,トランシーバ214を介して通信を送信および受信するように構成された低電力受信機228を有するウェイクアップ回路」が記載されているといえる。 カ 上記「(6)」の段落[00112]には「低電力ウェイクアップ検出器1204a、1204b、または1204cは、図10の低電力受信機トランシーバ1006の一部でありうる。」との記載,段落[00114]には「ウェイクアップ信号検出器1204bは、復調器および検出器ユニット1206・・・(中略)・・・を備える。」との記載,及び段落[00115]には「復調器および検出器ユニット1206は、ウェイクアップ信号のプリアンブル内の、拡散および符号化された情報を逆拡散(despread)および復号する。」との記載がある。ここで,上記「(5)」の段落[00108]には「トランシーバ1006は、少なくとも1つの受信機1010(例えば、・・・(中略)・・・低電力受信機228)・・・(中略)・・・を備える。」との記載があるから,上記段落[00112]に記載された「低電力受信機トランシーバ1006」は,「低電力受信機228」を備えるものであり,上記「(4)」の段落[00106]に「ウェイクアップ信号を受信および検出するように構成されうる低電力受信機228」との記載があるから,当該「低電力受信機228」がウェイクアップ信号の検出を行う「ウェイクアップ信号検出器1204b」を備えているといえる。そして,当該「ウェイクアップ信号検出器1204b」は「復調器および検出器ユニット1206」を備えるものであるから,引用例1の「低電力受信機228」は「拡散および符号化された情報」の「復号」を行う「復調器および検出器ユニット1206」を備えるものといえる。 キ 上記「オ」及び「カ」によれば,引用例1には「ウェイクアップ信号を検出することに応じて,トランシーバ214をアクティベート,すなわちトランシーバ214をオンにする、あるいは電源を入れ,トランシーバ214を介して通信を送信および受信するように構成された低電力受信機228を有するウェイクアップ回路であって,前記低電力受信機228は拡散および符号化された情報の復号を行う復調器および検出器ユニット1206を備えるウェイクアップ回路」が記載されているといえる。 ク 上記「(6)」の段落[00112]には「低電力ウェイクアップ検出器1204a、1204b、または1204cは、図10の低電力受信機トランシーバ1006の一部でありうる。」との記載,段落[00114]には「ウェイクアップ信号検出器1204bは、復調器および検出器ユニット1206・・・(中略)・・・を備える。」との記載,及び段落[00115]には「復調器および検出器ユニット1206は、ウェイクアップ信号のプリアンブル内の、拡散および符号化された情報を逆拡散および復号する。・・・(中略)・・・拡散および符号化のいくつかのパラメータは、送信機と受信機との間のアソシエーション手順中にネゴシエートされる。」との記載がある。ここで,装置内の設定をプロセッサが行うことは技術常識であるから,「低電力受信機STA106e」内の回路である「復調器および検出器ユニット1206」のパラメータのネゴシエーションは「プロセッサ204」が行うものといえる。そして,上記「カ」で説示したように,「低電力受信機228」がウェイクアップ信号の検出を行う「ウェイクアップ信号検出器1204b」を備え,当該「ウェイクアップ信号検出器1204b」は「復調器および検出器ユニット1206」を備えるものであるから,これらの記載によれば,引用例1には「プロセッサ204」が「低電力受信機228」が備える「復調器および検出器ユニット1206」が用いる拡散および符号化のパラメータをネゴシエーションすることが記載されている。してみれば,引用例1には「プロセッサ204であって,低電力受信機228が備える復調器および検出器ユニット1206が用いる拡散および符号化のパラメータをネゴシエーションするプロセッサ204」が記載されているといえる。 ケ 上記「(2)」の段落[0059]には「低電力受信機228を有するワイヤレスデバイス202であるSTA106は、ここでは低電力受信機STA106eと称されうる。」との記載がある。そして,段落[0051]には「ワイヤレスデバイス202はまた、ワイヤレスデバイス202と遠隔位置との間でのデータの送信および受信を可能にする、送信機210および受信機212を含みうるハウジング208を含むことができる。送信機210および受信機212は、組み合わされて、トランシーバ214となることができる。」との記載,段落[0055]には「ワイヤレスデバイス202はさらに、第2の、低電力受信機228を備えるウェイクアップ回路230を備えることができる。」との記載,上記「(1)」の段落[0046]には「ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含むことができる。」との記載がある。してみれば,引用例1には,「トランシーバ214」と「低電力受信機228を有するウェイクアップ回路」と「プロセッサ204」を備える「低電力受信機STA106e」が記載されているといえる。 コ 上記「(3)」の段落[0085]には「低電力受信機228は、低電力受信機STA106eで提供されうる。一態様では、低電力受信機STA106eは、AP104と通信することができる。このケースでは、将来的な通信パラメータおよびアクティビティを決定するために、ある特定の情報が低電力受信機STA106eとAP104との間で交換されるアソシエーション(例えば、登録)手順が存在しうる。」との記載がある。当該記載と上記「ク」で説示したように「プロセッサ204」が「低電力受信機228が備える復調器および検出器ユニット1206が用いる拡散および符号化のパラメータをネゴシエーションする」ことを考慮すると,引用例1には,「プロセッサ204」が「AP104」と「低電力受信機228」が備える「復調器および検出器ユニット1206」が用いる拡散および符号化のパラメータをネゴシエーションすることが記載されているといえる。 したがって,上記「ア」ないし「コ」を総合すると,引用文献1には,次の発明(以下,「引用発明」という。)が記載されていると認められる。 「 トランシーバ214がワイヤレス信号をアクティブに受信または送信しないスリープモードと,トランシーバ214がワイヤレス信号をアクティブに受信および送信するアクティブモードとの間で切り替えるように構成されるトランシーバ214と, ウェイクアップ信号を検出することに応じて,トランシーバ214をアクティベート,すなわちトランシーバ214をオンにする、あるいは電源を入れ,トランシーバ214を介して通信を送信および受信するように構成された低電力受信機228を有するウェイクアップ回路であって,前記低電力受信機228は拡散および符号化された情報の復号を行う復調器および検出器ユニット1206を備えるウェイクアップ回路と, プロセッサ204であって,前記低電力受信機228が備える前記復調器および検出器ユニット1206が用いる拡散および符号化のパラメータをネゴシエーションするプロセッサ204とを備える低電力受信機STA106eであって, 前記プロセッサ204がAP104と前記低電力受信機228が備える前記復調器および検出器ユニット1206が用いる拡散および符号化のパラメータをネゴシエーションする, 低電力受信機STA106e。」 2 引用文献2について 原査定の拒絶の理由で引用され,本願優先日前に公開された特開2014-179784号公報(以下,「引用文献2」という。)には,図面とともに以下の事項が記載されている。(なお,下線は当審で付与した。) (1)「【0003】 ウェイクアップ型無線装置は、受信待受時、通信用無線部へ電源供給しない、又は、受信待ち受け動作を行わない低消費電力のスリープモード等により動作する。データ信号の送受信を開始する前に送信側より送出されるウェイクアップ信号を受信専用の受信部により検出した後、通信用無線部への電源供給を開始する。」 (2)「【0066】 アンテナ501は、ウェイクアップ信号又はデータ信号を受信し、この信号(受信信号)を可変利得LNA502、アドレス検出部508、及び通信用無線部510に出力する。 【0067】 可変利得LNA502は、アンテナ501からの受信信号と、信号飽和検出部512からの利得制御信号と、を入力する。利得制御信号は、可変利得LNA502の利得を制御する信号である。可変利得LNA502は、受信信号を利得制御信号に応じた利得により増幅し、増幅された受信信号を包絡線検波器503に出力する。可変利得LNA511は、信号増幅部の一例である。」 上記記載によれば,引用文献2には,次の技術的事項が記載されていると認められる。 「ウェイクアップ型無線装置は,ウェイクアップ信号を受信し,可変利得LNAに出力し,該可変利得LNAは、受信信号を利得制御信号に応じた利得により増幅し,ウェイクアップ信号を受信専用の受信部により検出した後、通信用無線部への電源供給を開始する。」 3 引用文献3について 原査定の拒絶の理由で引用され,本願優先日前に公開された特開2012-170121号公報(以下,「引用文献3」という。)には,図面とともに以下の事項が記載されている。(なお,下線は当審で付与した。) (1)「【0013】 図1は典型的な無線通信システム2を示すブロック図である。図1に示されるように、システム2は基地局4を含み、基地局4はアンテナを介して無線通信装置(WCD)6との間で無線通信信号を送受信する。無線信号は、無線周波数(RF)環境を通して、1つ以上のパス12A、12B、12Cを伴う。信号は、基地局4とWCD 6との間のRF環境内に存在する、変化するチャンネル条件に従う。例えば、チャンネル条件は、弱い信号強度あるいは雑音に帰着する信号フェージングあるいは干渉を含む。後述されるように、WCD 6は好ましくないRF環境条件、すなわち弱い信号強度あるいは過度の雑音によって特徴づけられる条件を扱うように設計された高性能受信機を含む。さらに、WCD 6は低減された電力消費で好ましいRF環境条件を扱うように設計された低電力受信機を含む。」 (2)【0021】 WCD 6は、さらにLNA 26のまわりのバイパス経路を含む。バイパス経路はバイパススイッチ33を含む。バイパススイッチ33が閉の場合は、アンテナ25は、受信パスからLNA 26を除去して、スイッチ27あるいは抵抗性電力スプリッタ31に直接、結合される。バイパススイッチ33が開の場合は、アンテナ25からの信号は、スイッチ27あるいは抵抗性電力スプリッタ31に入る前にLNA 26を通過する。他の実施例では、WCD 6は、ダイバーシティ受信のための別のアンテナを備えた1つ以上の追加の受信機を含んでもよい。例えば、WCD 6は、低電力受信機30に本質的に類似する追加の低電力受信機を含んでもよい。追加の低電力受信機は、ダイバーシティ受信を許容するために追加のアンテナに結合されてもよい。」 上記記載によれば,引用文献3には,次の技術的事項が記載されていると認められる。 「無線通信装置はLNAと該LNAのバイパス経路を含み,該バイパス経路はバイパススイッチを含む。」 4 引用文献4について 原査定の拒絶の理由及び当審拒絶理由で引用され、本願優先日前に公開された米国特許出願公開第2006/0128349号明細書(以下,「引用文献4」という。)には,図面とともに以下の事項が記載されている。(なお,下線は当審で付与した。) 「[0010] A method of waking up nodes in a wireless communication network is provided that involves transmitting a single wake-up signal by a first node with at least one parameter that increases the range of the wake-up signal; receiving the wake-up signal from the first node at at least a second node, and in response thereto, the second node entering a wake-up state; and in response to the second node entering the wake-up state, rebroadcasting the wake-up signal to wake-up other nodes prior to the second node switching to a higher power consumption receiver to receive a synchronization message. The first node may increase processing gain of the wake-up signal that it transmits by adjusting one or more of a bit rate (lower bit rate), chip rate (higher chip rate for a spread spectrum modulation), and bandwidth.」 (当審仮訳:[0010]無線通信ネットワークにおいてノードをウェイクアップする方法が提供され、これは、ウェイクアップ信号の範囲を拡大する少なくとも1つのパラメータを備えた第1のノードによって単一のウェイクアップ信号を送信することを含む。 少なくとも第2のノードで第1のノードからウェイクアップ信号を受信し、それに応答して、第2のノードがウェイクアップ状態に入る。 そして、第2のノードがウェイクアップ状態に入るのに応答して、第2のノードがより高い消費電力の受信機に切り替わって同期メッセージを受信する前に、ウェイクアップ信号を再ブロードキャストして他のノードをウェイクアップする。 第1のノードは、ビットレート(より低いビットレート)、チップレート(スペクトラム拡散変調のためのより高いチップレート)、および帯域幅の1つまたは複数を調整することによって、送信するウェイクアップ信号の処理ゲインを増加させることができる。) 上記記載によれば,引用文献4には,次の技術的事項が記載されていると認められる。 「第2のノードで第1のノードからウェイクアップ信号を受信し、第2のノードがウェイクアップ信号を再ブロードキャストして他のノードをウェイクアップする。」 5 引用文献5について 当審拒絶理由で引用され、本願優先日前に公開された特開2013-51696号公報(以下,「引用文献5」という。)には,図面とともに以下の事項が記載されている。(なお,下線は当審で付与した。) (1)「【0083】 図17は、第2の実施形態に係る無線通信基地局101が周波数チャネルch.1でBeaconを送信する際に周波数チャネルch.2の情報として802.11a/nを用いることを通知するとともに、ch.2で802.11aを用いる際に対応する伝送レートと、802.11nを用いる際に対応する変調符号化方式(Modulation and Coding Scheme; MCS)を通知することを説明する図である。」 (2)「【0085】 802.11nとして規定されているMCSと20MHzチャネル帯域時の伝送レートの関係は図19のようになっている(全てを記載しておらず、MCSインデックス9より後は省略してある)。各MCSはMCSインデックス(Index)で区別されており、無線通信端末(無線通信基地局を含む)はどのMCSを送信できるか、どのMCSを受信できるか、をSupported MCS Setフィールドで示す。Supported MCS SetフィールドはAssociationプロセスで交換するフレーム(Association Request、Association Response)のFrame Bodyフィールドに入れて相手端末(無線通信基地局も含む)に通知される。また無線通信基地局はどのMCSを受信できるか、どのMCSを送信できるかを無線通信端末に知らせるためにSupported MCS SetフィールドはBeaconフレームおよびProbe Responseフレームにも入れられる。またBSSとしてどのMCSをサポートするか(即ち、送受信できなくてはならないか)を802.11nではBeaconフレームおよびProbe ResponseフレームにBasic MCS Setフィールドとして入れて示す。802.11nではMCSと伝送レートの関係は802.11aのように一意ではなく、チャネル帯域(20MHzが必須、40MHzはオプション)の情報を加えることによって伝送レートが得られる。ch.2において802.11nで用いるSupported MCS SetフィールドとBasic MCS Setフィールドの情報をch.1のBeaconでch.2で802.11nを用いることができると報知する際に合わせて報知する。上述したようにch. 2でのチャネル帯域幅に関する情報もch.1のBeaconなどで通知することにより、あるいはch.2のチャネル識別子で一意に決まっているなどにより、把握することができれば、無線通信基地局101がch.2で802.11nを用いて送受信する際に用いることができる伝送レートを無線通信端末201は予めch.1で把握することができる。」 (3)図19として以下の図が記載されている。 「 [図:0001381856000003.jpg] 」 引用文献5の上記記載,及び通信分野における技術常識を考慮すると,次のことがいえる。 ア 上記「(1)」の「無線通信基地局101が・・・(中略)・・・変調符号化方式(Modulation and Coding Scheme; MCS)を通知する」との記載において,通知先が無線通信端末であることは明らかであるから,無線通信端末は,無線通信基地局から変調符号化方式(MCS)が通知されることが記載されているといえる。 イ 上記「(2)」の「各MCSはMCSインデックス(Index)で区別されており」と記載されている。また「MCS・・・(中略)・・・は図19のようになっている」と記載され,上記「(3)」の図19には,MCSインデックスには変調方式および符号化率が対応付けされることが示されているから,各MCSはMCSインデックスによって区別され,MCSインデックスには変調方式および符号化率が対応付けされるものといえる。 したがって,上記「ア」及び「イ」を総合すると,引用文献5には,次の技術的事項が記載されていると認められる。 「無線通信端末は,変調符号化方式(MCS)が通知されるものであって,各MCSはMCSインデックスによって区別され,前記MCSインデックスには変調方式および符号化率が対応付けされる。」 6 引用文献6について 当審拒絶理由で引用され、本願優先日前に公開された特表2009-537111号公報(以下,「引用文献6」という。)には,図面とともに以下の事項が記載されている。(なお,下線は当審で付与した。) (1)「【0006】 良好な直線性性能及びより高い受信信号対雑音比(SNR)を実現するために受信器を操作する技術が(私は、電力消費が本特許の主題とは考えていない)、本明細書で説明される。この受信器は、1またはそれ以上の回路ブロック、例えば個別の利得状態群を有する低雑音増幅器(LNA)を含む。利得状態はスイッチポイントに基づいて選択され、各スイッチポイントは、ある利得状態から他の利得状態へと切り替える特定の受信信号レベルを表している。 【0007】 一実施形態では、スイッチポイントは、チャネル条件に基づいて動的に選択される。この実施形態では、受信器により観測されるチャネル状態が判断され、また複数の利得状態に対するスイッチポイントが、チャネル状態に基づいて選択される。これらの利得状態は、次に、使用するために選択されたスイッチポイントに従って選択される。」 (2)「【0012】 図1は、ワイヤレス機器100内の受信器110のブロック図を示す。ワイヤレス機器100は、移動局、ユーザ装置、ユーザ端末、加入者装置、ハンドセット、又は他の専門用語で呼ばれる。ワイヤレス機器100は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、携帯端末、等である。 【0013】 受信器110内では、低雑音増幅器(LNA)120が受信された無線周波数(RF)信号を個別の利得で増幅し、増幅されたRF信号を提供する。一実施形態では、LNA120はそれぞれ異なる利得に対応する複数(M個)の利得状態を有する。M個の利得状態の1つが、以下に説明するように選択される。帯域通過フイルタ122が増幅されたRF信号をフィルタリングし、調整されたRF信号をもたらす。帯域通過フィルタ122は、関心のある周波数帯域(例えば、セルラ帯域又はPCS帯域)の信号成分を通過させ、帯域外の雑音及び望ましくない信号成分を除去する。帯域通過フィルタ122は、弾性表面波(SAW)フィルタ又はある他のタイプのフィルタであり得る。」 (3)「【0036】 図3Aは、図1のLNA120の一実施形態であるLNA120のブロック図を示す。本実施形態では、LNA120aは縦続接続されたM段階のステージ310a?310mを含む。第1のステージ310aはRF信号を受信し、最後のLNAステージ310mは増幅されたRF信号を提供する。各LNAステージ310はそれぞれのLNAステージに並列に接続されたスイッチ312を有している。利得制御ユニット330aはスイッチ312a?312mに対する制御を生成する。各スイッチ312は、その制御に基づいて閉じられ、または開けられる。バイアス制御ユニット332aはステージ310a?310mに対するバイアス電流を生成する。利得制御ユニット330a及びバイアス制御ユニット332aは、図1のLNA制御ユニット144の一実施形態である。 【0037】 各LNAステージ310は特定の利得を提供する。M段階のステージ310a?310mは、同じ又は異なる利得を提供する。一実施形態では、LNAステージの異なる組み合わせを可能とすることにより、LNA120a用にM段階の利得ステージが得られる。例えば、第1のステージ310aを有効にし且つ残りのステージ310b?310mをバイパスすることにより最も低い利得状態GMが得られ、2番目に低い利得状態GM?1は、LNAステージ310a及び310bを有効にし且つ残りのLNAステージをバイパスすることにより得られ、また最も高い利得状態G1は、M段階のステージ310a?310m全てを有効にすることにより得られる。LNAステージは、このLNAステージにバイアス電流を供給し、そして、このLNAステージに並列に接続されているスイッチを開にすることにより有効にされる。反対に、LNAステージは、このLNAステージにバイアス電流を供給せず、且つこのLNAステージに並列に接続されているスイッチを閉にすることによりバイパスされる。個別の利得状態は、同様に、他の方法でLNAステージを有効及びバイパスすることにより得ることができる。」 引用文献6の上記記載,及び通信分野における技術常識を考慮すると,次のことがいえる。 ア 上記「(2)」の段落【0012】の「ワイヤレス機器100内の受信器110」との記載,段落【0013】の「受信器110内では、低雑音増幅器(LNA)120が受信された無線周波数(RF)信号を個別の利得で増幅し、増幅されたRF信号を提供する。」との記載によれば,ワイヤレス機器は受信器を含み,受信機は低雑音増幅器(LNA)を含むといえる。 イ 上記「(1)」の段落【0006】の「受信器は、・・・(中略)・・・利得状態群を有する低雑音増幅器(LNA)を含む。利得状態はスイッチポイントに基づいて選択され、」との記載によれば,受信器は、利得状態群を有する低雑音増幅器(LNA)を含み,利得状態はスイッチポイントに基づいて選択されるといえる。 ウ 上記「(3)」の段落【0036】の「LNA120aは縦続接続されたM段階のステージ310a?310mを含む。・・・(中略)・・・各LNAステージ310はそれぞれのLNAステージに並列に接続されたスイッチ312を有している。・・・(中略)・・・各スイッチ312は、その制御に基づいて閉じられ、または開けられる。」との記載,段落【0037】の「LNAステージの異なる組み合わせを可能とすることにより、LNA120a用にM段階の利得ステージが得られる。」との記載によれば,LNAは縦続接続されたM段階のステージを含み,各LNAステージはそれぞれのLNAステージに並列に接続されたスイッチ312を有し,各スイッチ312は、その制御に基づいて閉じられ、または開けられることで,LNAステージの異なる組み合わせを可能とすることにより、M段階の利得ステージが得られるといえる。 エ ここで,上記「(1)」の段落【0006】に記載された「スイッチポイント」と,上記「(3)」の段落【0036】に記載された「スイッチ」は同じものを表し,上記段落【0006】の「利得状態はスイッチポイントに基づいて選択され、」との記載の具体例が,段落【0036】の「各LNAステージ310はそれぞれのLNAステージに並列に接続されたスイッチ312を有している。・・・(中略)・・・各スイッチ312は、その制御に基づいて閉じられ、または開けられる。」,及び段落【0037】の「LNAステージの異なる組み合わせを可能とすることにより、LNA120a用にM段階の利得ステージが得られる。」であることが明らかである。そうすると,上記「イ」及び「ウ」を総合すると,LNAは縦続接続されたM段階のステージを含み,各LNAステージはそれぞれのLNAステージに並列に接続されたスイッチポイントを有し,利得状態をスイッチポイントに基づいて選択するにあたり、各スイッチポイントは、その制御に基づいて閉じられ、または開けられることで,LNAステージの異なる組み合わせを可能とすることにより、M段階の利得ステージが得られるものといえる。 したがって,上記「ア」及び「エ」を総合すると,引用文献6には,次の技術的事項が記載されていると認められる。 「ワイヤレス機器は受信機を含み,受信器は利得状態群を有する低雑音増幅器(LNA)を含み,LNAは縦続接続されたM段階のステージを含み,各LNAステージはそれぞれのLNAステージに並列に接続されたスイッチポイントを有し,利得状態をスイッチポイントに基づいて選択するにあたり、各スイッチポイントは、その制御に基づいて閉じられ、または開けられることで,LNAステージの異なる組み合わせを可能とすることにより、M段階の利得ステージが得られる。」 第6 対比及び判断 1 本願発明1について (1)対比 本願発明1と引用発明とを対比すると,次のことがいえる。 ア 引用発明における「トランシーバ214」は,通信機能を有する部分といえるから,本願発明1の「通信モジュール」に含まれる。 イ 引用発明における「トランシーバ214がワイヤレス信号をアクティブに受信または送信しないスリープモード」では,ワイヤレス信号を受信または送信しないのであるから,通信するように動作可能ではないといえる。そうすると,引用発明の「トランシーバ214がワイヤレス信号をアクティブに受信または送信しないスリープモード」は,本願発明1の「通信モジュールが通信するように動作可能ではないスリープ・モード」に含まれる。 ウ 引用発明における「トランシーバ214がワイヤレス信号をアクティブに受信および送信するアクティブモード」では,ワイヤレス信号を受信および送信するのであるから,通信するように動作可能であるといえる。そうすると,引用発明の「トランシーバ214がワイヤレス信号をアクティブに受信および送信するアクティブモード」は,本願発明1の「通信モジュールが通信するように動作可能であるアクティブ・モード」に含まれる。 エ 上記「ア」ないし「ウ」で説示したとおりであるから,引用発明の「トランシーバ214がワイヤレス信号をアクティブに受信または送信しないスリープモードと,トランシーバ214がワイヤレス信号をアクティブに受信および送信するアクティブモードとの間で切り替えるように構成されるトランシーバ214」は,本願発明1の「通信モジュールが通信するように動作可能ではないスリープ・モードと、前記通信モジュールが通信するように動作可能であるアクティブ・モードとの間で切り替えるように構成された前記通信モジュール」に含まれる。 オ 引用発明は「ウェイクアップ信号を検出することに応じて,トランシーバ214をアクティベート,すなわちトランシーバ214をオンにする、あるいは電源を入れ,トランシーバ214を介して通信を送信および受信する」ものである。ここで,「アクティベート」とは「トランシーバ214をオンにする、あるいは電源を入れ,トランシーバ214を介して通信を送信および受信する」ものであるから,「ウェイクアップ信号を検出する」以前は「トランシーバ214」はオフである,あるいは電源を入れる前であって,通信を送信および受信することができない状態,すなわち「スリープモード」の状態であるといえる。そして,「アクティベート」によって,「通信を送信および受信する」状態,すなわち「アクティブモード」への切り替えが開始されるといえる。そうすると,引用発明の「ウェイクアップ信号を検出することに応じて,トランシーバ214をアクティベート,すなわちトランシーバ214をオンにする、あるいは電源を入れ,トランシーバ214を介して通信を送信および受信する」ことは,本願発明1の「ウェイクアップ信号の検出に基づいて、前記スリープ・モードから前記アクティブ・モードへの前記通信モジュールの切り替えを開始する」ことに含まれる。 そして,引用発明の「ウェイクアップ回路」は,上記動作を行うよう構成されたものであるから,本願発明1の「構成可能補助レシーバ」に含まれる。 よって,引用発明の「ウェイクアップ信号を検出することに応じて,トランシーバ214をアクティベート,すなわちトランシーバ214をオンにする、あるいは電源を入れ,トランシーバ214を介して通信を送信および受信するように構成された低電力受信機228を有するウェイクアップ回路」は,本願発明1の「ウェイクアップ信号の検出に基づいて、前記スリープ・モードから前記アクティブ・モードへの前記通信モジュールの切り替えを開始するように構成された構成可能補助レシーバ」に含まれる。 カ 引用発明の「復調器および検出器ユニット1206」は「検出器」を含むものであるから,本願発明1の「検出器」と引用発明の「復調器および検出器ユニット1206」は「検出器」である点で共通する。また,引用発明の「復調器および検出器ユニット1206」は「拡散および符号化された情報の復号を行う」ものであるから,本願発明1の「符号化信号を復号するように構成されたデコーダ」と引用発明の「復調器および検出器ユニット1206」は,「符号化信号を復号するように構成されたデコーダ」である点で共通する。 そして,引用発明の「復調器および検出器ユニット1206」は「低電力受信機228」が備えるものであるから,「拡散および符号化された信号」が「低電力受信機228」において受信されるものであることは明らかである。 よって,本願発明1の「構成可能補助レシーバ」が、「前記構成可能補助レシーバにおいて受信される信号を増幅するように構成された低雑音増幅器(LNA)と、前記構成可能補助レシーバにおいて受信される符号化信号を推定するように構成された検出器と、前記構成可能補助レシーバにおいて受信される前記符号化信号を復号するように構成されたデコーダとを備えている」ことと,引用発明の「ウェイクアップ回路」が有する「低電力受信機228」において受信される「拡散および符号化された情報の復号を行う復調器および検出器ユニット1206を備える」ことは,「構成可能補助レシーバ」が、「検出器と、前記構成可能補助レシーバにおいて受信される前記符号化信号を復号するように構成されたデコーダとを備えている」点で共通する。 キ 上記「オ」及び「カ」で説示したことを考慮すれば,本願発明1の「ウェイクアップ信号の検出に基づいて、スリープ・モードからアクティブ・モードへの通信モジュールの切り替えを開始するように構成された構成可能補助レシーバであって、前記構成可能補助レシーバは、前記構成可能補助レシーバにおいて受信される信号を増幅するように構成された低雑音増幅器(LNA)と、前記構成可能補助レシーバにおいて受信される符号化信号を推定するように構成された検出器と、前記構成可能補助レシーバにおいて受信される前記符号化信号を復号するように構成されたデコーダとを備えている、構成可能補助レシーバ」と,引用発明の「ウェイクアップ信号を検出することに応じて,トランシーバ214をアクティベート,すなわちトランシーバ214をオンにする、あるいは電源を入れ,トランシーバ214を介して通信を送信および受信するように構成された低電力受信機228を有するウェイクアップ回路」であって,「低電力受信機228は拡散および符号化された情報の復号を行う復調器および検出器ユニット1206を備える」「低電力受信機228」は,「ウェイクアップ信号の検出に基づいて、スリープ・モードからアクティブ・モードへの通信モジュールの切り替えを開始するように構成された構成可能補助レシーバであって、前記構成可能補助レシーバは、検出器と、前記構成可能補助レシーバにおいて受信される前記符号化信号を復号するように構成されたデコーダとを備えている、構成可能補助レシーバ」である点で共通する。 ク 引用発明の「プロセッサ204」は,本願発明1の「制御装置」に含まれる。 ケ 引用発明の「低電力受信機STA106e」は「ワイヤレス信号をアクティブに受信または送信しないスリープモード」に切り替えることができる,すなわちエネルギーを制限することができる低電力な受信機であって,「ワイヤレス信号」を受信および送信するものであるから,本願発明1の「エネルギー制限されたワイヤレス・ノード」に含まれる。 そして,引用発明の「トランシーバ214と,」「ウェイクアップ回路と,」「プロセッサ204とを備える」「低電力受信機STA106e」は,本願発明1の「通信モジュールと、」「構成可能補助レシーバと、」「制御装置とを備えるエネルギー制限されたワイヤレス・ノード」に含まれる。 コ 引用発明の「AP104」は,「低電力受信機STA106e」とは異なるノードであることは明らかであるから,本願発明の「エネルギー制限されたワイヤレス・ノードとは異なるノード」に相当し,「AP104」が制御装置を備えることは技術常識である。 また,引用発明の「拡散および符号化のパラメータ」は「低電力受信機228を有するウェイクアップ回路」が備える「復調器および検出器ユニット1206」のための情報といえ,当該情報は「拡散および符号化のパラメータをネゴシエーションする」際に,「AP104」から「復調器および検出器ユニット1206」を備える「低電力受信機STA106e」の「プロセッサ204」によって受信されることは明らかである。 してみれば,本願発明1の「構成情報」と引用発明の「拡散および符号化のパラメータ」は「情報」である点で共通するものといえるから,本願発明1の「構成可能補助レシーバのための前記補助レシーバ構成を示す構成情報を受信」することと,引用発明の「プロセッサ204がAP104と低電力受信機228が備える復調器および検出器ユニット1206が用いる拡散および符号化のパラメータをネゴシエーションする」ことは,「構成可能補助レシーバのための情報を受信」する点で共通する。 以上のことから,本願発明1の「制御装置が、エネルギー制限されたワイヤレス・ノードとは異なるノードにおける制御装置から、構成可能補助レシーバのための補助レシーバ構成を示す構成情報を受信」することと、引用発明の「プロセッサ204」が「AP104と低電力受信機228が備える復調器および検出器ユニット1206が用いる拡散および符号化のパラメータをネゴシエーションする」ことは,本願発明1の「制御装置が、エネルギー制限されたワイヤレス・ノードとは異なるノードにおける制御装置から、構成可能補助レシーバのための情報を受信」する点で共通する。 したがって,上記「ア」ないし「コ」を総合すれば,本願発明1と引用発明は,以下の点で一致し,また相違する。 <一致点> 「 通信モジュールが通信するように動作可能ではないスリープ・モードと、前記通信モジュールが通信するように動作可能であるアクティブ・モードとの間で切り替えるように構成された前記通信モジュールと、 ウェイクアップ信号の検出に基づいて、前記スリープ・モードから前記アクティブ・モードへの前記通信モジュールの切り替えを開始するように構成された構成可能補助レシーバであって、前記構成可能補助レシーバは、検出器と、前記構成可能補助レシーバにおいて受信される前記符号化信号を復号するように構成されたデコーダとを備えている、構成可能補助レシーバと、 制御装置とを備えるエネルギー制限されたワイヤレス・ノードであって、 前記制御装置が、前記エネルギー制限されたワイヤレス・ノードとは異なるノードにおける制御装置から、前記構成可能補助レシーバのための情報を受信する、エネルギー制限されたワイヤレス・ノード。」 <相違点1> 本願発明1の「構成可能補助レシーバ」が「構成可能補助レシーバにおいて受信される信号を増幅するように構成された低雑音増幅器(LNA)」を備え,「検出器」が「構成可能補助レシーバにおいて受信される符号化信号を推定するように構成された」ものであるのに対し,引用発明の「ウェイクアップ回路」が有する「低電力受信機228」は「拡散および符号化された情報の復号を行う復調器および検出器ユニット1206を備える」ものであって,本願発明1の前記発明特定事項が特定されていない点。 <相違点2> 本願発明1の「制御装置」が「補助レシーバ構成を使用して動作するよう前記構成可能補助レシーバの構成を制御するように構成された」ものであって,「前記補助レシーバ構成は、前記LNAについての構成表示、または前記検出器および前記デコーダについての検出および復号のアルゴリズムについての表示のうちの少なくとも一方を含む」のに対し、引用発明の「プロセッサ204」は「ウェイクアップ回路」が有する「低電力受信機228が備える復調器および検出器ユニット1206が用いる拡散および符号化のパラメータをネゴシエーションする」ものであって,本願発明1の前記発明特定事項が特定されていない点。 <相違点3> 本願発明1の「制御装置」が「前記補助レシーバ構成を使用して動作するよう前記構成可能補助レシーバの構成を制御するため、」「前記補助レシーバ構成を示す構成」情報を受信し、「かつ前記補助レシーバ構成を用いて前記構成可能補助レシーバを動作するように構成する構成制御情報を前記構成可能補助レシーバに提供」するのに対し,引用発明の「プロセッサ204」は「AP104と前記低電力受信機228が備える前記復調器および検出器ユニット1206が用いる拡散および符号化のパラメータをネゴシエーションする」ものであって,本願発明1の前記発明特定事項が特定されていない点。 <相違点4> 本願発明の「構成可能補助レシーバ」が「前記構成可能補助レシーバにおいて受信される信号を取り扱うために検出器が使用されるか否かを制御するように構成されたスイッチ・ブロックをさらに備え」るのに対し,引用発明の「ウェイクアップ回路」が有する「低電力受信機228」では,当該発明特定事項が特定されていない点。 (2)相違点についての判断 上記相違点について検討するにあたり,事案に鑑みて,上記相違点4について先に検討する。 上記「第5」の「2」に説示したとおり,引用文献2には「ウェイクアップ型無線装置は,ウェイクアップ信号を受信し,可変利得LNAに出力し,該可変利得LNAは、受信信号を利得制御信号に応じた利得により増幅し,ウェイクアップ信号を受信専用の受信部により検出した後、通信用無線部への電源供給を開始する。」という技術的事項,上記「3」に説示したとおり,引用文献3には「無線通信装置はLNAと,該LNAのバイパス経路を含み,該バイパス経路はバイパススイッチを含む。」という技術的事項,上記「4」に説示したとおり,引用文献4には「第2のノードで第1のノードからウェイクアップ信号を受信し、第2のノードがウェイクアップ信号を再ブロードキャストして他のノードをウェイクアップする。」という技術的事項,上記「5」に説示したとおり,引用文献5には「無線通信端末は,変調符号化方式(MCS)が通知されるものであって,各MCSはMCSインデックスによって区別され,前記MCSインデックスには変調方式および符号化率が対応付けされる。」という技術的事項,及び上記「6」に説示したとおり,引用文献6には「ワイヤレス機器は受信機を備え,受信器は利得状態群を有する低雑音増幅器(LNA)を備え,LNAは縦続接続されたM段階のステージを含み,各LNAステージはそれぞれのLNAステージに並列に接続されたスイッチポイントを有し,利得状態をスイッチポイントに基づいて選択するにあたり、各スイッチポイントは、その制御に基づいて閉じられ、または開けられることで,LNAステージの異なる組み合わせを可能とすることにより、M段階の利得ステージが得られる。」という技術的事項が記載されている。 しかしながら,上記相違点4に係る「構成可能補助レシーバ」が「前記構成可能補助レシーバにおいて受信される信号を取り扱うために検出器が使用されるか否かを制御するように構成されたスイッチ・ブロックをさらに備え」るという発明特定事項は,上記引用文献2ないし6には記載も示唆もされておらず,また当該技術分野における周知技術であるともいえない。 よって,引用発明において,本願発明1の「構成可能補助レシーバ」に含まれる「低電力受信機228」を,上記相違点4に係る「前記構成可能補助レシーバにおいて受信される信号を取り扱うために検出器が使用されるか否かを制御するように構成されたスイッチ・ブロックをさらに備え」るものとすることは,当業者といえども,容易に想到し得たとはいえない。 したがって,上記相違点1ないし3について判断するまでもなく,本願発明1は,当業者であっても,引用発明並びに引用文献2ないし6に記載された技術的事項に基いて容易に発明をすることができたものとはいえない。 2 本願発明2ないし19について 本願発明2ないし19は,本願発明1の発明特定事項を全て備えるものであるから,り,本願発明1と同じ理由により,当業者であっても引用発明並びに引用文献2ないし6に記載された技術的事項に基いて容易に発明をすることができたものとはいえない。 第7 原査定についての判断 令和3年9月15日にされた手続補正により,本願発明1ないし19は,いずれも「構成可能補助レシーバ」が「前記構成可能補助レシーバにおいて受信される信号を取り扱うために検出器が使用されるか否かを制御するように構成されたスイッチ・ブロックをさらに備え」るという発明特定事項を備えるものとなっている。してみれば,上記「第6」の「1」及び「2」で説示したとおりであって,当業者であっても,引用文献1に記載された発明並びに引用文献2ないし4に記載された技術的事項に基いて容易に発明をすることができたものであるとはいえない。 したがって,原査定の理由を維持することはできない。 第8 当審拒絶理由についての判断 1.特許法第29条第2項(進歩性)について 令和3年9月15日にされた手続補正により,本願発明1ないし19は,いずれも「構成可能補助レシーバ」が「前記構成可能補助レシーバにおいて受信される信号を取り扱うために検出器が使用されるか否かを制御するように構成されたスイッチ・ブロックをさらに備え」るという発明特定事項を備えるものとなっている。してみれば,上記「第6」の「1」及び「2」で説示したとおりであって,当業者であっても,引用文献1に記載された発明並びに引用文献4ないし6に記載された技術的事項に基いて容易に発明をすることができたものであるとはいえない。 したがって,この拒絶の理由は解消した。 2.特許法第36条第6項第1号(サポート要件),及び特許法第36条第6項第2号(明確性)について (1)令和3年9月15日にされた手続補正により,「前記補助レシーバ構成を用いて前記構成可能補助レシーバの構成を動作するように制御するため、」との記載が「前記補助レシーバ構成を使用して動作するよう前記構成可能補助レシーバの構成を制御するようため、」(下線は,補正箇所を示す。)と補正されたことにより,この拒絶の理由は解消した。 (2)令和3年9月15日にされた手続補正により,「前記制御装置が、前記構成可能補助レシーバのための前記補助レシーバ構成を示す構成情報を送信し、かつ前記補助レシーバ構成を用いて前記構成可能補助レシーバを動作するように構成する構成制御情報を前記構成可能補助レシーバに提供する、」との記載が,本願の明細書の段落[0012],[0022]及び図1に基づいて「前記制御装置が、前記エネルギー制限されたワイヤレス・ノードとは異なるノードにおける制御装置から、前記構成可能補助レシーバのための前記補助レシーバ構成を示す構成情報を受信し、かつ前記補助レシーバ構成を用いて前記構成可能補助レシーバを動作するように構成する構成制御情報を前記構成可能補助レシーバに提供し、」(下線は,補正箇所を示す。)と補正されたことにより,この拒絶の理由は解消した。 第9 むすび 以上のとおり,原査定の理由によっては,本願を拒絶することはできない。 また,他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって,結論のとおり審決する。

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2019-010278

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