商標拒絶査定不服審判
2022-019057
コウベドー、コーベドー、コーベ
- 審判番号
- 2022-019057
- 法域
- 商標
- 審判種別
- 拒絶査定不服審判(拒絶査定不服の審決)
- 出願番号
- 商願2022-067964
- 請求日
- 2022年11月28日
- 審決日
- 2023年12月20日
- 公報発行日
- 2024年01月26日
- 結論
- 原査定取消(特許/登録すべき)
- 当事者
- 【請求人】株式会社メタストリーム
- 【請求人代理人】古岩 信嗣
- 【請求人代理人】古岩 信幸
- 審判長/審判官
- 審判長 大橋 良成
- 審判官 阿曾 裕樹
- 審判官 吉沢 恵美子
- 分類
- T18 .16 -WY (W30)
- 根拠条文(結論部分から自動抽出・参考)
- 商標法3条1項6号
- 条文(本文から自動抽出・参考)
- 商標法第3条第1項第6号
- データ出所
- 審決公報(XML)
事件の表示
商願2022-67964拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。
結論
結 論
原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。
理由
理 由
1 本願商標及び手続の経緯
本願商標は、「コウベ堂」の文字を標準文字で表してなり、第30類「茶,コーヒー,ココア,菓子(果物・野菜・豆類又はナッツを主原料とするものを除く。),パン,サンドイッチ,中華まんじゅう,ハンバーガー,ピザ,ホットドッグ,ミートパイ,調味料,香辛料,アイスクリームのもと,シャーベットのもと,コーヒー豆,穀物の加工品,チョコレートスプレッド,ぎょうざ,しゅうまい,すし,たこ焼き,弁当,ラビオリ,イーストパウダー,こうじ,酵母,ベーキングパウダー,即席菓子のもと,パスタソース」を指定商品として、令和4年6月14日に登録出願されたものである。
原審では、令和4年9月20日付けで拒絶理由の通知、同月30日付けで意見書の提出、同年11月10日付けで拒絶査定されたもので、これに対して同年11月28日に本件拒絶査定不服審判が請求されている。
2 原査定の拒絶の理由
本願商標は「コウベ堂」の文字を標準文字で表してなるが、その構成中の「コウベ」の文字部分は、「兵庫県南東部、大阪湾に面する市。県庁所在地である神戸市」をカタカナ表記したものと容易に認識されるものであり、また、「堂」の文字部分は、商店の商号や屋号に慣用的に付される文字であるから、本願商標は全体として、ありふれた店名である「コウベ堂」程度の意味が認識される。
そうとすると、本願商標をその指定商品に使用するときは、「ありふれた店名であるコウベ堂で製造又は販売される商品」ほどの意味合いを理解させるにとどまり、何人かの業務に係る商品であるかを認識することができない。
したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第6号に該当する。
3 当審の判断
本願商標は、「コウベ堂」の文字を標準文字で表してなるところ、その構成文字は、同じ大きさ及び書体で、間隔なく、横一列でまとまりよく配置されているため、全体で一連一体の語を表してなると看取できる。
そして、本願商標の構成中、「コウベ」の片仮名部分は「兵庫県南東部、大阪湾に面する市。」の意味を有する「神戸」や「かしら。あたま。くび。」の意味を有する「頭」などの複数の語に通じ得るもので、また、「堂」の文字部分は、「衆人の集まる建物」の意味を有する語(参照:「広辞苑 第7版」岩波書店)であるから、構成文字全体として具体的な意味合いを有する語を表してなるとは直ちに認識できず、各語の語義を結合して連想される意味合いも複数あり、具体性を欠く。
また、仮に、「コウベ」の文字が、地名としての「神戸」を想起させるとしても、当審において職権をもって調査したところ、本願商標の指定商品を取り扱う業界において、「地名を片仮名で表記した語」と「堂」の文字とを結合して表記することは一般的とは言えず、「コウベ堂」の文字が、原審指摘のようなありふれた店名として取引上一般的に使用されている事実も発見できなかった。さらに、本願商標に接する取引者、需要者が、当該文字を何人かの業務に係る商品であることを認識できないというべき事情も発見できなかった。
そうすると、本願商標は、需要者が何人かの業務に係る商品であることを認識することができない商標とはいえない。
したがって、本願商標が商標法第3条第1項第6号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決本文(J-PlatPat)
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